神々の争いに巻き込まれた俺は異世界で女神様とスローライフを始める

第351話 351.攻めて来る者達

◇◇アルバーノ・フォンティ　◇◇

フォンティ城塞都市領主アルバーノ・フォンティは5年前『神託の石板』の神託によりダンジョンの宝箱を見つけ弦の無い黄金の弓を10本ダンジョンから持ち帰った。

その黄金の弓は光の矢を無限に撃ち出せる魔道具！！

それまでは、フォンティ城塞都市は人口5000程の小さな城塞都市だったが、弦の無い黄金の弓を手に周りの城塞都市を精力的に落としてまわり、その滅亡させた城塞都市の住民を奴隷にしその豊富な労働力により城塞を拡張し小麦を栽培させ、さらに大きな城塞都市へとなって、次々に付近の城塞都市を取り込んでいった。

そうしてアルバーノ・フォンティは教会を建て『戦神ドニス』を祀ることにしたのだった。

エデンの塩の話を聞いてからアルバーノ・フォンティはエデンを自分の手に入れる事を決意

精力的に他の城塞都市と連絡を取りエデンを攻める相談をしていたがなかなかいい返事はもらえなかった。

事態が動いたのは一週間前

エデンの城塞都市の上空に突然長さ2キロ以上の荘厳な真っ白なお城が建った巨大な『浮遊島』が出現したという話題がこの辺一帯に伝わったのだった。

『浮遊島』が出現したという方向には確かに空に浮かぶ島が見えたのだ！！

そうして各城塞都市があの『浮遊島』を手に入れる為にエデンに揺さぶりをかけているという話が伝わって来た。

ここで出遅れれば、我々は後悔してしまう！！

『世界を牛耳る塩』

と

世界を束ねる力を内包する

『浮遊島』

その両方をエデンの手中にある

今叩いておかなければ、我々は征服され奴隷になる運命しか無い！！

そうして主要な城塞都市に再度出向き

「今エデンを落とさなければ、我々はエデンの奴隷になる未来しかありませんぞ。協力してエデンを落としましょう」

と言って協力を仰いだのだった。

集まったのは　１０の城塞都市から

フォンティ城塞都市　５万（内奴隷が4万人）

マストロ城塞都市　　１万

ピルコス城塞都市　　１万

アマラトス城塞都市　１万

カリテア城塞都市　　１万

スフィニア城塞都市　１万

モナストリア城塞都市１万

プレシオン城塞都市　１万

ドレニア城塞都市　　１万

ケストナ城塞都市　　１万

総勢１４万人の軍を編成出来た！！

いかにエデンが強いといっても１４万もの兵に責められてはどうしようもないだろう

俺達は一斉に２００キロ以上離れたエデンの領地に向け、天空に浮かんだ『浮遊島』を目印に軍を進めるのだった。

づづく・・・