第325話 325.男に言われても嬉しくねぇ~~んだよ~!!

◇◇ レイ ◇◇


『カカオ園』をやっと作って『カカオ園』の入口に鉄の門を付け出入り出来るようにして『カカオ園』というプレートも付けておいた。


これで従業員も迷う事は無いだろう


これで帰ってゆっくい出来る!!

って思ったのもつかの間帰る途中にエデンギルド本部の前を通った時


「レイ殿~~~お待ちしておりましたぞ~~~『冷蔵冷凍庫』の魔道具の予約が殺到しておりまして間に合って居ないのです~~作っている分があれば直ぐにおいていって欲しい」


運の悪い事にギルド本部のオープンテラスで飲んでいたギルドマスターのドナルド・ディロンに見つかり速攻で声を掛けられてしまった~


最近エデンに移住してくる商人達も増えたし、このエデンを訪れる商隊の馬車も格段に増えたからな~

「馬車に積める『冷蔵冷凍庫』の魔道具在庫を決行置いていたハズですが?」

って聞いて見ると


「あの数、2日で契約してしまいましたぞ」

「何ですって~」

「エデンの領地で産出される上質の肉、冷凍のロブスター、腸詰めのウィンナーソーセージ、最近出来たスモークソーセージを取り扱いたいという商人が続出しておりましてそれを運ぶ馬車に積める『冷蔵冷凍庫』の魔道具の需要が急速に高まって来たのです。

今幾ら程出せますかな?できれば取り合えず1000は欲しいのだ}


「1000ですか~?」

「やはり無理じゃよな~( ノД`)コマッタ」

薄くなった頭を俺に向けながら俯くギルドマスターのドナルド・ディロン


「一応ありますけど・・」

有るんだよ・・

煩悩塗れでメイドさん達のハニートラップから逃れる為に、『錬成』『錬成』『錬成』『錬成』『錬成』『錬成』『錬成』した賜物だよ(;'∀')💦


「有るのか~~?有るんだな?早く出せ!!早く出すんだ!!此処に直ぐ!!」


ギルドマスターのドナルド・ディロンよ目の色が違うぞ!!

それにその言い方


『止めろ~~!!』


なんか違う物を出せって言われているようでヤバいんだよ!!

ヤバい物出さないけど!!


ヤバい物=今溜まりに溜まっている物だ!!何とは言わないが察してくれよ~~

男に言われても嬉しくねぇ~~んだよ~!!


女神様に

『好きな所にだして良いんですよ?』

なんて言われたら俺死ぬな!!


兎に角、出しましたよ!!


あれじゃ無いよ?

倉庫にド~~ンと『冷蔵冷凍庫』の魔道具1000個

壮観だよな~

馬車に積める『冷蔵冷凍庫』の魔道具一個オークションで金貨10万枚

これを一か月金貨10枚で商人に貸出

儲けはエデンギルドと折半

つまり此処にある『冷蔵冷凍庫』の魔道具だけでエデンギルド本部と俺の双方に一か月金貨5000枚が毎月何もしなくても入って来る。


別れ際またエデンギルド本部のオープンテラスで飲み始めたギルドマスターのドナルド・ディロンに

「エデンで作り始めたお酒です。良かったら飲んでみて下さい」

そう言って


ピーチ酒

りんご酒

小麦を使った ビール、ウイスキー、ウォッカ

其々を取り出して渡すと速攻で開けて・・

「おおおおおおおおおお~これはなんじゃ~美味いぞ!!美味いぞ~!!」

「おおおおおおおおおお~此れも美味い!!」

「このぱちぱちする感じは何じゃ、癖になるぞ」

「これはまろやかじゃがコクが有る」

「これはアルコール度がキツイが美味いぞ!!」


「有るだけ出せ!!ここで直ぐに出すんじゃ~!!」


・・・


ジジイに此処で出せ、直ぐに出せと言われて、別の意味で疲れた俺だった・・(;'∀')💦


エデンギルドが全部買ってくれたから良かったけどさ~

定期的に納品して欲しいという依頼だが・・・


俺の魔法で熟成させた代物

本来ならば最低でも熟成に1年程かかる

暫くは酒作りに馴れる為に俺が魔法で熟成させて早めに出荷するべきか?


それも良いかもしれない


つづく・・

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