第83話 互角?

 偽勇者たちの下敷きになった【超絶】美少女魔法剣士です。

 自分で美少女って言ってますね。でも、美少女だから仕方がありません。


 これでは穴から脱出できないわ! 前みたいに通路とかないかしら?

 あたしみたいな美少女なら、レッドカーペットが敷かれてるはずよ!


「よし、サマー! まずは一緒に倒すぞ!」


 あら、偽勇者のくせに勇者らしいわね。でもカツラがねえ。

 あたしは巨漢戦士の後ろからバックアップするわよ!



――――――シャー! ヒョイ、ザンッ! シュルルル、シャー!


「なかなかいい勝負してるじゃない。あたしも行くわよ!」


――――――スチャッ、ブス ビヨーン! ドシン!



 そうなんです。あたしの剣が巨漢戦士の尻に刺さったのです。

 あたしは飛びあがった巨体に圧し潰されました。


「ぐえっ、重いっ! 助け……。さっさと海蛇を倒しなさーい!」


 あたしの不幸は、これだけでは終わりませんでした。



――――――――――

Copyright(C)2021-特攻君

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