第393話 393.カテリーナは出来る子ちゃん!!やっぱマニュアルは必要だよね
◇◇ レイ ◇◇
『娼館都市エデンズパラダイス』の管理を任せているクローディア、アルベルタ、カールラ、カテリーナ、デーリア、ルーナ、イルーザ、ルアーナ、オリエッタ、ピナの10人の魔力回路作成と魔法訓練で一日を使ってしまった。
一番最初に魔法発動に成功したクローディアはその後、起動出来たりできなかったり
まだ上手く魔法を制御出来ていない感じ
まあ~一日で魔法を使えるようになるなんて普通なら絶対に無理
「魔法はイメージだからね~魔力を感じてその魔力が体に作用して『体を治療』する事をイメージするんだよ~」
って助言
こればかりは言葉で言っても解らないからな~
魔法は正確なイメージ
そうして望んだ事が起こっていると信じる事だ
俺が手を添えて魔力操作を手伝うとしっかりと『ヒール』の魔法が発動するけれど、俺が手を放し一人でならせると発動しなくなる
綿集有るのみだ!!
クローディア、アルベルタ、カールラ、カテリーナ、デーリア、ルーナ、イルーザ、ルアーナ、オリエッタ、ピナの10人は『ヒール』の魔法発動を繰り返し行い魔力切れになって気絶→魔力回復→回復魔法→魔力切れで気絶の繰り返し
一番最初に魔力の流れの悪かったクローディアが今では魔法行使が一番上達している
やはり!!
『ダメな奴とおション娘は天才!!』
魔法との相関関係は健在のようだ!!
既にクローディアは3回の『ヒール』連続行使が可能
次にカテリーナが『ヒール』を魔法行使をした瞬間に魔力切れで気を失ってしまっている
アルベルタ、カールラ、デーリア、ルーナ、イルーザ、ルアーナ、オリエッタ、ピナは『ヒール』の魔法行使中に魔力が霧散し『ヒール』の魔法が起動できない感じだ。
一日で魔法行使出来たのはディアナ以来だ
この魔法の無い世界で一日で魔法行使したディアナや、クローディアやカテリーナってやっぱ天才じゃネ?
カテリーナは魔法の練習をしながらも、何かを紙の束に必死で( ..)φメモメモ
なんか気が付いた事や、俺が喋った事を自分なりに纏めて魔法書みたいな物を作っている
カテリーナってこういうマニュアル作る能力ってめちゃめちゃ凄いと思う
「ご主人様~魔法ってどうやったらうまく発動出来るんでしょう?」
まだ魔法発動が出来たり出来なかったりと苦戦しているカテリーナが俺に聞いて来る
それを聞き付けた皆も俺の周りに集まってきてしまった
クローディア以外は連続魔法発動に成功していない
って言うか
クローディアとカテリーナ以外『ヒール』の魔法は成功していない。
「エデンのメイドさんだって魔法を発動出来るまでに1か月近くかかったんだよ?焦る気持ちは解るけどさ~ゆっくりで良いからね~
先ずは『ヒール』の魔法を唱えて魔力体内の魔力を空にすると自分の魔力容量が増えるんだ
先ずは自分の魔力容量を増やす事を目的に魔力切れを起こすまで魔法を起動する事を目的にしてね。
魔力って何にでも変化する燃料のような物って思うのが良いかもね
体内の魔力を一点に集中してその魔力を材料にイメージの力によって出したい物に変化させるって感じが一番しっくりくるね。
例えば今回の『ヒール』の魔法は体内の魔力や空気中の魔力をかき集めて一点に集中させた物を体に負った傷や体を回復させる力に変える感じかな」
俺がカテリーナの問いにそう答えるとカテリーナは自分なりに紙の束に( ..)φメモメモ
なんかさ~
一生懸命になっている子って素敵だよな
うつむいて紙の束に一生懸命俺の言葉を纏めているカテリーナの制服のから覗く胸の谷間めっちゃ~ドキドキする~
つづく・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます