第33話 決断力
*小夜子 side
短い春休みが終わり、迎えた四月。私はとうとう三年生に進級してしまった。
泣いても笑ってもこれが高校最後の一年間だ。今年の夏の大会で部活動は引退になるし、その後には過酷な受験戦争が待っている。人生の大一番の一年になることは必至で、私は不安を胸にこの春を迎えた。
クラス替えは幸い仲の良い顔触れで安心した。航ちゃんと赤木くん、まーちゃんとみぽりんも一緒なお陰で不安は早々に消え失せた。
部活動の方はというと波乱の予感だ。一年生が例年より多く男女合わせて合計三〇人も入部希望者がいた。我が部は決して強豪というわけではなく、目玉になるものもこれといってないはずだ。だがインハイ全国大会出場者がいるという噂に尾鰭がついたらしく、どうやら入部希望者が多くなったらしい。私は副部長として大所帯になったこの部を引っ張っていかなければならない。それだけでもプレッシャーなのだが、一番の頭痛の種は妹の楓がその中に含まれていることだ。
今年から長崎肥前高校の生徒になったあの子は私の真似をしてバドミントン部に入部した。中学生の頃は放送部だったくせに、どうして運動部に入るつもりになったのかまるで分からない。さらに釈然としないのは二、三年生をきちんと『先輩』とつけて呼ぶくせに私のことはいつも通り『さっちゃん』と呼ぶ。当然タメ口だ。姉妹とはいえそこは分別をつけろと言いつけたのに、聞きやしない。
あぁ、悩み多き一年間になりそうだ。
*
四月の半ば、金曜日の夕刻。一年生を迎えて数日が経ったこの日、私達は部活動の練習を終え、くたくたになって帰宅した。私達というのは当然私と楓のことだ。楓は元々運動は得意だが中学校三年間は放送部に属していたため体力がなく、運動部の練習のハードさにも不慣れだ。お陰で帰り道は二人きりになると疲れただのと愚痴を溢していた。
「ただいま! お母さん、ご飯は?」
帰って早々、楓はキッチンで炊事をしていた母にそう尋ねた。
「もう出来てるわよ」
視線の先のダイニングテーブルにはサラダとメインディッシュの煮物の大皿が鎮座しており、香ばしい湯気を立てている。楓と私は目を輝かせて定位置の席に着き、着替えもせず夕食にありついた。妹の前だから澄ました顔をしていたが、私も腹ペコで限界だ。
味噌汁と白米をセルフで
煮物を楓と奪い合うようにして小皿に取る。この前までこの子も少食だったはずだが、今は怪獣のようだ。お母さんはそれが嬉しいのか、含み笑いを作りながら楓の真正面の椅子に座った。空席は私の真正面と、左側のお誕生日席。
お母さんが着席したのを皮切りに、楓が口を開いた。
「ねぇ、お母さん! 私、バドミントンの才能あるかも!」
何を言うかと思えば、才能自慢か。
楓の突拍子もない報告に私は呆れてため息も出ない。黙々とサラダにドレッシングをかけて箸を進める。お母さんは「あら、そうなの」と驚いた顔をしてきちんとリアクションをしている。
「ラケットに全然羽が当たらなかったけど、航太郎先輩がスイングを教えてくれたらビュンビュン飛んだの! これならインハイも夢じゃないよ。ね、さっちゃん!」
「そうかもね」
おめでたいな、と思ってドライに返した。ちょっとシャトルを飛ばせるようになったからといってもう選手気取りな妹を見ていると、昔の自分を思い出す。かくいう私もコツを覚えた時は自分に才能があるのではと自惚れ、しかし先輩方や他校の生徒と試合をして現実を思い知った苦い過去がある。この子も私と同じ気持ちで、同じ目に遭うのだろう。まぁ、その時は慰めてやろう、姉として。
「航ちゃん、教えるの上手だった?」
私は何気ない風を装って楓に問う。
「うん、すっごく上手だった。他の子達も一緒になって唸ってたよ。さすがは全国大会出場者だって!」
楓は我が事のように誇らしそうに答える。
航ちゃんが一年生にどう接しているかは知っている。副部長らしく下級生を気にかけ、キビキビと動いて練習を引っ張っているのをいつも見ていた。だが私が気にしているのは彼が楓に特に目を掛けているっぽいことだ。
運動部らしく下級生は基本的に呼び捨てにしているが、楓だけは『楓ちゃん』と呼んでいるし、指導する時もなんだか声が優しい気がするし、内容も微に入り細に入りな感じだ。楓もそれを分かっていてか、他の上級生には一目置いているが航ちゃんにだけは妙にフレンドリーだ。この家に何度か遊びに来たことがあるし、楓はその度に航ちゃんと話したので知らぬ間柄ではない。
