第282話 282.ラドス城塞都市ディアナの両親を探せ
◇◇ レイ ◇◇
女神様アルテナがディアナから『聖ドニアス協会』の事を聞き出してくれた事で薄っすらとだが、ラドス城塞都市がどんな都市なのかという事だけは解って来た気がする。
俺の聞いた感覚だと
『『神託の石板』の神託に表示された神託とかいう神からの指示によりラドス城塞都市が発展して来たという事』
あのクソ憎らしい神達の1人が神託と言うラドスに都合の良い情報を流して、それを実行して来たラドスはこの世界最大の都市に発展して来たって事だ。
あの4神の1人がこのラドスに関わっているって言うのが気に食わねえ!!
兎に角だ!!
そんなラドスにディアナの両親が居るって事で、俺達はラドスの城塞都市に行く為に支度している俺
まさかさ~天使の格好を晒す訳にはいかないジャン?
偽装魔法を作っているんだ!!
ダダ・・
その偽装魔法って微妙でさ・・・
ちょっとした弾みで解けてしまうんだ(;'∀')💦
この天使の姿になってから、まだ力の使い方が良く解らない
何もかもが変わってしまった感じなんだ
『女神様?まだ何か俺の体にして無いよね?』
「ご主人様~ご主人様のお姿神々しいです~」
「「「「「「「「「「ご主人様~」」」」」」」」」」
それを見てディアナが
「レイ様って皆さんに慕われているのですね」
と感心しているから
「俺は助けただけだからね?」
と・・一応は自分のこの状況をフォローだ
何とか、偽装・・
翼と天使の輪が見えないってだけだけど・・・
今まで一回も偽装が解けていなかったから気づかなかったけどそういやアルテナにも偽装かけてたんだよな?
あの時は、神にバレないようにと思って、偽装と神から見えなくしたような気がするんだが・・
その時の事をよく思い出せない
まだ一か月しか経っていないのに!!
今日は、俺がまだこの体に馴れていない事も有って
レイラの魔改造『魔動キックボード』に荷物車を連結しレイラが魔改造『魔動キックボード』を運転し連結した荷物車に俺達を乗せて運ぶ事にした。
ラドスに行く人員は目立たない方が良いので
レイラ
俺
女神様
クリスティーナ
クリスティーン
クララ
そうしてディアナの7人がラドスへゆく事になった。
大人数で言って、ラドス城塞都市に他の城塞都市が攻撃して来たって思われても厄介だからな!!
「レイラ今日はディアナが居るから急激な運転は控えろよ!!」
「ハイハイハイハイハ~~イ~」
レイラは返事だけは良いんだからな~
取り合えず言ったぞ!!
俺は言ったからな?
これで問題が起こっても俺のせいじゃ無いからな!!
「じゃ~いっきま~~す~!!」
レイラがそう言った瞬間
『ずっきゅーん』
っと上空高く舞い上がる
その瞬間
「きゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
あ~やっぱり~
急激な周りの景色の変わりように
『ディアナが床に座り込み・・・水溜りが出来てますね・・・』
こ・・・これは!!
ディアナのオションおパンツのコレクションが新しく加わるのか!!
と俺がディアナを水溜りの中から立ち上がらせた訳だけど・・・
「レイはダメ」
って女神様に速攻で拒否されちゃって・・
女神様とクリスティーナとクリスティーンとクララにディアナのオションおパンツが取り換えられて!!
『ディアナのオションおパンツのコレクションが手に入らなかった~~!!』
どうも皆・・
これ以上は女の子を増やさないって神経を尖らせているっぽい
おれはそんなにも信用無いのか?
まぁ~171人も集まっちゃったらそうなる・・・のかな?
レイラの魔改造『魔動キックボード』に引っ張られた荷物車に乗って東の方向に只管4000キロの道程を約1時間で走破した頃東の地平線上にキラキラ光る景色が見えて来た。
「海だな」
「「「「「海ですね」」」」」
「多分ここがラドス城塞都市だとは思うが街が40キロ以上城塞で囲まれているぞ」
「話では20キロ程の城塞都市って聞いていましたね」
って話しているとディアナが
「私がこのラドス城塞都市に流れ着いた頃はそうでしたね」
「あ~ラドス城塞都市が急激に発展して来たって事だな」
「『神託の石板』のご神託により急激に発展したそうです」
「ところでさ~ディアナの住んで居る家はどの辺りになるんだ?」
「あの南側の海岸線の辺りです」
ディアナがそう言って指さす方向を見て
「レイラあの辺りの人目のつかない所辺りに降ろしてくれ」
「ハイハイハイハ~~イ」
レイラが降りたのは人目の少ない砂浜だったが・・・
「お前達一体何者だ!!!この辺一帯は一般人は立ち入り禁止だぞ!!他国のスパイか?全員こいつらを捕らえろ~!!」
げっ・・
此処は塩田なのか?
ラドス城塞都市が超~秘密にしたい所じゃねえかよ!!
「全員『魔動キックボード』を出して全力で飛行
クリスティーナとクリスティーンはクララを頼む
俺は最前列でディアナを抱えてティアナの家まで案内してもらうから全員俺についてこい」
「「「「ハイ」」」」
俺はティアナ
『ひょいっ』
っと小脇に抱えた瞬間、魔改造された『魔動キックボード』で飛び出す
「ティアナ、お前の家の方向はどっちだ?」
「北西の方向です~」
「みんな~行くぞ~俺についてこい!!」
「「「「ハイ」」」」
兵士達が一気に集まって来て
「そいつらを捕まえろ!!」
と隊長らしき男が叫んでいるのが聞こえるが・・
その時は俺達は既に丸太を撃ち込んだ柵を『魔動キックボード』で飛び越えて一気に街の方向に向かって走り出していた。
「逃げたぞ追え~~~」
「応援を呼べ!!」
「他国のスパイが入り込んだぞ!!」
『カン』
『カン』
『カン』
『カン』
『カン』
『カン』
『カン』
激しく鐘が打ち鳴らされる。
一気に兵士達が至る所から、路地や大通りに湧いて出たように溢れ出してくる。
その中を
「ヒャッハ~」
レイラ達はノリノリで『魔動キックボード』で人垣の間をすり抜けてゆき
避けられない時はスタンガンの放電で
「バリバリバリー」
っと放電させて撃破
一瞬で兵士達が崩れ落ちてゆく
その中を
「右」
「右」
「左」
「左」
「そのまま真っすぐ」
俺にかかえられたままのティアナが的確に家の方向へと指示してゆく
「凄いです」
「わたしドキドキしています」
「楽しい~~楽しいです~危機的状況なのにどうして私こんなにドキドキしているんでしょう?」
ティアナなんか凄くおしゃべりだな
「その路地を左」
俺はティアナの指示通り路地を左に曲がり
「その二つ向こうの路地路地を左」
1
2っとこの路地を左ね
「あの5つ向こうの家です」
「みんな~直ぐに止まるぞ」
「「「「ハイ」」」」
1
2
3
4
5・・「皆とまれ~!!」
俺達が止まってディアナを降ろすと
「お父さん~お母さん~」
と一目散に家の戸を開けて家の中に駆け込んでいった。
つづく・・・
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