第209話 209.ええい~面倒だ魔獣を退治してから考えよう

◇◇ レイ ◇◇


魔獣が溢れ返っている件は俺達が行って何とかする事が出来る。

だが城塞都市メリアストロと城塞都市デナストレアの戦争の問題は俺には如何する事も出来ないが一応仲裁だけはしてみようという事で、まずは城塞都市メリアストロと城塞都市デナストレアの周りの魔獣を殲滅してしまおうという事になった。


出来ればダナン救出組58人のメイドさん達も連れて行きたいが、ダナンの城塞都市からの移転してきた2万人の事とか商隊が頻繁にエデンを訪れて常時500商隊近くが領地で買い物をして色々な城塞都市に散らばって販売活動を行うようになってきた。


どうもエデンのギルド本部で販売している金貨40万枚もする『冷蔵冷凍庫』の魔道具が金貨10枚毎月払えば使えるという事が大々的に伝わって、エデンに来る商隊の殆どが『冷蔵冷凍庫』の魔道具を購入し金貨10枚を毎月払い運用をを開始している。


昨日エデンギルドで聞いた段階で契約数300台・・・


いや~流石に300個の『冷蔵冷凍庫』の魔道具を作るのにはめちゃ魔力消費したけれど、魔力切れで倒れなかった俺を褒めてあげたい(^^)/


『偉いぞ俺~!!』


なのでエデンのギルドは初期300台契約分の金貨3000枚が契約時入ってきている。

そうして毎月金貨3000枚が今時点で何もしなくても入ってくるのだ。


まぁ~俺とエデンギルドとで折半だから、俺とエデンギルドに毎月今時点で金貨1500枚づつが儲けとして振り込まれている。


『もう俺、働かなくて良いんでね?』


って事でさ~常時500商隊がうちの領地で商品を仕入れていくようになったから今優秀な人材を引き抜くわけにはいかなくなっているんだ。

なので今回は俺、女神様、レイラ、クリスティーナとクリスティーンの5人がディーン・ティーナ夫妻に同行する事になった。


「「きゃーーーーーーーー」」


久々に聞くな~この悲鳴(^^)/

「ご主人様~この二人おもらししちゃいましたよ~どうするんですか~恥ずかしさで真っ赤になっちゃってますよ~」


俺達がエデンの領地から一気に地上200メートルの場所に浮遊した途端にディーン・ティーナ夫妻は初めての体験に思わずおもらしをしてしまったみたいで、レイラに俺は責められている。

「あ~最近さ~レイラ、女神様、俺、クリスティーナとクリスティーンと行動する事が多かったからうっかりしてたよ」

「あ~そうですね~言われれば!!」

「最近はレイラさんと私とクリスティーンでしっかりガードしてますからね~他の皆が入り込む余地はありません」


おいクリスティーナ何気に凄いことを聞いた気がするんだが・・


『問題になったらいけないから、聞かなかった事にしよぉ(^^)/』


おもらししたままッていうのも可愛そうなので、一応また戻って着替えてもらいました('◇')ゞ💦

いやゃ~参った参った~

でも着替えて課からディーン・ティーナ夫妻のティーナさんのテンションがマックス!!

下着の付け方がわからずにレイラがお手伝いしたんだけど!!


「凄いです!!凄いです!!凄いです!!凄いです!!凄いです!!凄いです!!凄いです!!凄いです!!凄いです!!凄いです!!凄いです!!凄いです!!凄いです!!凄いです!!凄いです!!凄いです!!~この下着もドレスも最高です~~。もうこの下着なしでは暮らしてゆけません~~」


もうキラキラした瞳でもう舞い上がってしまって城塞都市メリアストロの事など忘れ去ってしまっている!!


おい!!

良いのか?城塞都市メリアストロの事?

って突っ込んでみたいぜ。



前回レイラ達はダナン救出組の58人のメイドさん達を連れて、エデンとレイアード城塞都市の間の魔獣狩りを行った時は草原を真っ直ぐに突っ走ったから北西方向の魔獣には気づかなかったらしい。


空気の層に包まれた俺達一行は一瞬で城塞都市メリアストロと城塞都市デナストレアの上空に移動してきていた。


「確かに魔獣がうようよ居ますね~魔獣の巣窟って感じですね。ディーンさんティーナさん達良くこの魔獣の巣窟から出れましたね」


「オルコット商会の商隊の方が魔獣の嫌がる薬草を焚きながら移動してくれたので何とか出ることができたのです。その薬草はスタンピードとかの時は効かないそうですが普段魔獣がこうふんじょうたいでなければ嫌がって近寄らないそうです」


そんな薬草が有ったんだ・・・

俺達は無理やり魔獣を殲滅するか、俺の異空間庫に収納だもんな~


「ご主人様~早速『魔動キックボード』を出して殲滅して良いですか?」

何時ものレイラの暴走癖が出てきたか・・('◇')ゞ💦

「私も行く~~」

「私も逝きたい~」


クリスティーンさん?行く場所が違うように聞こえたんですが?

突っ込んだほうが良い?


早速レイラ、クリスティーナとクリスティーンを地上に降ろすと『魔動キックボード』を出して全速力で飛び出して周りにいた魔獣達を速攻で殲滅してゆく。


今回は3人が別々の方向から追い込んで行き最終的に集まった所を殲滅って感じだ。


俺と女神様、そうしてディーン・ティーナ夫妻は上空で待機

だって俺達が居たら確実にレイラ、クリスティーナ、クリスティーンの狩の邪魔になるからね~


「凄いですね。3人であんなにいた魔獣を数10分で追い込んでゆくなんて考えられません」

「何なんですか彼女達?あ~そういえば商隊の方に聞いた事があります!!『トレノア2500人の軍隊がエデンの少女に瞬殺された。エデンの少女達には絶対に手を出さない方が良いぞ』って城塞都市メリアストロに来られた商隊の方が言ってました。」


そうこう話している間に眼下の草原では魔獣討伐が完了してレイラとクリスティーナとクリスティーンが上空を見上げて俺達に向かって大きく手を振っている。


「下に降りて魔獣の死体の片づけをしようか」

「お腹空いた」

ハイハイ女神様は何時でもマイペースですね。

某有名チョコレートメーカーのゴ〇ィバのチョコレートを女神様の開けたお口に

 

『ぽいっ』

『(´~`)モグモグ』


あれ?

ディーン・ティーナ夫妻も欲しそうですね・・・

とりあえず一個づつ某有名チョコレートメーカーのゴ〇ィバのチョコレートをディーン・ティーナ夫妻にも渡しましたよ?


流石夫婦さんです!!

お互いに


『あ~ん』


をし合って食べさせあいしてますね('◇')ゞ💦

こんな所でいちゃつくんじゃねぇ~!!


つづく・・・

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