航ちゃんが楓に優しく接するのは十中八九私の身内であるためだ。その気持ちは理解するが、それではかえって無分別というものだ。特別扱いは規律を乱すだろう。彼には妹だからといって特別扱いは不要だと言いつけておこう。
「それはそうと、楓はさっちゃんのこと学校では何て呼んでるの?」
お母さんが唐突に訊く。私は箸を止め、楓の表情をチラリと伺った。すると彼女はバツが悪そうに目を細めて閉口していた。
「さっちゃんって呼んでる……」
さりとて黙秘することはせず、おずおずと答えた。お母さんは呆れた様子で鼻を鳴らした。
「でも、明日からはちゃんと『冬木先輩』って呼ぶもん」
「どうだか」
苦し紛れな言い訳にしか聞こえず、私はドライにあしらった。お母さんも顔は優しげだが懐疑的な視線を注いでいる。
「本当だもん! 今日、航太郎先輩にそうするように言われたから、絶対そう呼ぶ!」
必死な弁明の意外さに私とお母さんは目をパチクリさせ、互いの顔を見合った。そして沈黙がパッと弾け、母はおかしそうにコロコロと笑う。だが私はあまり面白くない。
私も同じように分別を持って先輩呼びするよう命じたが、楓は子どものように不服を並べては受け入れなかった。だが航ちゃんから言いつけられたらあっさりと譲ってしまうことが無性に苛立たしい。楓は昔から年長者に従順で気に入られる要領の良い性格だ。彼からはきっとやんわりと促され、楓は二つ返事で聞き入れたに違いない。
だが今回のことは果たしていつものパターンなのか疑わしい。運動部は上下関係がしっかりしているから先輩の言葉に従ったと言われればそれまでだが、果たしてそれだけのことなのか。姉の彼氏だから遠慮しているのか、(有り得ないことだが)姉の顔を立てようとしたのか、それとも別な想いがあってのことか。
そんなことを思い巡らせてしてしまい、なんとなく釈然としないのだ。ただ一つ、確かなのは航ちゃんは楓に甘い。というかデレデレしてる気がする。あぁ、腹立たしい。
その時、玄関の戸が開く音がした。続いて「ただいま」と帰宅を告げる声がする。お父さんではない。聞き慣れたその声は清らかで凛々しい女性のものだ。
「「おかえり、お姉ちゃん」」
長女の柑奈お姉ちゃんがダイニングに顔を出すと、私と楓は同じタイミングで挨拶をした。
「はい、ただいま。お母さん、私のご飯あるよね?」
「あるわよ。お米とお味噌汁は自分で
昨年から一人暮らしをしている姉は時たまこうして帰ってきては夕食にありついている。
姉は間伸びした返事をしながら、しかして食器棚ではなくキッチンの冷蔵庫に向かう。そして中から何かを取り出すとそのまま私の真正面の定位置に座った。手に持っていたのはお父さんの晩酌用の缶ビールだ。プルトップを開けてプシュッと小気味の良い音を鳴らし、ゴクゴクと一気に流し込んでいく。
「お姉ちゃん、未成年なのに」
「さっちゃん、硬いこと言わないの」
姉は今年度から大学二年生だが誕生日はまだ先なので今は十九歳だ。飲酒して良い年ではないはずなのに遠慮はおくびにも出さない。お母さんも咎める様子はなく、見て見ぬ振りをして食事を続けている。
お姉ちゃんは昔から綺麗な人だ。すらっと身長が高くてスタイルが良く、長い黒髪も艶々していた。明るくて打ち解けやすいが一方で真面目な人、と思っていた。だが大学生になってからメイクをしたり髪をアッシュにしたりと急に垢抜けた。元々大人っぽかったが大学デビューを大成功させたお陰でますます大人びた印象だ。酒まで飲んでいるのでもう立派な大人なのかもしれない。
お姉ちゃんは自分の取り皿に煮物を取り終えると楓に視線を向けた。
「どうなの高校生活は? バドミントン部に入ったのよね」
お姉ちゃんに水を向けられ、楓は待ってましたと言わんばかりに口火を切った。そして先ほど私とお母さんにした話と同じことを意気揚々と語った。お姉ちゃんは笑みを交えて朗らかに相槌を打つが、多分あまり興味を持っていない。
「さっちゃんはどうなの? 彼氏とは」
楓の話がひと段落すると、続いて私に水を向けた。しかも随分とピンポイントなテーマだ。意表を突かれ、私は箸をぴたりと止めて黙り込んだ。楓は目を輝かせ、先ほどまで我関せずだった母も黙っているが内心興味深げにひっそりと視線を向けていた。
「どうっていつも通りだよ」
私は苦々しく答えた。航ちゃんのことはあまり話したくない。
