第404話 404.もしも魔法を使わない状態で戦ったら、俺ってどれだけ戦えるのかな?
◇◇ レイ ◇◇
なんか今日は襲われてばかりいるような気がするんだが・・・
何の呪いだよ!!
気のせいなのか?
男に襲われるってどんだけ鬼畜なんだよ!!
俺は第一男のアレを受け止めるような場所は無いぞ!!
その前に男になんか興味ねえぇ!!
男とアレをする趣味は無いんだよ!!
って前に
思わず男とアレをしている場面を想像してしまったじゃねえかよ!!
うをぉ~~~
鳥肌がたってしまったじゃねえか~~
めちゃめちゃ気色悪ぃ~~!!
はぁ~やっと暗い公園を抜けれたぜ!!
やっぱり照明が 煌々と輝いている場所だと安心するな
「よぉ~お嬢さん~一緒に一杯どうだい」
「おおお~お嬢さんごく可愛いな~一緒に飲まないかい」
「ひゅ~めちゃめちゃ美人だね~」
・・・
エデンギルド本部のオープンテラスで飲んでいる冒険者達のグループの何人かがそれぞれに声を掛けて来る
「いえエデンギルド本部に用事が有って来たのでごめんなさい」
「そうか悪かったな」
そんなやり取りをしてオープンテラスで酒を飲んでいる声を掛けて来た男達にお辞儀をしてその場をと通り過ぎる俺
アルテナのイメージ力の影響で肉食花の抽出液の進化特性が上乗せさせられた為に、前にも増して男に見えなくなってしまった(;'∀')💦
オマケに胸が有るし・・・
アルテナ!!
俺を女の子にしたいのか?
『可愛い物が好き』
って言うのは解るが・・・
お前は百合属性なのか?
あのクソ神達の中にアルテナ一人って状況じゃ~そうなるのも仕方ないか・・・
形の無いハズのあのクソ神達の姿が俺には汚い爺顔に見えたから寂しかったのは解るけどさ~
『なにも俺を女の子の姿にする事はねえんじゃネ?』
最終的にドンドンと俺の周りには地球の世界じゃあり得ないめちゃめちゃ綺麗な女性ばかりが集まって来てるんだが、これって?
『アルテナの願望がめちゃめちゃ忖度された結果じゃないよな?』
兎に角、男達ばかりのこのオープンテラスの場所は早めに通り過ぎよう!!
そう心に決めて、素早くオープンテラスを駆け足で通り過ぎエデンギルド本部の中に入ると
「レイ殿~~!!まっておったんじゃ~!!」
突然ジジイに抱き着かれ頬をスリスリ
「ジジイ~!!俺に抱き着くんじゃね~~!!」
俺は思わず抱き着いて来た爺の抱擁を振りほどく
抱き着いて来たのはエデンギルド本部のギルドマスターのドナルド・ディロン
全く気が付かなかった(;'∀')💦
ギルドマスターのドナルド・ディロンって気配遮断とかの能力持ってるんじゃないのか?
油断できないジジイだ
「おおこれはすまんすまん丁度困ってる所にレイ殿の姿を見つけたものでつい抱き締めてしまったわい」
「ついで抱き締められたたら敵わねえんだよ!!」
ドナルドの言葉につい悪態をついてしまう俺
構図的には、好色ジジイが若い少女をレイプしようとしているように見えるぞ?
そんな俺の気も知らずギルドマスターのドナルド・ディロンは
「レイ殿~~丁度良かったぞ~!!良い所に来てくれた
巨大熊の肉が底をついてしまったんじゃ
申し訳ないが、巨大熊の肉を大量に卸してくれんか、お前さんが卸してくれる分は完全に血抜きして解体してくれているから直ぐに使えて大助かりなんじゃ
それと、ビールももう直ぐ切れるんじゃ!!
ビールも大量に卸して行ってくれんか」
人がくる早々巨大熊の肉の卸とビールの納品かよ!!
まぁ~仕方ないよな
血抜きして解体した巨大熊の納品は俺しか出来ないし、ビールはまだまだ生産ラインに乗せれていない。
今は魔力を使って俺が錬成で作成したビールをエデンで販売している。
異世界に来てまだ半年経って居ないんだ!!
この前りんご酒製造部門を立ち上げただけだからな
その酒もダンジョンでドロップした無限に湧き出る花の蜜の樽から出た花の蜜を一滴入れる事で急激に発酵して熟成してしまう事を利用してりんご酒は急速に出荷出来ているが、ビールはまだまだ俺の錬成頼みだ。
ギルド本部の裏の解体場に巨大熊を解体した肉と素材、そしてビールを大量に排出
巨大熊の肉は職員により順次急速冷凍の魔道具を使って順次瞬間冷凍し冷凍庫に保管されてゆく。
ビールは即時に酒場に運ばれていった。
巨大熊の肉は思ったよりも大量に消費されていて、俺の手持ちもあと少しになってしまった。
巨大熊一匹金貨10枚
今日降ろしたのは巨大熊50匹分、金貨500枚
それプラス巨大熊の毛皮と素材
そういや細かい取り決めシテなかったような・・・
まあ良いっか
俺のギルドカードに全部振り込まれているから、気にもしていなかったな(;'∀')💦
思いの外大量に卸した為に巨大熊また確保しなきゃな
今日はどうせ一人だし、久しぶりに暗闇の中で戦闘訓練も良いかもしれないな
どうせ、これから帰っても誰もいないし、一人で眠るのは寂しくて眠れないじゃん?
そういや俺って、最初の内は剣術の練習の為に剣を主体に魔獣を狩っていたけど、アンジェリーナ達を引き取ってからは魔法が便利すぎて魔法頼りの戦闘になってしまっていたな・・・・
もしも魔法を使わない状態で戦ったら、俺ってどれだけ戦えるのかな?
今日丁度良い機会だし、巨大熊と魔法無しで戦闘訓練してみようかな
つづく・・・
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