第7話 別れの理由

 蕎麦屋で二人分の会計を済ませた後、僕達は元来た道を遡り自宅アパートを目指した。

 その道すがら、僕は朱莉から振られた経緯を小夜子ちゃんに話した。内容は昨日電車の中で松田にしたのと同じものだ。


 二人で平日のディナーデートをした後、ショーウィンドウのウェディングドレスの前でプロポーズしたが、ごめんなさいと断られた、と。

 流石に死にたいとは言わなかったが小夜子ちゃんは時折相槌を打つだけで、黙って聞き役に徹してくれた。


「会社の友達には気持ちの整理がついたら話すつもりだったけど、思いがけず大勢の前でバラされたよ。松田っていうお調子者の後輩のせいでさ」


 悲しい話の最後に敢えてそんなオチを着けたのはこれ以上小夜子ちゃんにみっともない姿を見せたくないという見栄以外の何物でもない。


「じゃあ、一昨日の夕べに泣いていたのはそのせい?」

「聞かれてたか」


 カラカラと僕はわざと笑ってみせた。


「壁の向こうからわんわんと泣いてるのが聞こえたよ。本当にどうしちゃったんだろうって心配だった」


 小夜子ちゃんは悲しそうな顔をしてその時の心情を吐露した。痛みを引き受けようと申し出てくれた気がして不思議と心穏やかな気分だ。


「朱莉に振られたというか……拒絶されたっていう結果がずしんとメンタルに響いてさ。五年間という長く楽しい時間を過ごしたはずなのに、それが一瞬で終わってしまった。その先のもっと深い関係を築くことは出来ないんだって思うと目の前が真っ暗になったよ」


 そして気づけば未だ塞がらず血を流し続ける心の傷を彼女に晒していた。

 身体の打身に湿布を貼ってもらったように、心の傷も縫合して包帯を巻いてほしいという怪我人の心理に似ていた。


「お断りされた理由は?」

「分かんない。ただ結婚出来ない、さようならとさ」


 途中、二俣川駅に差し掛かったところで僕は歩みを止めた。まっすぐ家に帰る気が変わり、横浜駅の方まで出て行くことにした。どんより曇っててお出かけ日和とはいかないが、家電屋や本屋を冷やかして気晴らししたい気分だ。


「それで、納得したの?」

「納得は……してない。出来っこないないよ」


 悲しみに沈み、彼女のあんまりな仕打ちを恨めしく思いもした。だが今あるのは僕を拒んだ理由を知りたいという当然の欲求だ。そして出来ることなら解決の糸口を探り、二人で乗り越えたい。


 僕はそうはっきりと希望を口にした。


「じゃあ、朱莉さんに会わないとね!」


 その望みを聞き、小夜子ちゃんは僕の背中を力強く押してくれた。もちろん物理的な意味ではなく、抽象的な意味でだ。


 *


 二俣川駅から電車に乗り、僕は横浜駅まで出向いた。

 当初はお店を冷やかすつもりだったが気が変わり、僕はみなとみらい線に乗り換え、同線のみなとみらい駅で下車し、地上へと上がった。

 クイーンズスクエアを望みけやき通りに差し掛かると右手に見えたランドマークタワーを見上げた。

 ランドマークタワーには朱莉が勤める企業が入居している。


 彼女の勤め先は一部上場企業グループのSIerで、大きな案件がいくつも動いていると彼女は自慢げに話していた。

 毎日残業が当たり前でヘトヘトになるほど働いている。さらにここ最近は輪を掛けて忙しく休日出勤も増えてきた。木曜日に会えたのはノー残業デーという恩着せがましい温情じみた制度のためで、彼女はその皺寄せで今もあのビルで働いていることだろう。

 その苦労を思うと、のんびり働いている自分は頭が上がらない。


 後ろめたさのようなものを感じながら、僕は朱莉がいる場所とは真逆の国際大通りの方へ折れ、赤レンガ倉庫を目指した。


 赤レンガ倉庫は朱莉のお気に入りスポットの一つだ。休日に予定が合えば毎週のように開催されている何かしらのイベントに参加し、その後食事やコーヒーブレイクを楽しみ、お店を見て回るのは僕達のお決まりのデートコース。ちなみに、僕の寝坊したのもここでのイベントを訪れる予定があった日のことだ。


 今日も今日とて広場ではいろんな露店が居並ぶバザールのようなイベントが開催されていた。

 アクセサリーや古着の露店、ホットスナックやドリンク、ゲームの屋台で店主が元気よく呼び込みをし、客も明るい顔で物色したり冷やかしたりしている。梅雨の憂鬱な空気がここだけぽっかりと抜けているようだ。


