第194話 194.先ずは出来る所からやって行こう(^^)/

◇◇レイ◇◇


俺と女神様が異世界に転移してきて16日目

このエデンの領地も賑やかになったものだ。


ホテルの一階プールには可愛いビキニの水着を着た少女達がきゃーきゃー賑やかに歓声を上げながら遊んでいる。


今日から


『ビーチバレー』


なんていう物をおっぱじめてみたんだが・・・

おお~商隊の男達が鼻の下を伸ばしながらエロい目で見てるよ

「ご主人様、悪い事考えている顔ですよ?」


あのですね?

なんでレイラと女神様とクリスティーナとクリスティーンの双子ちゃんまでおれのほっぺたを引っ張るんですか?


「だってさ~もう皆さ~入りたくて入りたくてしょうがないって感じじゃん?」

「それだと何でホテルオープンさせちゃわないんですか?」

「人員がいないんだよ」

「人員だったら私達が居るじゃ無いですか?」


ってレイラとクリスティーナとクリスティーンが自分を指さしながら言って来るけど


「出来ればさ~ダナンの移転して来た人達にやって欲しいんだよ。そりゃ~レイラやクリスティーナとクリスティーンがやったら確実に出来ると思うよ?でもさ~それじゃダメなんだ!!皆そうなるとエデンから外に出れ無くなっちゃうでしょ?だから俺が助けて俺と一緒に居る女の子は基本位置でも動けるようにしておきたいんだ」


って話すと

「へぇ~私達の事ちゃんと考えてくれてるんだ」

って感心されたんだが・・・

小首を折って俺をしたから覗き込む表情はめっちゃ可愛いぞ

レイラ計算してやってるだろ!!


「ご主人様に言われて初めて気が付きました」

「私達が入っちゃうと仕事から抜けれなくなっちゃいますもんね」

「私はレイといつも一緒」

はいはい解っていますよ女神様

俺は女神様の使徒ですからね


『ぽいっ』

『(´~`)モグモグ』

何時もながらにチョコを食べる時の女神様の表情は何とも言えない神々しさが溢れてますね~


今日から食堂兼お土産屋さんは、ホテルの厨房で作った物を時間停止機能付きマジックポーチに入れそこから取り出して食事を提供するようになった。

まだホテルの食事を作る能力が無い為に、俺が錬成で錬成した食事をマジックポーチに入れて提供している状態。

でも食堂は提供だけで良くなっているから食事を提供しているメイドさんも余裕があるみたい。


「ヘンリエッタお疲れ様~食事の提供今日から変えてみたんだけどどう?」

「ご主人様~名前覚えて頂けたんですね~嬉しい~食堂は1人でも回せちゃいますね~食事の提供は出すだけだし洗い物は『クリーンの魔道具』で一瞬ですんじゃいますから暇で暇で眠たくなっちゃうくらいです~」

「そっか~じゃ交代が来るまで頑張って」

「は~い、後で『リジェネレート』掛けて下さいね~あれされると凄く気持ちいんですよ~」

「ハイハイ解った」


何時の間にか『リジェネレート』浸透しちゃってヤバいな・・

「あの『リジェネレート』凄く気持ち良いんですよね~」

「うんうん~めちゃめちゃ体中が感じちゃうの~『リジェネレート』されると凄く気持ち良いです~」


え?めちゃめちゃ感じちゃう?

ヤバい能力がまた付加されてしまってんじゃ無いよな?(;'∀')💦


「食事の提供にナジックポーチ使うのは成功ですね。この調子でホテルの方もやれば上手く行きそうね」

女神様も解ってらっしゃるじゃ無いか!!

「あとは信用出来る人を入れて教育するだけですね」

「レイラ、痛い所突いて来るな~ホントそうなんだよ!!それが一番難しい事なんだ」


「「「「はぁ~」」」」


みんな同時にため息ですか~~

皆同じことを考えていたんだな(;'∀')💦


シンデレ○城の横がダナンの領主館だった物をそのまま移設した物

そうしてその向こうがエデンギルド本部結構余裕をもって設置したからギルド本部と元領主館の間は500メートル程間が有る。

そこを100メートル程使って広場を作り皆が集まれるスペースを作り椅子やテーブルを並べ木も適度に植えておく

『地経宇野世界の公園ぽい感じ』


ブランコ、シーソー、そして巨大滑り台も複数其々設置し子供達が遊べるようにした。


そしてその奥に保育園と芝生を張りつめた運動場を設置

そんな事をしていると


「な・・なんですか~此れは~~~」


アンジェリーナが元ダナンの領主館の建物から出て来て思わず叫んでくる。

「子供達を預かる場所と皆が集まれる公園、子供が居る家庭は女性が働きに出れないだろ?だからその子供達を預かる場所が有れば子供がいる女性も働きに出れるだろ?

ホテルも開業するんだったら、そういう子供のいる女性にホテルで働いてもらっても良いんじゃ無いのか?

内のホテルとか食堂で働いてくれる帆とが居れば、保育園は無料で使えるとかいって募集するとめちゃめちゃ応募してくれるんじゃないのかな?

それの子供を預かってもらっているとなれば、変な事もしないんじゃないか?


保育園で子供を世話する人は、年を取って力仕事出来なくなった老人でも良いんだ。子供達を見守ってやれるだけの事が出来ればだいじょうぶだから、きっと応募者も凄いと思うぞ。


お金がない人には、一時金を出して、その分毎月の給料から差っ引く事で回収できるだろ?」


おれがそう言うと

「凄いです早速募集を出しましょう。それにしてもご主人様は本当に15歳ですか?1000年くらい生きてるんじゃ無いですか?」

って疑われたんだが・・・(;'∀')💦


「嫌だな~俺本当に15歳だからね?」

「でも全員に知らせるにはどうしたら良いでしょう?」

ってアンジェリーナも困り顔


ちらしとか作れたら良いんだが・・・

この世界じゃ印刷技術なんて無いしな・・


「一枚描いた紙を俺の錬成で複数錬成して、明日配給を配っている人達に各家庭に配ってもらうと言うのはどうだ?」


「そんな事が出来るのですか?配るのは配給を配っている人達が適任ですね。早速私の方で原案を作りましょう」


アンジェリーナは直ぐに配布するチラシの原案を考え始めるのだった。


つづく・・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る