第405話 405.男だって怖いんだ!!

◇◇ レイ ◇◇


クソ神の殲滅


それを考えると、普通の方法ではクソ神達を殲滅する事は不可能だろうと言う事は容易に想像できる。

絶対に魔法無効化領域とかも使ってくるかもしれない!!



『魔法無効化領域とかも使ってくるかもしれない?』


じゃない!!

絶対に魔法無効化領域を使って来る!!

俺だったら絶対にそうする!!


『クソ神の殲滅』


魔法も使えない

形の無い物は普通の武器じゃ殺せない

でも肉体を持った俺達はクソ神達からは容易に殺す事が出来る



『理不尽だ~!!』


『めちゃめちゃ理不尽だ~!!』


あ・・

あのクソ爺がアルテナに切りつけようとしていた神刀?

あれって神を葬れる刀?とかかな?


うむっ~


ラノベとかで神各を切り裂ける刀とか出て来るの読んだ時あったよな?

あれと同じような物?


魔法とか封じられても・・・

『神を葬れる概念を付加した刀とかの魔道具を作る事が出来たらそれでクソ神とか葬れる?』


概念魔法とか作れば・・・


そうすれば可能かも!!


何れにしても今のままじゃダメだな!!

『自分が頭に描いた魔法を自由に作ってその魔法を行使出来るようにして欲しい』ってアルテナにお願いした創造魔法、鮮明にイメージ出来なきゃ魔力不足で失敗してしまう

今の俺のイメージ力じゃ創造魔法を使いこなしてクソ神を殺せるような神刀は作ることが出来ない!!

俺がもっと成長しなきゃそんな概念魔法を使ってクソ神を葬れる刀なんて作ることが出来ないだろうな(;'∀')💦


巨大熊のストック殆ど無くなっちゃったから、補充する為俺は真っ暗闇となっている悪魔の森の鉄格子を開け、悪魔の森の中に足を踏み入れた俺。

エデンの横に存在する100メートルを超す超大木の生い茂る広大な森林

一度入ったら二度と帰れないと言われる強大な魔獣の住む地帯

そんな森の呼称をこの世界の人間は『悪魔の森』 とか 『黒の森』と呼んで恐れられていた。

このエデンを訪れる商人達や旅人達の呼び方も様々で『悪魔の森』と呼ぶ人間と 『黒の森』と呼ぶ人間と半分半分って感じなんだよな


俺もそれにつられて『悪魔の森』や『黒の森』とか気分で呼んでしまっている

この世界の人間にとってはどちらの呼び方でも通じるよう

兎に角、怖い森って認識では一致している



今日の俺のこの森を呼びたい気分は『悪魔の森』

だって真っ暗で怖いジャン!!

男だって怖いもんは怖いんだよ(;'∀')💦




『悪魔の森』に入った瞬間、前と違って濃厚な魔素を感じてビックリ


『前に入った時、こんなに魔素の濃度濃かった?』


イヤ!!

以前は行った時には悪魔の森の魔素濃度はこんなに濃くは無かったハズ!!

じゃ~どうして?


最初に悪魔の森に入った頃と違うのは・・・・


あ!!


悪魔の森を10メートル×10メートル×厚さ50センチの石板で覆った事か?

そうだよな~

絶対それだよな!!


今まで悪魔の森から漏れ出していた魔素を悪魔の森を城壁で囲った事で全部せき止めちゃったから悪魔の森の中で魔素がドンドンと濃厚濃厚になってきているんじゃ(;'∀')💦




/(^o^)\ナンテコッタイ



もしかして


悪魔の森の中の魔獣も濃厚な魔素の影響で強大になってんじゃないだろうな?

ヤバいぞ!!


兎に角、シールドだけ張った状態で魔法を使わないで、どれだけ巨大熊と俺が戦闘出来るかやってみるか!!

俺は怪我防止の為にシールドだけ張った状態でフラワーソードだけ持った状態で、真っ暗な悪魔の森の中に入って行く


『パキッ』


『パキッ』


『パキッ』


『パキッ』


『パキッ』


ゲッ(;'∀')💦

これってメチャヤバいんじゃ?

俺が落ちた枯れ枝を踏み抜いた音が森の中に響いてるジャン!!

森の魔獣に俺が森の中に入ったの筒抜けになってるんじゃないか?


つづく・・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る