 こういう活気のあるイベントは朱莉の好みだ。今日がお休みだったらきっと二人でここに遊びに来ていたことだろう。

 特にアクセサリーや衣類は女性らしく大好きなので隅から隅までお店を物色し、あれやこれやと手に取っては買うかどうか散々迷い、挙句何も買わないというのはお決まりのパターン。そのくせ充実した一日を過ごしたように楽しい笑顔を浮かべてまた来ようと約束を交わすのもお決まりだ。

 一方お供の僕は彼女の後ろにくっついて歩き、品物について意見を求められれば当たり障りのない答えを返す機械と化す。適当な返事をしたり買い物が長いと愚痴を言えばたちまち怒られるのでひたすら従順に付き合うのが飛騨航太郎という男だ。付き合い始めた当初は反発したり生意気な返事をしていた記憶があるが、大体喧嘩になるのでそのうち学び大人しくなったのだ。


「あれ、あんまり良い思い出じゃない?」


 アクセサリーの露店を眺めていると朱莉の楽しそうな笑顔が瞳に映るのだが、それと一緒にへとへとに疲れた記憶が蘇る。


 いやいや、そんなはずはない。たまたま苦い思い出が呼び覚まされただけだ。アクセサリーや小物が自分に似合うか思案する朱莉は少女のような顔を覗かせてすごく可愛かったし、出店の焼きそばや焼き鳥を分け合って食べたのもすごく楽しかった。うん、良い思い出もたくさんあるぞ!


 楽しいことを考えていると自然と足取りも軽くなる。つい財布の紐が緩めになってしまうのもまたお祭りの一興。ということで僕はカップジュースとかき氷を出店で購入し、海を望む埠頭ふとうの芝のエリアで休憩することにした。


 座っているベンチもまた彼女との思い出を想起させるスポットだ。


 埠頭まで来て海風に当たりながら歩く時、ここでプロポーズをするのだとその時の情景を頭の中で描いていた。


 人気の失せた夜、この埠頭の街灯の足元で彼女に跪き、求婚する。

 朱莉はロマンスは嫌いではないと知っていたから、そんなドラマチックなプロポーズをきっと彼女は受け入れてくれるはずと確信していた。

 そしてこのワンシーンを自分達の思い出のアルバムに挟み込み、五年後、十年後に振り返って語り合う未来が待っていると一人ではしゃいでいた。


 結果的にはここでプロポーズするという僕の壮大な計画は、間抜けなことに僕自身の気まぐれによって白紙に帰った。しかも、朱莉との未来さえも砂の城のように消え去った。


 かき氷を食べながら分かったが、僕のその了見は目の前に広がる海ほど狭かった。


 僕が昨日、一昨日と子どものように泣いた理由は朱莉との未来という掛け替えのない宝物を失ってしまった絶望のためだ。朱莉と出会った五年前、あるいはそれよりもずっと以前から抱き続けた宿願は、するりと僕の指の間から逃げ去ってしまった絶望。

 しかしそんなに失いたくないのなら、何がなんでも放すべきではなかった。指が千切れたら腕でしがみつき、腕が千切れたら顎が砕けるまで食らいつく。

 嫌なことがあって、悲しいから泣くのではお子様だ。自分の力不足や不甲斐なさがそもそもならなおのこと。

 未来を失ったという過去を嘆くのなら、未来を取り戻すために現在を必死に生きねばならなかった。


 自分がすべきことははっきりした。

 それを認めるとすぐさまスマホを取り出し、朱莉の番号へ発信した。三回、四回とコールしても彼女は出ず、五回目がなり終わったところで僕は電話を切った。

 こうして自分のことばかりにかまけている間、彼女は会社で世の中のために働き続けている。何度も会えないことをもどかしく思っても、決して不満だけは漏らさないようにしてきた。仕事を大切にする彼女の邪魔をしたくはなかったから。


