第189話 189.ちょっとした問題勃発・・

◇◇ レイ ◇◇


俺達がダンジョンから帰ってみるとエデンとレイアードの間の魔獣討伐に出かけているレイラとダナンで助けた女性58人はまだ帰って来てはいなかった。


俺達はシンデレ○城に帰りアンジェリーナを呼んでもらうようにジャスミンというメイドさんにお願して呼びに行ってもらったのだが・・

なかなかアンジェリーナを呼びに行ったジャスミンが帰って来ないのでそこに居た別のメイドさんレディアに『ホテルのプールに行って作業をしている』と伝言を頼んでおいた。


俺と女神様、そしてクリスティーナとクリスティーンを連れて・・

って言うか俺の左は女神様が独占し、俺の右手はクリスティーナが恋人繋ぎ、そしてクリスティーンが俺の右腕を抱き締めた状態で新しく作ったホテルへと歩いてゆく。


商隊の男達が外で沢山屯している

食堂兼お土産屋さんの外はめちゃめちゃ広いオープンテラスになっていて、其処に丸テーブルと椅子が所狭しと並べられ食事をしたりチェスとオセロが出来るようになっている


100席以上は設置している席が全部埋まってオセロやチェスをしている

チェスとオセロはお土産屋さんで無料で借りれるが借りる時に金貨1枚が必要で、貸したゲームを戻した時に預かっている金貨1枚を戻すようにした。

つまり持ち逃げすれば金貨1枚は帰って来ない事になるので今まで持ち逃げした商人は居ない。



このエデンにもう何回も泊まった事の有る商隊の人間は『勝手知ったる人の家』って感じでゲームに食事にと楽しんでいるらしい。

知らない商人達はそんな商人達が遊んでいるゲームの遊び方を紙に細かく書きながら必死で覚えている。


自分達でゲームをコピーして作るつもりかもしれない。

この世界には特許という物自体が無いからな・・・

コピーされて楽しんでくれるならばそれで俺は良いと思っている。


大体地球の世界の遊びで、俺が作った訳じゃ無いんだからな


そう言えば・・

この世界には紙という物が無い


魔獣の皮を加工した羊皮紙?みたいなものが使われているよう

俺もはっきりした事を聞いていないから解らないが色んな所で見ると魔獣の皮を加工した物が使われていたから多分そうだろう


ダナンの移住者を速く雇って食堂が回せるようにしないとな

極力内のメイドさん達は関わらせたくない


メイドさん達が凄く優秀過ぎて、食堂の簡単な処理をさせておくこと自体が無駄なんだよ!!

決して俺の傍に置いておきたい訳じゃ無いからね?

決して可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて仕方ないからじゃ無いんだからね?


兎に角、人員は有効利用、適材適所なんだよ?


ホテルの一階のプールの前には男達が好奇な目?それとも嫌らしい下心満載の視線でプールで遊んでいる女性達を覗き込んでいる。

デモンストレーションとしては最高に目立っているようで成功しているな。

そう思いながらホテルに入って行くと


「お帰りなさいませご主人様。お帰りになった早々失礼で申し訳ないのですが、少々問題が起きており今アンジェリーナ様が対応されておられますので至急プールサイドへおいで頂けないでしょうか?」


メイドさんのイヴが俺に告げて来る。

「直ぐに案内してくれ」

俺はイヴというメイドさんに案内されホテル一階のプールへとやって来ると、男6人が縛られたまま気絶していてその傍にアンジェリーナが立っていた。


「ご主人様お帰りなさいませ。この男達6人が外の塀をよじ登って突然このプールに乱入してきて女性達を襲おうとした為に待機していた人達によってスタンガンで無力化しましたが・・

男としての機能は果たせないかもしれません(;'∀')」


アンジェリーナはそう言って済まなそうに俺に告げて来たんだが・・・

女性達何やったの?


「あ~焼け焦げちゃってますね~」

「これじゃ~多分二度と使えませんね」


双子ちゃん何処見て喋ってるの(;'∀')💦?

クリスティーナとクリスティーンの双子ちゃんが汚い物を見るような視線で見ていたのは・・

捕らえられた男性の黒焦げになった下半身(;'∀')💦


あ~男達の下半身にスタンガンを大出力で押し付けちゃったんだね・・

うをぉ~女性って怖えぇ~~怖えぇ~よ(;'∀')💦

おれのアソコも思わずチジミ上がっちゃったよ


『チ~~ン』

偽愁傷さまです。

捕らえられた男性の分身様は無事あの世に旅立たれたみたいです<m(__)m>


「このまま放っていおいても、何時目覚めるか解らないから問題だな・・一応俺の異空間庫に仕舞っておくよ。後でどうするのが良いか全員で話し合おう」

「ご主人様有難うございます。正直助かりましたわ。また暴れ出したら今度は皆が殺しかねませんからね~」

アンジェリーナシレっと怖い事言うな・・・

「そ・・そうだね・・あはははは

そうだ!!

ダンジョンにこの領地で使うマジックポーチが足りないからマジックポーチを調達に行ってきたんだが10個程領地の為にまわせそうだからアンジェリーナに渡しておくよ。

ホテルの食材を管理するのに1個

そうしてお土産屋さん兼食堂の食事は新しく作ったホテルで一括で作りマジックポーチ2個を使って交互に入れ替える事で食堂兼お土産屋さんでは食事の提供だけを行うようにしようと思うんだがどうかな?

残り7個のマジックポーチで他を回して貰わないといけないけど大丈夫か?」


「ホテルで一括で食事を作り色々な所に配達出来れば作る場所が一か所に集中できますね。素晴らしい考えだと思うます。

早急にホテルを開業しないといけませんね」


「あ~ダナンの移転して来た人達を使いたかったんだが、信用できない人達も紛れ込んでいるから人選は慎重にしなきゃいけないな」


「それについては、ダナンの移転して来た人達の中に知り合いも多く居ます。その伝手で早急に人員を揃えて教育しましょう」

「そうかそれは有難いな!!

そうそうプールに植えているダンジョン産メロンフルーツの樹木だが、代替えがダンジョンで見つかったんだ皆も食べてみてくれ」


そう言ってテーブルと椅子を取り出してダンジョン一階層に植わっていたリンゴフルーツの果実をカットしてお皿に山盛り出すと・・・

次々に水着姿の少女達が集まって来て!!

次々にカットしたリンゴフルーツを口に運んで行く


「「「「「「「「「「美味しい~~」」」」」」」」」」

(#^.^#)(#^.^#)(#^.^#)(#^.^#)(#^.^#)(#^.^#)(#^.^#)(#^.^#)(#^.^#)(#^.^#)(#^.^#)(#^.^#)(#^.^#)(#^.^#)(#^.^#)(#^.^#)(#^.^#)(#^.^#)(#^.^#)(#^.^#)(#^.^#)(#^.^#)(#^.^#)(#^.^#)(#^.^#)(#^.^#)

おお~食べた少女達皆うっとりして良い笑顔ジャン~

可愛いな~


「メロンフルーツみたいに濃厚な美味しさじゃ無くあっさりしてて食べると清々しい気持ちになります~」


食レポありがとう(^^)/


俺はテーブルの上に再度山盛りにリンゴフルーツのカットフルーツを大量に排出した後、ダンジョン産メロンフルーツの木とリングフルーツの木を入れ替えてゆく。

同じように10階建ての直径100メートルの円形のホテル屋上のプールに植わっているダンジョン産メロンフルーツの木も入れ替えてゆく。

これで巷で金貨1枚で売られているメロンフルーツの奪い合うという問題も大丈夫だろう!!


つづく・・・

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