第195話 195.何とかなりそうか?
◇◇レイ◇◇
アンジェリーナ、レイラ、女神様、クリスティーナ、クリスティーン、俺と公園のテーブルに座り、人員募集、保育園の子供の受け入れなどの事柄を書いたチラシの内容をああでもない、こうでも無いと論議しながらチラシを作っていった。
当然お菓子山積みに置いていたのだが・・
『(´~`)モグモグ』
『(´~`)ボリボリ』
『(´~`)バクバク』
『(´~`)モグモグ』
『(´~`)ボリボリ』
・・・
う~んみんな凄い食欲ですにゃ(;'∀')💦
俺達がそんな事をしていると・・・
公園を見つけた家族連れが不思議そうに公園を覗き込んで何か家族で話しているよう?
巨大滑り台が気になるようで二人の子供が手を引いて必死で公園の滑り台に連れてゆこうとしている
両親の方は、入ってはいけない所なんじゃ無いかと思って必死で止めている感じだ
「こらいけません。あれは他所のお家のものだから入っちゃダメよ!!」
「そうだぞ~、入ったらこわ~い人が出て来て捕まっちゃうんだぞ~」
「お父さん怖いよ~でも行きたいよ~」
・・・
そんな話声が聞こえて来る。
俺は
「ここで遊んでも良いすよ~」
って声を掛けると
「わ~~い!!お父さんお母さん遊んで良いって~~」
そう言って直ぐに滑り台に向かって二人の子供たちが走り出していた。
「すみません」
「これはアンジェリーナ様ではありませんか、ここはアンジェリーナ様のお宅なのでしょうか?」
父親と母親が声を掛けて来る。
アンジェリーナは元ダナンの領主様の奥さんだったから、よく知っているのだろう。
「此処は皆さんが自由に使える場所として領主様が作りましたのよ。だから皆さんに自由に使って良いって話して頂けたら助かりますわ。あ・そうだ貴方達仕事が無いようでしたら仕事をしてみませんか?」
「私は子供が居ますから、仕事はいまは無理です」
「どんな仕事があるのですか?」
奥さんやはり子供たちが居るから仕事は無理だって思っているようだな。
旦那さんは仕事を見つけたいようだな
「こんな感じでいまチラシを作っているのですが内容は解るでしょうか?」
とアンジェリーナは奥様に更生前のチラシを見せている。
奥さんはチラシを読みながら
「子供達が居ても無料で子供達を預かってくれて仕事が出来るって本当ですか?」
「領主様が食堂で働く人や、今度オープンするホテルで働く信用できる人を探しているのです。子供さんのいる家庭ならば無茶はしないでしょ?」
「なる程、流石はエデンの領主様だ!!考える事が違うね~」
「そうでしょ?エデンの領主様は正直に働いている民衆の味方ですからね?貴方達の知り合いにお歳を召されたお爺ちゃんやおばあちゃんでも良いのですが、保育園で子供達の面倒を見てくれる人達を探しているのです。もしも知り合いにそういう人が居たらご紹介頂けませんか?」
「うちのおばあちゃんとかでも良いのですか?」
「ええ~子供の面倒がみれれば良いですよ?出来れば子供好きの方が良いですが」
「じゃ~今すぐ連れてきます!!いつから働けますか?」
「焦らなくても良いですよ?今企画段階なのですから」
そうアンジェリーナが言うと
『シュン』
っとなってしまい
「そうですか・・まだまだ先なのですか・・」
と項垂れてしまっている
「お金の事とかでお困りですか?」
って聞くと
「そうなのです。貯えが少なくて・・」
って言うので
「一時金として大銀貨5枚お出し出来ますよ?その代わり毎月の金額から大銀貨1枚差っ引きますから、一時金を返却するまでは一か月大銀貨4枚の至急になりますが」
「「是非働かせてください」」
夫婦そろってハモっちゃったよ(;'∀')💦
おじいちゃんおばあちゃんも居るって事で保育園の事を話してみるそうだ
「家族みんなで働いたら一月金貨2枚になりますね(^^)/」
って言ったら旦那さんと奥さんビックリしてひっくり返っちゃったよ(;'∀')💦
奥さんと旦那さんの意見を取り入れながら
『(´~`)モグモグ』
『(´~`)ボリボリ』
『(´~`)バクバク』
『(´~`)モグモグ』
『(´~`)ボリボリ』
とお菓子を皆食べながら・・
みんなお菓子好きだね~
女神様もレイラも、クリスティーナとクリスティーンの双子ちゃんも静かだと思ったらお菓子食べるのに忙しかったんだね(;'∀')💦
旦那さんも奥さんも
『(´~`)モグモグ』
『(´~`)ボリボリ』
もう俺達の一員みたいに平然と食べてますね・・・
まぁ~良いけど!!
やっとチラシを完成!!
チラシを錬成で増産し奥さんと旦那さんにチラシを配ってもらうようにお願いしておいた。
一時金として大銀貨5枚渡しておいたよ。
きっと良い仕事をしてくれるだろう。
明日アンジェリーナの所にお爺ちゃんとおばあちゃんも連れて来て保育園の話をするそうだ。
お爺ちゃんおばあちゃんとは一緒に住んで居ないそうで長男さんの所にいるそうだが、長男さんの所は子供は成人したけど、この前のトレノア軍が攻めて来た時に無くなったそう。
戦争ってイヤダイヤダ・・・悲しみしか生まない・・
俺達が話している間に子供達が結構集まってきたようだ。
滑り台やブランコ、シーソーで多くの子供たちが遊び始めているよ!!
俺達は
「また今度会いましょう。これは少しですが良かったら食べて下さい」
そう言ってお菓子を渡すと
「きゃ~」
「やった」
といって二人抱き合って飛び跳ねながら喜んでいるんだが、お菓子位で喜んでくれるならいいっか
飛び跳ねながら喜びあっている夫婦を横目で見ながら俺達は次の場所に移動するのだった。
つづく・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます