第3話 変わり始める世界
おつかいを頼まれた僕たちはドレッシングの材料を買いに行くことにした。
仕方なく学校を出て近くのスーパーに向かった。
スーパーに向かう途中に僕が好きな一本道がある。
その道はずっとまっすぐな一本道で、道の左右に紅葉の木がずっと並んでいる。
秋なったら葉が紅蓮色になり、とても綺麗な道になる。
だから僕はこの道が好きなのだ。
「今は夏だから色が変わるのはまだだろうな。」と考えながら木を見ながら一本道を歩いていた。
一本道の出口になぜかわからないが鳥居がある。
その鳥居をくぐり抜けた瞬間、竹笛の音が聞こえた。
なんだろうと思い振り返ると空の色が夕方のようなオレンジ色になっていた。
さっきまでは昼景色だったのに鳥居を抜けるとあたりが夕方景色になっていたのだ。
隣にいる重村と坂下もとまどっており、「さっきまで昼だったよな?いったいどうなってるんだ」と話していると、また竹笛の音が聞こえた。
振り返るとひょっとこの仮面をし、お祭りの恰好をした3人組が竹笛を吹きならこっちに向かってきていた。
ぼくたちは「なんだろあれ、お祭りでもやっているのかな」と話していると、ひょっとこ3人組が急になにかを言いながらこっちへ走ってきだし、襲い掛かってきたのだ。
僕たちは必死に走ってまたさっきの一本道へ逃げた。
何かを言いながら追いかけてくるけど、あまり何を言っているのかわからない。
そして一本道を走っていると、後ろから追ってこなくなったので安心し、三人で歩きながら状況整理をしながら歩いていたら必死に走っていたからきずかなかったけど、紅葉の木の葉が紅蓮の色になっていたり、木の一本一本にちょうちんが飾られている。
「まるでお祭りのようだな」と話しながら歩いていると、なにやら人が見えてきた。
恐る恐る近づいてみると、小さな女の子を連れたお母さんがショッピングカートを押している親子がいた。
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