以前、この姉が航ちゃんと会った時「なかなかイケメンじゃない!」と真正面から誉め、向こうもデレデレして満更でないご様子だった。まさかお姉ちゃんが航ちゃんを盗るとは思っていないが、航ちゃんが浮気しないとは言い切れない。そんな経緯があるためどうにも姉に彼のことを話すのは乗り気しないのだ。
また航ちゃんとは進路で揉めて以来ギクシャクしている。私もひどいことを言ってしまい破局してもおかしくなかったが、一応仲直り出来た。お陰でこれまで通り一緒に下校したり、休日はデートをしているが、一方で進路の話は暗黙のうちにタブー扱いになっている。それもこれも全ては私が未だに進路を決めかねているためだ。そんなセンシティブな状況なので、彼のことを話すのは気が引けるのだ。
「いつも通りって何よ? なんかないの? こういう所が格好良いとか、優しいとか」
「航ちゃんはいつも格好良くて優しいもん」
あまり詮索されたくないのでついぶっきらぼうな口調になってしまう。だが内容は事実だ。ギクシャクしても航ちゃんは変わらず私に優しくしてくれる。だから私も変わらず好きでい続けられた。
だが最近はその優しさが辛い。優しくされるほど、好意を向けられるほど彼の想いに応えたいと願ってしまう。でも私にはまだその勇気が無い。
「ふーん。じゃあキスはした?」
「何聞いてるの!?」
あまりにストレートな質問に思わず大声が出たではないか!?
「良いじゃないの、女同士。お父さんが帰る前に言っちゃいな」
「お母さんいるし」
ケラケラと軽いノリの笑い声を上げる姉はもう酔っている。これだから酔っ払いは嫌いだ。そして母は既に関心を無くしたように黙々と食事を続けていた。
「否定しないってことはキスしたんだ!?」
「楓うるさい」
小賢しい探りを入れる楓を黙らせる。しかしかえって墓穴を掘った感がある。我ながら浅はかだ。
その私を姉は微笑ましそうに見つめ、自らの過去を語り出した。
「あらまぁ、さっちゃんは早いわねぇ。私でさえファーストキスは高三の冬だったのに。さっちゃんって奥手そうで意外と恋愛にはガツガツしてるのね。お母さんはどう思う?」
「健全なお付き合いをしてください」
長女に水を向けられ、なおも興味無さげにお新香をポリポリと咀嚼する母。その平静さはありがたいのだが、どうしてこんなに落ち着いているんだろうかと疑問にも思う。
「そっかそっか。さっちゃん、航ちゃんとは上手くやってるのね。お姉ちゃん嬉しいわよ。それで、航ちゃんとは来年以降どうするの?」
ガラスのような姉の瞳が真っ直ぐに私に問いを投げかけてくる。細かく噛み砕いたはずの芋が喉に詰まったような息苦しさに襲われ、私は沈黙した。視線の先では味噌汁の味噌と上澄みが分離していた。
「彼って元々横浜の生まれなんでしょう? 進路は首都圏、それともこっちに根を下ろすの?」
「……横浜に進学するつもりって言ってる」
私は素っ気無く答えた。それを受けて楓が驚愕し、早速食いついてきた。
「それじゃあさっちゃんと遠距離になっちゃうの!?」
「ま、まだ長崎で進学するとは決めてない」
「じゃあ上京するの? さっちゃんには無理だよ」
「は?」
断言する不躾な妹をギロリと睨む。知った風な口を利かれイライラする。私が五歳若かったら
その時また玄関の戸が開く音がした。続いて野太いお父さんの声がした。ダイニングに顔を出したお父さんに四人揃って「おかえり」と迎えの挨拶をすると、お父さんは嬉しそうにまた「ただいま」と言った。
「お父さん、おかえり。本当に髭剃ったんだ。後で写真撮ってみんなに送ろっと」
お姉ちゃんは父の顔を見るなりケラケラと笑ってそう揶揄った。
帰宅した父の顔にトレードマークだった髭はない。今年度から教育委員会に異動になったため全部剃り落としたのだ。お陰で西陵館高校での通り名だった『おじき』な感じが失われ、普通の公務員のおじさんになってしまった。
「あ、柑奈! お父さんのビールを勝手に飲んでるな。不良娘め」
「頂いてまーす」
「お父さんの分、ちゃんとあるんだろうな」
不良娘、と罵るが未成年飲酒を咎める様子はない。ハラハラと焦るような表情を作って冷蔵庫に向かい、缶ビールを手に取って私の左側のお誕生日席に座った。そこがお父さんの定位置で、久々に家族五人が揃った。お母さんは席を立ち、テキパキとお味噌汁だけを注いでお父さんに渡した。お父さんはお酒を飲む時はお米を食べない。
そんな団欒で会話の口火を切ったのはお喋り小娘の楓だった。
