第353話 353.待って居てもしょうがない!!直接乗り込もう

◇◇ レイ ◇◇


「ご主人様~こちらは『浮遊島』の見張り塔で見張りをしているシェイラで~す。ご主人様~『浮遊島』で私とデートしませんか~♡」

何て事、皆の聞いてる通信回線で堂々と言ってるんだよシェイラ?

あいつこんなキャラだったか?


「シェイラ嬉しい申し出だが遠慮させてもらうよ」


「ご主人様~そんなこと言わずに来てくださいよ~ブリッタも全裸でご主人様に見られたいと興奮してるんです~」



シェイラ俺を弄んでるな?

「あのな~シェイラ・・・」


「ふふっ。お遊びは此処までのようですねご主人様?ご主人様が言われたように西の方角の地平線上に軍隊が集まっているようです直ぐに来て頂けますか?」


「シェイラって頭は回るんだよな~超~優秀なやつなんだけど、人をおちょくる癖があるのが難点だな」

「ジェイラ直ぐに行くからそのまま待機していてくれ」

「は~い」


「レイラ、クリスティーナ、クリスティーン、クララ、ディアナ、ジュリア、ジャーネ今の話聞いたな?ジャーネはもう『魔動キックボード』に乗れるようになったか?」


「ご主人様『悪魔の森』で『魔動キックボード』に乗ったまま目一杯魔獣倒したから大丈夫」

おおジャーネいつの間にそんな事やってたんだ?

多分俺が第二エデン城塞都市の事でディアナの両親のクライドさんとルーシーさんとで色々と錬成していた時?

あの時ディアナの両親のクライドさんとルーシーさんと俺と女神様だけだったからな


俺達は速攻で『浮遊島』の見張り塔の最上階に転移

その瞬間


「「きゃっ」」


「ぶはっ」

「ぶはっ」


シェイラとブリッタが飲んでいた紅茶を盛大に吐き出した。

「ご主人様、飛んでくると思って安心していたのに、急に転移してこないで下さいよ」

「びっくりしました~」

女神様、レイラ、クリスティーナ、クリスティーン、クララ、ディアナ、ジュリア、ジャーネ以外の前では空間転移は殆どした事無かったからな


「悪いな急ぎだったんでな」

「仕方ありませんね。ご主人様アレです」


シェイラは西の地平線上を指さして俺に教えてくれる

「ご主人様、丁度地平線上なので、私には蟻さんがうじゃうじゃいる感じにしか見えないのです」

優雅にお茶をしながら俺に告げて来るブリッタ


「確かになあれが糞対価どうかは、解りにくいな。『浮遊島』の高度を今の倍くらいまで上げてみよう」


俺は欧州のノイシュバンシュタイン城をイメージして作ったお城の前に転移

そうして台座の上に置いてある水晶玉を触り地上8000メートルまで『浮遊島』を上昇させる


「ご主人様その台座の上に置いてある水晶玉って飾りじゃ無かったんですね」

「なんで飾りをこんあ所に置くんだよ。これは『浮遊島』の運転装置だよ」


「「「「「「「「「「えええええええ~~」」」」」」」」」」


「あのね~みんな驚く事じゃないだろ?女神様まで驚かないで下さい。今さっきまでは230キロ程しか見えなかったハズですけど、今度は330キロ程は見渡せますよ」


そう言って俺はまた全員を見張り塔の最上階に転移させる

今度は確実に見える範囲が広範囲に広がった!!


「レイ凄い数の兵士達が集まっているようですね」

女神様がそう言って指さした場所には、凄い数の黒い粒粒が集まっているのが見える

「あ~あれは多分兵士達が集まっているんだろうなここからあれだけの広さに集まっているのが見えるから、相当数の兵士達が集まっているんだろうな」


「あれだけの兵が進んで来るとなると、レイアード城塞都市とか危険ですね」

レイラがレイアード城塞都市の事を心配しているが、俺もレイアード城塞都市の領主ジュリアン・レイアードやジュリアン・レイアードの妻達やその子供達と関わった以上放ってはおけない


『レイアード城塞都市の領主ジュリアン・レイアードは図々しくってアホだけど嫌いじゃない』


恋愛感情とかっていう事じゃ無いぞ!!

絶対にありえないからな?

4Pは誘われたけどさ~


まさかしている真っ最中に部屋からアレをオッ立ててたまま出てきて俺を誘うとか何考えてるんだって思うけどさ!!

領主ジュリアン・レイアードは俺をそもそも女だと思ってるようだしな

あんなアホだけど、嘘は吐かないからある意味無害だしエデンには友好的だしな


俺はアンジェリーナに連絡

「アンジェリーナ、いま物凄い数の兵士が此処から200キロ以上離れた所で集まっているのが確認された!!この辺に攻めてこられたら集まってきている商人達にも被害が及び厄介だから、こちらから打って出る!!魔法をぶっ放したいメイドさん100人程集めてくれないか?他からの攻撃も予想される為に70人程はエデンに残って欲しい」


「ご主人様、今まではエデンの領地の運営に携わってきましたが、今回はは私も出て暴れさせていただきますわ~早速戦闘の好きな人間を集めさせて頂きますわ~ふふふふっ」


「ほ・・程々にな」


ダナン奪還の時はアンジェリーナ切れて特攻してたからな・・

もしかしたらレリーナまで出るって言ってきそうだな(;^ω^)💦


「クライドさんルーシーさん、聞こえてたとは思うがアンジェリーナが今回出るそうだ。なので俺達がエデンに居ない間エデンの事をクライドさんルーシーさん、それとスタンリー、フィン、エリオット、アルバート、アーロンに頼みたい」


「「「「「「「ハイ」」」」」」」


皆の奥さんは妊娠中だからな

少しでも傍にいたいだろう


つづく・・・

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