 今日も邪魔はしないから、せめて返事をください。


『明日会いたい。』


 祈りというメタデータが付加されたメッセージが既読になったのは、この日の晩のことだった。


 *


 朱莉とのの時間は翌日曜日の夜だった。

 ランドマークタワーのスカイラウンジバーに二十時に来てほしいと頼まれた。


 日中僕は自室のベッドに横たわり、出発する時間を無為に過ごしてただただ待ち続けた。そしてその間、天井を仰ぎながらぼんやりと考えた。

 なぜ夜なのか、なぜデートで訪れたことのあるバーなのか、なぜ電話で一言「結婚するつもりはある」と先延ばしの言葉をくれないのかをずっと考えた。


 だがその答えは出ず、意識は自分の考えにばかり向いていた。

 忙しいはずの彼女に会いたいといえば約束の時間と場所は容易に想像できたはずだ。

 むしろ疲れているところを時間を割いてくれたことに感謝するのが筋だ。

 そんな、他人行儀な考えが巡ることに不思議と違和感を覚えなかった。


 本当はもっと他に考えることがあったはず。

 でも僕は、最悪の結末を恐れるあまりに現実的なごく近い将来のことに目を背け続けた。


 日没の頃にインスタント食品を口に掻き込んで腹拵はらごしらえを済ませた。やがて約束の時間が刻一刻と近付き、身支度を済ませて家を出た。


 今日の天気は梅雨の時期には珍しく晴れ間が覗き、家の中に一日中こもっていたことが勿体無く思われる好天気。一方の僕はとえいば、鏡を見なくても暗い表情をしていることが分かるくらい不安な気持ちでいっぱいだった。


 彼女にやはり拒絶されるのか、あるいは全て僕の早合点だったという喜劇的なオチなのか。出来れば後者であって下さいと願う。


 例えば、昨日と一昨日とに僕が連絡をよこさなかったことに彼女は腹を立て、僕は慌てて謝り、どうにかこうにか許してもらうというありふれた恋人達の擦れ違いでしたというオチ。


「私、寂しかったわ」

「嫌われたかと思った」

「勘違いする航太郎が悪いのよ?」


 朱莉は散々に恨み節を言って糾弾し、僕は両手を合わせて必死に拝みなんとか許しを得る。


 道中の電車では無意識のうちに都合の良いラブコメディを妄想し、現実から目を背けた。


 やがて電車は横浜駅へ到着した。下車した相鉄線のホームから地下深くのみなとみらい線のホームへ潜り込み、電車に乗る。日曜の夜、帰宅時間帯の下方面電車は流石に空いており物寂しさを感じさせる。その寂しさに心を侵食されないよう、自分を鼓舞し、目的駅のみなとみらい駅で下車した。


 駅から目的地のランドマークタワーへ向かう道ですれ違う人々は皆幸福そうに見えた。休日が終わってしまい、これから自宅に帰ることを嘆く声が聞こえてきたが、それでも心中の幸福が滲み出ている。


 たとえ今日が終わったとしても、そこから地続きの未来が彼らにはある。彼らは家族や恋人、友達と過ごす時間が永遠に続くと、当たり前のように信じている。いや、疑っていないという方が正しい。


 それがとても、羨ましかった。


 目的の建物に到着したのは、約束の時間の二十分も前。早く着き過ぎたと考えたがお構いなしにエレベーターに乗り込んだ。そして迷いなく最上階のボタンを押し込み、天国まで連れていかれそうな速度で目的のフロアに運ばれた。


 エレベーターの扉が開くと重い足を引きずりまっすぐスカイラウンジへ歩く。レストランとバーとして営業しているこのラウンジには朱莉と何度か足を運んだことがある。横浜の街を一望する眺望が売りで、特に夜景の美しさは言葉に出来ない壮観さを感じさせたものだ。


 店に入ると受付係のお兄さんに遅れて一人やってくると伝え、二人分の席の案内を依頼した。だがそれは不要だった。


「航太郎」


 窓辺の席からこちらを振り返り、僕の名を呼ぶ女性の声。

 視線を向けると最愛の女性が座って、ぎこちない笑顔を浮かべてこちらに手を振っていた。


 *


 朱莉は見慣れた凛々しいパンツスーツ姿だった。


「お疲れ様。今日も仕事だったの?」


 彼女の右隣に腰掛け、僕はそう尋ねた。


「えぇ、明日朝イチでお客と打ち合わせが入って、その資料作りを」


 はぁ、と朱莉は大きなためため息をく。


 今日の朱莉はメイクこそいつものナチュラルだが、ヘアスタイルはというと自慢の艶やかな黒のロングをべっ甲柄のバレッタで一つ結びにしただけのシンプルなものだった。

 休日は時間をかけて編んだり結ったりして変化を楽しみ、それを自慢げに披露して僕に感想を求めてくるのだが、今日はその趣向は見られない。ヘアアレンジを楽しむ余裕もないくらい立て込んでいると見てとれた。


「じゃあ、忙しいんだね」

「うん。木曜日に仕様変更の要望が来ててんやわんや。窓口が弱気だからだって上長がぼやいてたわ」


 むすっとした様子で頬杖をつきそう愚痴る。ここまではいつも通りだと安堵すると同時に、あの日起こったということと自分の早まったプロポーズが衝突したタイミングの悪さを呪った。


「何か頼みましょうか。飲むでしょう?」


 朱莉はスタンドからメニューを取り、テーブルに置いて開いた。ドリンクメニューのラインナップがずらりと書かれているが、どれも一杯千円を下らない価格帯。これにはいつも苦笑を禁じ得ない。

