第363話 363.馬車馬のように働く日々

◇◇ レイ ◇◇


俺と目が貴様が異世界に落ちて来て115日が経った

毎日毎日俺は一軒家を作り続け夜は一日おきに女神様と双子ちゃんに癒され続け12日目にやっと6万軒の住居を完成させる事が出来た。

後は建築に携わる人達に順次家を建ててもらうように手配し今急ピッチで


『カン』


『コン』


『カン』


『コン』


と大人数が集まって家を建てる音がエデン・フォンティニャ地区に響き渡っている。

街の中央には領主館に代わり議事堂を建て代表者を選んでもらい民主主義の自治を行ってもらう予定だが、最初はエデン側で代行する方向でゆく予定


水源は、塩製造設備かで分離される水を水道橋で第二エデン城塞都市に引いている分から分岐

エデン・フォンティニャ地区の産業としては


綿花を栽培し糸を紡ぎ

綿糸として販売したり、布を織って布として販売したり、縫製して服を作り服として販売


紡績の街としてエデン・フォンティニャ地区として発展させようと考えている。

その為の糸を作る工場

糸から布を織る織物工場

布から縫製する縫製工場を錬成


あと小麦を栽培住民の食料とする予定だ


メイドさん達が以前『悪魔の森』で見つけた綿花の種子を植え


『お手軽成長マシマシ育つ君!!』を発動する前に前準備


「ちゃらり~ら♪ちゃらり~~ら♪♪ちゃらちゃらり~~ん♪」



「ちゃんちゃらり~ん♪~ちゃりちゃり~ら~~♫」



これをやらないと雰囲気出ないジャン?

そうして発動


『お手軽成長マシマシ育つ君!!』


と目法を発動して綿花を生育させる

育成した綿花を俺の異空間庫に収納し真っ白な綿花だけを排出倉庫を建てドンドンと倉庫の中に綿花の材料を排出してゆく。



以前は生育魔法の『お手軽成長マシマシ育つ君!!』を一回やるだけで魔力切れで気絶していたが今は大丈夫だ。

だが2回『お手軽成長マシマシ育つ君!!』の生育魔法を起動する事は魔力切れになり多分出来ないと思う。


翌日は小麦用の土地を拡張する為に北方向に樹海を切り開き小麦畑を作り小麦を撒いてまたまた


やりましたよ

踊りましたとも!!

ふりふりのふりる一杯のドレスを着てパンチラを盛大に見せながら

「ちゃらり~ら♪ちゃらり~~ら♪♪ちゃらちゃらり~~ん♪」



「ちゃんちゃらり~ん♪~ちゃりちゃり~ら~~♫」

って歌いながら踊りながら

『お手軽成長マシマシ育つ君!!』を発動し小麦を一瞬で実らせて取り入れ

そして倉庫にどんどんと収納


後10日かけて、6万軒の家々にキッチン、水道、トイレ、お風呂、シャワー、冷凍冷蔵庫の魔道具を錬成して設置

それから俺の異空間庫からフォンティ城塞都市に戦争に駆り出されていた男達を徐々に出して住民票を作りながら報奨金として金貨1枚を支給し一人一人家を与えてゆく


それが終わると、フォンティ城塞都市に囚われていた奴隷69,873人を徐々に俺の異空間庫から排出し感動のご対面?

異空間庫から奴隷を排出する時に鉄の首輪は排出しないで排出

ジャーネが鑑定し、住民票を作った時に書いた住所へと次々ロ送り出す。


フォンティ城塞都市に囚われていた奴隷112、075人の全ての処理が終わったのは家を作り始めて28日が過ぎていた。


そこからがまた大変

42,202人の戦争に参加していた男達のは金貨1枚を報奨金として配布しているからその家族は問題ないが、問題は独身者で戦争に参加していなかった人達

この人達は生活費として大銀貨5枚を支給し給料から一月大銀貨1枚を返済、一月大銀貨5枚予定だから貸出しした金額を返済するまでは大銀貨4枚支給となる


仕事は

綿花栽培

綿糸生成

綿布織物工場

縫製工場


小麦栽培

あとは食べ物屋さんをやりたい人

移動販売

家を建てる時ある程度余裕をもって配置しているから、お店を作る場所は確保してある。


なんかさ~俺・・・

戦争してた時の方がはっちゃけて楽だったんだけどさ?

フォンティ城塞都市に囚われていた奴隷112、075人の生活基盤を作る事に奔走している今って・・・


フォンティ城塞都市の奴らが好き勝手したツケを俺が一気に払ってる感じがするんだが?

何で俺がフォンティ城塞都市の後始末をしなきゃならないんだ!!


あ~やだやだやだやだやだ~~~~!!

癒しが欲しい~!!

今日も女神様を拉致しよう


何時ものように宇宙空間で無重力の中女神様と抱き締め合ってお互いに見つめ合いお互いの肌の温もりを感じ合う・・・

真っ暗な宇宙空間に光るのは無数の天体

そう


俺は


女神様とこうやって抱き締め合って二人見つめ合っているだけで幸せなんだ


「アルテナ・・大好きだ・・」


つづく・・・

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