第11話 スキル検証2

「調理はここではできないから、残りの魔法系について調べよう!」


私は残りの調理以外の魔法系のスキルについて検証することにした。


「じゃあ、まずは失敗しても被害が小さそうな風魔法にしよう」


火ではダンジョン内の酸素が薄くなりそうだし、水だと周囲が水浸しになりそう。土だとダンジョンにどんな影響があるか分からないし。風が最初の検証には一番無難に思う。


「さて、どんなのが使えるかな?」


私は鑑定で調べてみた。

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風魔法:風属性の魔法が使える。スキルレベルが上がるほど強力な魔法が使える。Lv.1ではウインド、エアカッターが使える。

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うん、見たところ多分ほかの属性も似たような感じだろうな。まだレベルも低いしじゃんじゃん使ってレベル上げていこう。じゃあ、実際に使ってみよう。


「ウインド」


私がそういうと、目の前を風が通り抜けた。ふむ、扇風機の強より少し強いくらいかな。砂とかとうまく組み合わせたらいい目眩しとかになりそう。よし、次はエアカッターだ。名前からして攻撃魔法ぽい。なんか的を置いておこうかな。私は前方に枝を置く。ダンジョンにあったけど多分私がこけたときに一緒に落ちてきたものだと思う。


「エアカッター」


私が言った途端置いていた枝がスッパリ真っ二つに切れた。怖っ。不可視だしLv.1にしては切れ味もいいし強力なようだ。・・・使うときは周りに気をつけよう。

それから私は他の魔法スキルも使った。火魔法は"ファイア"と"ファイアボール"、水魔法は"ウォーター"と"アクアカッター"、土魔法は"ピット"と"ストーンパレット"だった。各魔法の前者はラノべにあるような生活魔法ぽい感じでそれ単体だと攻撃向きでは無いけど使える。後者は完全な攻撃魔法だった。・・・憧れてた魔法が使えるなんてめちゃくちゃ楽しい!

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