第4話 ステータスと種族進化

とりあえず落ち着くことにした。


「さっき聞こえた声は職業が選択できるって言ってたよね・・・」


声が言っていたことの中で職業や種族のことが気になった。称号とかも言っていたけれどやはり職業の選択ができたり、ダンジョンマスターが加えられたこと、種族進化がRPGゲームが好きな私の心を刺激する。


「どうやって確認しよう・・・」


問題はこれだ。声はどうすればいいのか言っていなかった。


(テンプレだと‘ステータスオープン’とか、‘ステータス’って唱えたり念じればボードっぽいのが出たよね・・・)


私はそう考えると実際にやってみることにした。


「ステータス!」


そう唱えるとヴォンッと半透明のボードが出た。


「おお~、出た!」


何これ、めっちゃテンション上がる!私はテンションを上げたままボードを見る。するとこのようになっていた。

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名前:藤崎莉愛 年齢:19歳

種族:人間(Lv.30)※進化可能

職業:     ※選択可能

称号:先駆者 孤高の者 踏破者

スキル:※一覧から取得可能

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・・・種族レベルが30になってる。あのクリスタルっぽいのそんなに経験値が高かったのか。一定のレベルに達したといってたけどどのあたりで進化可能になったんだろ・・・。とにかく一つ一つ見てみるか。まずは・・・上から見るから種族だ!あっ、下の▽マークを押すと詳しく見れるみたい。ぽちっと!

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人間:特に秀でた面はないが、不得意な分野もない器用貧乏な種族。

進化可能先:エルフ、ドワーフ、鬼人、獣人、竜人、人魚、ハイ・ヒューマン、魔人

エルフ:魔力制御に優れた種族。風、植物の魔法適正を持つものが多い。体格は人間と変わらないが耳の先が尖る。見目麗しいものが多い。

ドワーフ:手先が器用で加工が得意な種族。火と土の魔法適正を持つものが多い。体格は人間の9歳の子供くらいになるが、見た目は変化しない。

鬼人:身体能力に優れた種族。無属性の魔法に適性を持つものが多い。体格は、人間よりやや大きくなり、額に角が生える。角は魔力量によって色の濃度が変わり、属性によって色が変わる。

獣人:身体能力に優れた種族。魔法に適性を持つものは多くないが、獣化を使うことができる。体にその動物の特徴が現れる。その動物の特性を持つ。

竜人:膨大な魔力を持つ種族。種族固有の魔法と竜化が使える。頭に角が生え、皮膚の一部にうろこが生える。

人魚:水中での活動に優れた種族。水の魔法適正を持つものが多い。耳がひれのようになり、水中での呼吸が可能になる。

ハイ・ヒューマン:ほかの種族より秀でた面はないが、可能性を最も秘めた種族。人間と見た目は変わらない。

※どの種族も髪の色が適正属性とその度合いによって変わり、魔力量によって瞳の色が変化する。

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おー、どの種族も魅力的。どれにしよっかな・・・。よし、決めた!ハイ・ヒューマンにしよう!

だって、秀でた面がなくても可能性を秘めているなら、がんばったら、すごく強くなるかもしれないし!

そうと決まったら・・・

私はハイ・ヒューマンの項目を押した。『進化しますか?』という文字が出た。私は迷わずに『はい』を押した。すると私の視界は突如暗転した。

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