第201話 201.ダナン夫婦ネットワークの凄さ
◇◇レイ◇◇
異世界へ落ちて来て今日で17日目
170人程のメイドさん達は全員白亜のお城の方に移転終了し、夜遅くまで空中庭園で裸族をで過ごしていたよう。ガラスのドームで覆っているからな。レイラのお陰で俺、女神様、レイラ、クリスティーナとクリスティーンの双子ちゃんで速攻シンデレ○城最上階に避難だよ
あの空中庭園はガラスのドームで覆っているから虫も入って来ない安心仕様
もしも現代の都会育ち女性達がこの異世界大自然の中に来れば
『きゃーーー』
『ひゃぁーー』
『ぎゃー』
とか虫や生き物をみて悲鳴を上げまくるだろうな
それに魔獣はウヨウヨ居て、城塞の外は即魔獣の餌になる運命が待っている過酷な世界
この異世界アルデリアの中でエデンの場所は地球で言うと赤道付近に位置して良そうだ
話を聞くにレイアード城塞都市や700キロ離れたノートリアス城塞都市でも氷や雪は見た事が無いって言っていた。当然ながらトレノアの城塞都市やダナンの城塞都市の人も同じように雪や氷は見た事が無いそうだ。
『冷蔵冷凍庫』の魔道具を出品した時に驚かれたものだ。
氷自体見た事が無いという人々が殆どだった
もっと北に北上すれば、雪や氷を見る事が出来るのかもしれない
気候的に考えると、赤道よりもちょっと上の辺りなんじゃ?
って言うのが俺の意見だ
成層圏まで飛行すれば多分だが解ると思うけど・・・
神達に見つかってしまう危険性もあるのでそんな事はやれない!!
・・・
そんな訳でレイラと女神様は俺を両側から抱き枕にして俺の上にはクリスティーナとクリスティーンの双子ちゃん
みんな可愛いキャラ付きパジャマ
そうしてクリスティーナとクリスティーンの双子ちゃんの足まで届く髪が掛布団代わりという有る意味、これ以上入る余地が無い守りの陣形?
「ご主人様お食事のご準備が整いました」
食事は全員一緒じゃ無いとアンジェリーナが許してくれない。
行かなければここまで全員で突撃されてくるだろう
俺達は着替えて全員で食事をした後、アンジェリーナに連れられてホテルに連れていかれると、其処には夫婦だろう50組近くの男女と、大勢の子供達、お爺ちゃん、お婆ちゃん、そして若い女の子も大勢集まっていた。
300人近く居るんじゃ無いのか?
子供達やお爺ちゃん、お婆ちゃんも居るからな。この人達は保育園関係だな
その中には昨日出会った夫婦と子供達の姿も!!
「昨日お会いしましたチャドさんとクラーラさんの夫婦が皆さんに声を掛けて下さってこんなに集まってくださいました」
アンジェリーナが昨日早速面接してくれたようだ。
50組の夫婦は希望を聞いてホテルとお土産屋さんに割り振り
お土産屋さん兼食堂に10組の夫婦と若い女性達の中から10人程
ホテルに残り40組の夫婦と若い女性達の残り
ホテル組が多い気もするが、この巨大ホテルだ足りないよりは良いだろうという事になった。
お爺ちゃんと、お婆ちゃんには仕事内容は昨日出会った夫妻から大体の事は聞いていたみたいだし、アンジェリーナから面接を受けた時に仕事内容の説明も受けて契約しているから、俺がするのは挨拶だけだ。
『適材適所』
大体、男子高校生が領地の経営をする事自体が無謀じゃね?
その無謀な事をやろうとしているんだ!!
もうやれる人に任せるしか無いじゃん?
「みなさ~ん、この領地はまだ作って2週間程しか経っていません。最初は私と女神様だけで生活するつもりだつたのが、次々に住民が増えてしまって領地経営が追い付いていない状態です。
皆さんも大変だとは思うのですが、私達も手探り状態で進めているのが現状です。
住み易いエデンにする為に共に頑張りましょう」
「「「「「「「「「「ハイ」」」」」」」」」」
なんとか挨拶だけは終わった(;'∀')💦
ちびりそうだった~~~よぉ
「よしよしヾ(・ω・`)」
女神様~
俺の気持ちを解ってくれるのは~貴方だけです~~
慰めてくれる女神様に感謝!!某有名チョコレートメーカーのゴ〇ィバのチョコレートを
『ぽいっ』
『(´~`)モグモグ』
うんうんいつもの良い笑顔ですね~
アンジェリーナとメイドさん20人で手分けしてホテルの業務をここで教えてゆくそうだ
ホテルは夫婦40組と若い女性達合わせたら200人近く居るから大変だな
お土産屋さん兼食堂の方へメイドさん5人を付け連れて行ってもらう。
お土産屋さん兼食堂の方は商隊への貸家の管理もしているから仕事は一杯有る。
食事の提供はマジックポーチから食事を取り出して提供する簡単なお仕事だから数人で回せるレベルにまでもっていっている。
お土産屋さん兼食堂に10組の夫婦と若い女性達の中から10人程これだけ居れば、商隊への借家貸出管理も大丈夫だろ。
ホテルが出来たから稼働し出すと、借家の方を使用する人は減って来るとは思うんだが、借家一軒借りれば詰め込めば6人位余裕で泊まれるからコスパは最高?
そういう面では借家の使用は減らないかも?
何れにしてもやってみないと解らないな
俺はメイドさん3人を付けてもらいお爺ちゃん、お婆ちゃん、そして子供達を連れて幼稚園に行く。
幼稚園は旧ダナン領主館の建物の裏側に幼稚園の宿舎と体育館?を設置
体育館といっても・・・倉庫?・・・ダナ(;'∀')💦
良いではないか!良いではないか!子供が遊べればそれで良いんだよぉ?きっと・・
お爺ちゃん、お婆ちゃん達に施設の使い方を説明
食事は俺の作った時間経過在りマジックバックでホテルに取りに行ってもらい子供達に食べさせてもらう事にした。
俺の作ったマジックバックは時間経過は有るけれど、要は使い方次第って訳だ
子供達は早い物で珍しい物が有ると早速保育園の校庭に設置した遊具で遊び始めている。
『ふふっ。あの海岸から持ってきた砂で砂場も作ったのだよ!!』
行き当たりばったりだけど・・
最初から上手く行くはずは無いんだ!!
これからどうなるか解らない事に悩むのを止め、俺は無理やり割り切る事にしたのだった。
そんな俺は女神様と手を繋ぎ、その俺の腕をレイラが抱き締め、クリスティーナが反対側の俺の右手を握り、クリスティーンがその腕を抱き締めているというめちゃめちゃ百合百合な状況で子供達を眺めていたのだったが・・・・
それを嫌らしい目で見る男達が居る事に俺達は気づかなかった。
つづく・・・・
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