 その中から僕はジントニックを、朱莉はスクリュードライバーを選んで注文した。注文したカクテルはすぐに届き、僕達は静かに乾杯した。


 朱莉はグラスを傾け一口だけ酒を飲む。彼女が頼んだスクリュードライバーは無味のウォッカとオレンジジュースを混ぜたカクテルで、酒の味に慣れていない人でも飲みやすいと好評を得ている。一方でその飲みやすさ故にピッチを誤りやすい。お洒落な見た目と甘い味のため女性人気が高いが酔いやすさ故にレディキラーの異名を取るという。


 しかしそれはお酒に慣れていない人の話。

 町村朱莉は僕と同学年で今年の春で二七歳になった立派な大人だ。お酒の飲み方を学び、上手に楽しく酔うすべを心得ている。

 学生のようにグイグイ飲んで酔い潰れるようなみっともない真似はせず、夜景と会話を楽しみながら上品に、優雅に少しずつ酔っていく淑女こそが町村朱莉であり、僕の唯一無二の宝物なのだ。


「今日、会ってくれてありがとうね」


 グラスを傾ける僕に彼女はそう礼の言葉を述べた。しかし声音は悲しそうで、感謝よりも謝罪の意を感じさせるものだった。


「お礼を言うのはこちらの方だよ。休日出勤で疲れているのに付き合ってもらって」


 皮肉のようになってしまったが、それが本心だ。


 朱莉は大学卒業後、新卒として現在の勤め先に入社した。以来、毎日精力的に働いており、その熱意は彼女の言葉から、あるいは言葉にせずとも忙しい日々を送っている様子からひしひしと伝わっている。金のために働き、時間外労働をせず仕事をこなすことを至上命題とする僕とは熱量が違う。

 仕事に対するモチベーションが違えど、僕の愛情が冷めることなどなかった。むしろ寂しさと勤勉さへの尊敬は一層彼女への思いをたぎらせた。そんな彼女と共に、僕はこの先もこれまでと変わらず一途に、これまで以上に深化した関係で歩んでいきたいと思った。


「ねぇ……。どうして……」


 その想いを、受け取ってくれなかったのか。


 僕は問おうとしたが、言葉は途中で途切れた。


「結婚出来ないのか……よね?」


 問いは彼女が静々と補完した。僕は無言で頷き、その答えを待った。そのくせ、僕には答えが分かっていた。


「私は……自分のキャリアをもっと磨きたい」


 ほらやっぱり。


 予想通りで、最も恐れていた答えなのに、僕は内心冷ややかに受け止めた。そうでもしなければこの場でショック死してしまいそうだったから。


「女が仕事を続けてキャリアを磨いていくにはまだまだこの国は時代遅れな価値観が根付いている。会社も同じ。だから私が目標を追い続けるためには、今結婚することは出来ないの」


 朱莉は目の前に広がる夜景を睨みながら、はっきりと改めて僕からの求婚を拒絶する意思を述べた。


「まして、尚のこと。あなたは、子どもが欲しいのよね。でもその夢はしばらくは無理かもしれない。あるいは、ずっと先まで叶うことがないかもしれない。叶わない夢を見せ続けるなんて残酷なこと、私には出来ない」


 朱莉は怜悧な口調でつらつらと結婚した先に待つ残酷な現実を語った。


 彼女が言うように、僕は故にもう少し若い時期から結婚して家庭を持つことを夢見ていた。学生から社会人になり、職を得るという目標が達成されたために掲げた次なるしるべがそれだった。

 同僚との酒の席で話すことが何度かあったが、皆口を揃えて早いと驚いていた。無論それは町村朱莉という恋焦がれ続ける相手がいるから現実味があるのだが、それにしてもと思っていたことだろう。

 しかし、むしろ僕にはそれ以外に目指すものがなかった。仕事や趣味を充実させるよりも、温かな家族が欲しいという願いが勝っていた。


 だが奇妙なことに僕はその願いを彼女にはっきりと伝えた記憶は無かった。それを匂わせるようなことを言ったかもしれないが、結婚して子どもが欲しいと明確に口にした覚えはとんと無い。我ながら肝心なところが抜けていると言わざるを得ないが、朱莉はそれを知らぬ間に察していたらしい。


 そして思う。

 いつから、彼女は僕の夢を叶えられないと自覚したのだろうかと。


「だからね、航太郎。私達、別れましょう」


 その言葉は剃刀のように鋭く冷ややかで、僕は喉を切り裂かれたようにそれきり言葉を失った。


 そうして僕と彼女の五年間の恋は、ものの二十分の会談で幕を下ろしたのだった。

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