第15.5話 絶縁万歳!
親に何かあった時のためということで、引っ越し先の住所を無理やり教えろと言われて教えてしまった。
そのせいで、荷物が送られてきていた。
中身はお菓子とか食品類、衣類などだった。
ついでに確認の電話も入れてきていた。
普通の家育ちの人からしたら、羨ましい、いい親だ、と思うのかもしれないが、とてつもなく気持ち悪いことだ。
いじめてきた人からのストーカー行為なのだから、悲鳴をあげる。
毒はないと思ったし、食べ物に罪はないと昔から思っているので、もらえるものはもらっとけ精神で一応もらった。
食料の足しにはなったけど、どうせなら慰謝料を振り込んで欲しかった。
モノで心は埋まらないし、傷は癒えない。
ケアにいるのは時間と必要なお金だ。
ネットにある沢山の関連動画を見れたおかげで、こんな親とはさっさと縁を切ればいいと踏ん切りをつけることができた。
「二度と物を送ってくるな、電話もかけてくるな!」
きっぱりと言い放ち、電話を切った。
実質あの親と縁を切ったのだ。とてもスッキリして、こんなに気持ちがいいのかと驚いたほどだ。
親孝行は絶縁、捨ててあげることだ。
ネットがなかったらすっぱりと絶縁できていなかったかもしれない。罪悪感や不安がつきまとい、モヤモヤしていただろう。時代に感謝である。
絶縁、それは自立の第一歩である。
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