第272話 272.レイ、それどうするの?捨てる?

◇◇ レイ ◇◇



俺の

「聖ドニアス協会は俺達の敵だな」

と言った言葉に反応したレイアード城塞都市の領主ジュリアンが

「聖ドニアス協会がレイ殿達の敵とはどういう事ですか?」


と詰め寄って来る。

ジュリアンよ顔が近いぞ!!

俺は間違っても男を好きになる趣味は無いからな?


「俺とアルテナはドニアス神に殺されかけたからだ」

「うん殺されかけた!!ドニアス神は私達の敵」


女神様もぷんぷんモードで激オコ



「またまた~レイ殿もアルテナ殿もご冗談がキツイ」


普通はそう思うよな

「普通は信じれないでしょうね。無理に信じなくても良いですよ?」

「そう普通は信じれないから、信じてくれなくても気にしない」


信じれる訳は無いのだ!!

大体だれも神様の姿なんて見た事も無いはずなのだから!!

そう言う意味では俺は女神様と地球の世界で会えたって事はツイて居たのか?


「あははは~まあぁそういう事にしときましょう」


結構酒を飲んでいるみたいで上機嫌に笑いながら答えてくれたジュリアンだが

多分酒の席の話として覚えてはいないだろう・・


ダンジョンからドロップした酒樽から延々と出て来る酒は口当たりも良く飲み易そうで

レイアード城塞都市の領主ジュリアン・レイアードは俺の出した腸詰めソーセージのボイルした物にマスタードを付けながらボトルに詰めたダンジョン酒をもう10本以上は空けて上機嫌


「前から不思議だと思ってたんじゃが、このエデンに居るレイ殿に仕えている少女達だが何であんなにも綺麗な超美少女ばかりを集めれたのじゃ~?」


「集めてなんかいませんよ?

皆奴隷にされ売られる寸前だつたり、盗賊団に襲われ捕まって性奴隷として囲われる寸前に助け出した人達だったり、不幸な目に遭っていたのを助けた人ばかりですよ?」


「そんな事は無いだろ!!

レイ殿なんて、この世界のどこを探しても見つからない程の美少女

俺はレイ殿にこそ秘密が有るのではないかと考えているのだぞ~~~

美少女はレイ殿に集まった少女だけ!!

レイ殿が何かしらの影響を与えた結果、レイ殿の周りに居る少女達が綺麗になったんじゃないか?


妻のシンシア、ミッシェル、オリーヴの3人が言うのだから間違いない!!

だから妻達がレイ殿の傍に連れてゆけと最近うるさくて、こうしてきてるのじゃ」


おお~

ここに来たいと言った最大の原因はジュリアンの嫁さん達か~(;'∀')💦

ジュリアンの嫁さん達が言ってるのは間違ってはいないな・・・

ダダ違うのは


皆がお祈りしながら


『リジェネレート』


を掛けた結果が反映してるだけの違いだけだな!!

恐るべし


『女の勘』


「ジュリアン・レイアード様ご慧眼恐れ入ります。奥様の予想に間違いはないと思われます」

「そうであろう~そうであろう~わははは」


「ぐーぐー」


オイ!!

レイアード城塞都市の領主!!

寝るんじゃねぇ~!!

寝るんなら、ホテルに帰ってから寝ろ~~!!


俺に抱き着いたまま寝るんじゃねぇ~つうんだよ!!

って眠ってる奴に言っても無理か・・(;´д`)トホホ


「レイ、レイアード城塞都市の領主にめちゃめちゃ好かれてる」

「女神様?俺男に好かれても嬉しく無いんですけど~」

「ご主人様~男にモテて良いじゃ無いですか~私達はこれ以上女性が集まらない方が嬉しいです」

「それ本音だろレイラ?」

「当然です。これ以上増えたらご主人様は面倒見れるんですか~?」


いや・・

そう言われると・・・

ヤバい・・・


「そうなんだよな~俺もこれ以上は増えて欲しく無いな」

「でしょ~」

「レイ、それどうするの?捨てる?」


女神様~~捨てちゃダメでしょ!!

「俺も本当なら捨てたい所だけどさ~、ここまで懐かれたら捨てれないよな~

『エデンズガーデン』のホテルに連れて帰って奥さん連中に渡して置こう」


「ぐーぐー」


くそっ

くっ付くんじゃねぇ~

しょうがないので・・

不本意ながら、レイアード城塞都市の領主ジュリアンを俺がお姫様抱っこをしたまま『エデンズガーデン』のホテル10階の部屋まで連れて行ったのだった・・・


つづく・・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る