第14話 帰り道の呟き

文化祭の帰り道、先輩の声に振り返る。


「遅いね。クラスの?」

「はい。お化け屋敷が、最後お笑いライブになってました」

「ははっ。見たかったな」


先輩は目を細める。


「可愛かっただろうね」


ほおに手をれ微笑む貴方。

私は真っ赤になるしか出来なくて。

ズルいと小さく呟いた。

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