婚約破棄された聖女ですが、これからはお金をたくさん払ってくれる人だけ守ります。 貧乏人が今更助けてくれと言われてももう遅い。助けません。死ね
なんでどいつもこいつも主の言うことを聞きやしないんでしょうか。 舐められてますね。優しくしすぎましたね。 制裁加えてあげましょうかね家来達に
なんでどいつもこいつも主の言うことを聞きやしないんでしょうか。 舐められてますね。優しくしすぎましたね。 制裁加えてあげましょうかね家来達に
ベセント:「武勲武勲。武勲とは数。何より討ち取った数だ」
ベセントは囲まれているラムインに気も付かず数を討ち取ろうとばかりしています。
ベセントも困ったものですね。
周囲を戦場をよく見て動きなさいといつもいつもいつもいつも言ってるんですが。
どうしてベセントはこう武勲にばかり魅入られているのでしょうか。
ジョゼット:「ベセント。ラムインを助けなさい。ラムインが囲まれているのよ」
ベセント:「はぁー。やれやれ、仕方ないな。やる気でないな。
まったく、ラムインは仕方ないやつだな。主からの忠告はちゃんと聴くものだぞ。
しかし下がってきたな」
よく人の事を言えますねベセントは。
ベセント:「それで、ラムインを助けてどれだけの武勲が得られるのだろうか。
あぁ、なんだかやる気でない。
武勲ってさ、主の望み通りに動いて得られるものかな。
やっぱり殺した数で得られるものじゃないかな武勲って。
主の望み通り動いて得た武勲ってさ、それは違うんだよね」
はぁ、優しい私の我慢も限界ですが、今怒っている場合ではありません。
ジョゼット:「もういいわ。好きにしてなさい」
ベセントに命令した私も間違っていました。
ベセントは命令せず好きなようにやらせておいた方がいいのです。
家来も特性がありますから、その特性を生かすのは主である私の仕事です。
犬猫かしらこの人達。
はぁ、私は犬猫を飼ってる飼い主ではないんですよ。
ベセント:「よし、やるかぁ。上がってきたぞ。やるぞ」
ベセントが敵を次々と殺していきます。
その強さでラムイン助けるぐらい、なんでできないんでしょうかね。
教育できてない私にも問題はありますが、困ったものですね。
ジョゼット:「モソトー、ベセントを助けなさい」
モソトー:「ああ、今助けるぞラムイン」
やはりモソトーは頼りになりますね。
“一騎打ちでもタイマンでもやってやるぞ”というのは辞めなさいと言っても、改善されないのは困りますし腹立ちますが、
それでもモソトーの剣士としての強さは頼もしいです。
タイマン受けるのは辞めなさいと言ってもまったく聞きやしやがりませんが。
なんででしょう。
なんでどいつもこいつも主の言うことを聞きやしないんでしょうか。
舐められてますね。優しくしすぎましたね。
いくら私が慈悲深い慈悲深い優しい聖女だからって、流石にその慈悲深さにも優しさにも限度がありますよ。
そろそろ制裁加えてあげましょうかね家来達に。
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