「ねぇ、お父さんはどう思う? さっちゃん、上京してやってけると思う?」
「楓! 余計なこと訊かないで!」
私はムキになって遮ろうとするが、時すでに遅し。父は口につけていた缶ビールを下ろし、苦笑していた。
「まぁ、なんとかなるんじゃないかな? 向こうはこっちと違って色々便利だし。帰ろうと思えば新幹線でも飛行機でもなんでもあるし」
お茶を濁すような父の答え。楓は不服そうにさらに心配事を並び立てた。もちろん余計なお世話だ。
「東京の人って冷たいっていうから、いざって時頼れる人がいないところに行かせていいの? 変な男もいっぱいいるだろうから、さっちゃんのことが心配だよ」
「楓、お姉ちゃんの進路のことはお父さんとお母さんと三人で話し合う。お前が心配する必要はない。人のことを考える暇があったら自分の進路について考えなさい。進路調査用紙、配られたやろ?」
お父さんはお説教モードの低い声で一蹴し、小皿に装った煮物を口に運び始めた。楓は図星を突かれたように視線を逸らして黙り込んだ。
私達の高校は進学校なので一年生であっても一学期から進路調査票の提出を命じられる。もっとも、一年生の今の段階では進路について考えさせるきっかけ作りに過ぎないから私ほど悩む必要はない。だが楓は
「でも、そろそろ大学と学部は決めておいて良いんじゃないかしら。一学期なんてあっという間に過ぎるし、いつの間にか夏になっちゃうわよ。せめて長崎か、福岡か、それとも首都圏かくらいの当たりはつけておいて損はないわよ。ていうか県外の私立に行く余裕ってうちにあるの?」
「柑奈、お金の心配はしなくてよろしい」
家計簿の心配をし始めた姉を母がピシャリと諌める。お手つきを食らってしまい、憮然とビールを飲み干す姉。
だが姉の言うことは尤もだ。楓がそうであったように私の元にも進路調査票が配布された。提出は来週の金曜日――ゴールデンウィーク前ということになっている。だが回答は楓のように漠然とした意味合いではなく、むしろほぼ確定事項で、その内容をもとに保護者と面談が設けられるらしい。そしてその内容は航ちゃんへの意思表示でもある。否応なくタイムリミットを設定された形だ。
しかし私は未だに自らの進路を――航ちゃんへの答えを決められずにいた。
決めるべきは何のために何を学ぶか、そしてどこで誰と学ぶかだ。
学部は航ちゃんと同じくコンピュータ系のところにしようかとも考えたが、どうにもあの手の機械類は苦手だ。なので今のところそれ以外で考えている。
大学はどこかといえば、全くの未定だ。いや、本心では地元に傾いている。本当は航ちゃんと一緒に首都圏へ行ってみたいが、やはり見知らぬ土地が怖い。先ほどは楓に食ってかかったが、図星であることは否めない。
「もういっそ航太郎先輩が長崎で進学すれば良いんじゃないかな?」
「楓、あんた何言ってんの?」
突拍子も無い提案に私は呆れ返った。両親も同じく呆然として箸を止め、楓に冷ややかな視線を送っている。唯一お姉ちゃんだけがケラケラと笑っていた。楓は冷めた空気を全く読まず、自分の意見を並び立てた。
「だって航太郎先輩が長崎に根付けばさっちゃんが上京するかどうかで悩む必要がなくなるでしょ? 航太郎先輩だって親御さんはこっちにいるから、心配かけずに済むわけだし。ねぇ、さっちゃん、明日部活が終わったら頼んでみようよ! 何なら私も一緒に頼んであげるから」
こいつ、本物のバカだ。お勉強は出来るし、人付き合いも上手。だがどこか世間知らずなところがあると前から思っていた。年上の相手に当たり前のようにねだってきたものだから、それと同レベルの事案と思っているのだろう。
一体何といえば良いのか。私は呆れて返す言葉が見つからない。その代わりに父がいよいよ怒った。
「楓! 人様の人生にあれこれ口を突っ込むんじゃない! 大学進学というのは高校に行くのとは次元が違うんだ!」
ひぃ、と楓が小さく悲鳴を上げた。お姉ちゃんも煽り立てるような笑い声を引っ込め、澄まし顔で味噌汁を啜り始めた。
楓にはこれが薬になったらしく、その後私と航ちゃんの進路についてあれこれ詮索や言及をしてくることは無くなった。
されど問題は何一つ解決していない。楓ではないが、本心では航ちゃんが私のために長崎に残ることを一番に望んでいるのも事実だ。
でも、そんなことは口が裂けてもお願い出来ない。
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