第359話 359.その手があった!!
◇◇ レイ ◇◇
俺達はフォンティ城塞都市の大通りにテーブルと椅子を出し、熱々の紅茶とお菓子を目一杯テーブルの上に山積して優雅にお茶会
「エデンのご領主様?私もいいんですかい?なんか居心地悪いんですが・・・」
と困り顔で話してくるファルコス
「ファルコスは元領主なんでしょ?ど~んと構えて居れば良いのよ!!紅茶でも飲んだら少しは落ち着くわ」
げっ・・なんか最近俺女言葉が板について来たんだが・・これってヤバくネ?
「そ^^そうですね。こんな場所では落ち着かないですが頂きます」
そういってお茶を一口飲んだファルコスは
「こ・・・これは凄い。こんな飲み物は飲んだ事が無いです」
そう言って山積されているお菓子を食べた瞬間
「なんですか~~この食べ物は?」
「お菓子と言って甘味?この世界には少ないようですが」
「嗜好品といったら、ハチミツくらいでしょうか、それも危険を侵してやっと手に入れなければならない高級品です」
『シュー』
『シュー』
『シュー』
『シュー』
『シュー』
『シュー』
『シュー』
『シュー』
『シュー』
『シュー』
『シュー』
・・・
風切り音と共に弓矢が盛大に撃ち込まれてくるが、シールドに当たった弓矢は衝撃を吸収され
『ぽとっ』
『ぽとっ』
『ぽとっ』
『ぽとっ』
『ぽとっ』
『ぽとっ』
『ぽとっ』
『ぽとっ』
『ぽとっ』
っと地面に落ちてゆく
この改良版シールドは物理攻撃や魔法攻撃の力や魔力をシールドの強化に変換してるからな
俺のシールドを破壊してくれた8首龍には感謝しかない
それとは裏腹に
「ひぃ~~~」
ファルコスは飛んで来る弓矢を見て情けない悲鳴を上げる
「ファルコス何でこんなにもフォンティ城塞都市に兵士が残っているの?」
俺達の周りはいつの間にか抜けばのない程に兵士達に囲まれ怒涛のような弓矢の攻撃を撃ち込まれていた
「そ・・それは、このフォンティ城塞都市の人間の殆どは、戦い何てした事も無い素人同然の人間達です。戦いは全て奴隷にやらせ、ご領主アルバーノ・フォンティ様と正規兵の1万を使いあの黄金の弓により全てを殲滅していました
なのでここに残っている兵士達は経験の浅い者達ばかりなのです」
レイラ達は弓矢を怒涛のように撃ち込まれるのがウザかったのか、レイラ、クリスティーナ、クリスティーン、クララ、ディアナ、ジュリアが一斉に火炎放射器を出し付近一帯を一気に焼き払う
ジャーネと女神様は・・・
(´~`)モグモグ
(´~`)モグモグ
(´~`)モグモグ
(´~`)モグモグ
(´~`)モグモグ
・・・
あ~食べる事に夢中・・・ですね
「確かにこのフォンティ城塞都市に残っている兵士?はバカばかりですね。防御も何も無しに不用意に近づいて弓を射るだけで私達を倒せると思っているのですから」
「こんな不用意にお茶会など大通りでしていたら敵も油断しますって」
ファルコスに呆れたように言うのだった
「ご主人様~これでゆっくりとお茶会出来ますね」
「静かになったわ」
「もう襲って来ませんね~」
「期待外れです」
「敵もすこしは根性見せなさいよね」
・・・
・・・・
・・・・・・・
そうして何も無いまま1時間が経過し・・
「出てこないな」
「「「「「「「「「出てきませんね」」」」」」」」」
「そりゃ~あれだけの武力を見せつければ出来来れるハズ有りませんって」
ファルコスに呆れられた(;'∀')💦
どうも俺達はやり過ぎたようだ・・・
「出てこないし、奴隷も差し出してこないしどうしたら良いと思う?」
「ご主人様これだけの人数で一軒づつ家探しするのは無理せすよ?」
ジュリアに早速釘をさされてしまったが、ジュリアのいう通り一軒一軒回って家探しするのは無理が有る
誰も出てこないなんて考えて無かったぞ!!
まだ全員で襲ってきてくれた方が良かったぞ
「ご主人様見せしめに出て来るまでも茶しちゃいますか~?」
「レイラ奴隷まで燃やして犠牲になったら可哀そうだからそれは止めよう」
レイラは直ぐに安直な答え出すからな~
少しは考えて欲しい物だ
とは言っても・・・
これじゃ~何時まで経っても解決しない
そんな時
「レイ、レイの能力ならばこのフォンティ城塞都市を全てレイの異空間庫に収納出来るでしょ?
一度フォンティ城塞都市を貴方の異空間庫に収納して奴隷の首輪をしている物以外を排出すれば良いんじゃない?」
「女神様~ありがとう~その手が有った!!」
俺は感激のあまり女神様を一気に抱き締めて
(*´ε`*)チュッ~~~~~~~
っとキス!!
「「「「「「「イチャツキ禁止~」」」」」」」
速攻で皆に引っぺがされた(;'∀')💦
俺達はテーブルと椅子を片付けて速攻でフォンティ城塞都市上空に転移
そしてフォンティ城塞都市を一度異空間倉庫に収納し奴隷以外を排出
『お仕事完了!!』
ミッションコンプリート!!だぜ~~
つづく・・・
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