第7話 進学先の話そのニ バイト

 家から逃げるのにいるもの、それはお金だ。

 バイトができるような精神状態ではまったくなかったが、引越し資金を稼がなくてはいけない。

 最初にやったのは向いていないコンビニのアルバイトだった。コミュニケーションを頑張ろうとでも思っていたのだと思う。当然続かずすぐに辞めた。店長さん達も、接客向いてないと最初から見抜いていたようだ。

 次は工場でライン作業をやっていた。流れてくるものにトッピングをしたり、洗い物をしたりしていた。

 精神的に長く続かず、半年ほどで辞めてしまった。

 一般の空気や幸せ育ちさんが無理だった。

 

 

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