飯の時間だ


「お待ちどうネー料理を届けに来たネー」


あっ助けが来た!今俺は関節技を仕掛けられています!頼む助けてくれ!俺はまだ死にたくないのだ助けてくれ!こんな場所で死んでたまるかってんだクソォ!ちょっと待ってあっマジで首痛い痛い!


「オー……お楽しみネー?」


「違う助けてくれ!殺されるかもしれない!」


「おファックデス!」


「丁寧に言えば何とでもなる訳じゃねぇぞ!」


「と言うか関節技ってどう外すネー?」


~三分後~


「いやホント悪かったって……」


「まぁ……いいデス……次からは普通にゲームしてもらいマスからね!」


「分かってる……」


「うーん……イチャラブするなら人目のない所でお願いネー焼いちゃいそうネー」


イチャラブって……そんなねぇ?してないよなぁ?ルーもそう思うってお前はなんで頬を赤らめてんだお前。心当たりがあるのか?俺には少なくともそんなものは無い。……と思っているけどね?


「じゃ、お代は受け取ったから帰るネー」


「じゃあまた」


さてと……ようやく届いた届いた。熱々で旨そうですね、早速食べましょ食べましょ。ここの店は大体旨いから安心していいぞ!でも毎回言いたいけどあの店いつもガラガラだからなぁ。


「コショウいるか?」


「ハイ」


「ほれよ」


焼き飯と炒飯って何が違うの?って言われるとだな、正直に言ってほとんど分からん。俺的に言えばグリーンピースくんがあるかないかの話だけだ。値段も変わらんから特に気にしなくて結構だ。しかしこの店の焼き飯は旨い。焼き飯と言えばパラパラ触感をイメージするだろうがこの店の焼き飯は少ししっとりしている。


「んー!旨いデース!」


具もしっかり入っていて食べ応えがあり、なおかつこれを頼むと中華スープが付いてくる。これが本当に旨いんだマジで……これだけで金取れるよホント。そして餃子だ。この店の餃子は肉がぎっしり詰まっている焼き餃子とあっさり美味しい水餃子の二種類があるんだがどちらも旨い。特に水餃子は一旦スープの中で分解して飲むと最高なんだこれが……!


「炒飯もベリーグッドデース!これなら普通に頼んだ方がよかったデス……」


オレンジチキン……こいつは中々ヤバいぜ。オレンジチキンって言うとアメリカ系チャイニーズのメインディッシュみたいなもんだがこの店のオレンジチキンは甘辛のソースが丁寧に絡んでしっかり味が付いている。これ一品でも十分満足できる量だしな。ラーメンも旨いんだがこの店、いかんせん米系の料理がそれ以上に旨いのがな……


「おまけでフォーチュンクッキーが付いてマスね」


ちなみにここのフォーチュンクッキーはおまけにしちゃなんか美味しいんだよね、ミルキーでサクサク触感、デザートにゃ物足りないけどなんか好きなんだよなコレ……美味しいかと言われるとちょっとアレだけど。


「フー……美味しかったデース!」


「ごちそうさまでした……っと」


しかし考えてみれば俺午前十一時から午後五時までゲームしてたのか……まぁいいか。気にする事でもないからな!それに一回午前八時から午後十時くらいまでやったこともあるし……うん問題ないな!

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