第188話 188.ダンジョン2階層へ降りてみれば!!

◇◇レイ◇◇


俺達は転移トラップに注意しながら2階層へ続く階段に近づいて行ったが、結局転移トラップは見つけられず2階層への階段を俺達は両手に花?状態で殆ど3人に抱き締められたまま降りる事となってしまった(;'∀')


嬉しいんだよ?

すご~く嬉しい!!

色んな所がさ~俺の色んな所に当たってさ~


もう


『非常に歩きにくい状態になってるんだよ(;'∀')』

俺は決して胸フェチじゃ~無いんだ!!

無いんだが・・

女の子に密着されると流石に興奮しない?

それも腸~美少女ばかりだよ?


そんなこんなでボッキボッキに一部を変形さえたまま俺達は2階層に降りてきた訳だけど~!!


「アルテナ・・これって前回有った1階層だよな?」

「そうですね。これで目的のマジックポーチが手に入りますね」

って女神様は平常運転何だが


「「何なんですか~~!!」」

クリスティーナとクリスティーンが言うから

「これはスタンピードイベントだな」


「「イヤーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

「お前達心行くまで魔獣を殲滅した言って言ってたんじゃ無いのか?」

「「一階層で十分堪能しました~!!」」

「残念だな~折角好きなだけ暴れれる所だったんだぞ?仕方ない俺が全部殲滅してやるよ。だがまぁ~改めてみると広さが倍位に拡張されてんな~ダンジョンが成長したって事か?

って相手は待ってはくれないみたいだぞ!!」


『魔法創造:ウィンドクラッシャー』

イメージは卍型の風の刃が回りながら切り裂いてゆくイメージ


そうして

『ウィンドクラッシャー』を100個並列で発動し何処までも続く洞窟にうじゃうじゃと集まった魔獣達を


『カシャカシャカシャー』

『カシャカシャカシャー』

『カシャカシャカシャー』

『カシャカシャカシャー』


・・・・

っと100以上の卍型の刃が高速で回転しながらミンチに切り裂いてゆく


もう洞窟の中の魔獣はゴブリン、オーク、ゴリラ系魔獣達がウジ虫のようにうじゃうじゃ湧いているってイメージで気色悪い。


正直いって見たくない光景

それがミンチ肉状態にミンチされてゆく様は・・・


「うげぇ~~もっと綺麗な魔法は無かったんですか?ご主人様~めちゃめちゃ気色悪いんですけど」

「あれ全部魔獣なんですか~何万居るんですか~?」

「もしかしたら10万位は居るかもな~」

そう東京ドームの収容人数の倍くらいいるかもな~広さもそんなもん?もっと広いか?


魔力を維持したまま卍型の刃を100以上同時に回転させながらって結構大変💦

次々に魔獣がミンチ肉にされる様は確かに・・・クリスティーナが言うように綺麗な魔法じゃないよな~


俺の目的はマジックポーチを手に入れる事だからな!!

狩った魔獣はミンチ肉になっていようがダンジョンが吸収してその分のお宝を還元してくれるから大丈夫だ!!


「魔獣が出てこなくなったからもう打ち止めかな?」

「ご主人様凄すぎです」

「これでマジックポーチがドロップしなかったら大損ですよね~」

「クリスティーン、フラグを立てるんじゃない!!本当になったらどうすんだよ!!」

「冗談ですよ~」


それが冗談じゃ無くなった時の落ち込みがきついんだよ

5分位するとダンジョンにミンチ肉になった魔獣だった物が吸収され始め、10分で完全吸収されると!!


『ポン』『ポン』『ポン』『ポン』『ポン』『ポン』『ポン』『ポン』『ポン』『ポン』『ポン』『ポン』『ポン』『ポン』『ポン』『ポン』『ポン』『ポン』『ポン』『ポン』


っと宝箱が出現!!



「「しゅごい」」

クリスティーナとクリスティーン噛んでるぞ!!

「これは凄いな1・2・3・4・5・・・20・・20個の宝箱は流石に凄いな」


「じゃ~宝箱開けちゃいますね~」

ってクリスティーナとクリスティーンが宝箱に駆け寄ってゆく


「クリスティーナ、クリスティーン宝箱を開けるんじゃない!!」


って言うと


「「へっ何で?宝箱ですよ」」


って宝箱に手を触れた瞬間


「グワーーーーー」


っと宝箱が咆哮を上げ開けた宝箱の中には無数の牙の生えた口で俺を襲って来た。


『ドバーン』


俺の射出したシャイニングソードがギミックを切り裂きギミックは光の粒となって空中に消えて行った。

そして


『ドスンッ』


っと宝箱が地上に落ちる。


「「な・・何なんですか~」」

「ギミックだクリスティーナ、クリスティーン開けるなって言ったろ油断してるとギミックに喰われるぞ」

「「先に言って下さいよ~」」


「だから先に言ったろ」

「レイが悪いです」

ありゃ女神様クリスティーナとクリスティーンの味方すんのぉ(;'∀')💦

『ポイッ』

『(´~`)モグモグ』

うんうん女神様はチョコレートさえ食べてればご機嫌治るもんな!!


「クリスティーナ、クリスティーンちゃんと言ってなかって悪かったな」

「いえ私こそ宝箱って舞い上がっちゃってごめんなさい」

「私もです。まさかギミックだなんて思っても見ませんでした」

「ここで出て来る宝箱は一回目はギミックが多いんだ。次は・・大丈夫だと思うがギミックが残した宝箱開けて見るか?」

「今度は大丈夫なのです?」

「大丈夫だとは言えないが、ギミックなら今さっきみたいにフォローしてやるから安心しろ」


って俺が言うと

「「ハイ」」

と満面の笑顔で良い返事を返してくれるクリスティーナとクリスティーン


クリスティーナとクリスティーンがギミックの残した宝箱を開けると


「当たりです~マジックポーチが入っていました~」

「そうか、それはクリスティーナが持ってても良いぞ」

「ほ・・・本当ですか~もう一生ご主人様の為に赤ちゃん産み続けますね」

「程々にな」

「ハイ」


じゃ~次開けてくれ」

「ハイ」

今度はクリスティーンが宝箱に触れると・・

「グワーーーーー」


っと宝箱が咆哮を上げ開けた宝箱の中には無数の牙の生えた口で俺を襲って来る

俺はすかさず


『ドバーン』


っと用意していたシャイニングソードでギミックを切り裂きギミックは光の粒となって空中に消えて行行く。

そして


『ドスンッ』


っと宝箱を地上に落とす。

「今度マジックポーチが宝箱に入っていたら私が貰っても良いですか?」

って早速クリスティーンが小首を可愛く折って聞いて来る

コイツ可愛いな

「あ~良いぞ」

って言うと


「ご主人様~何時私を襲っても構いませんからね~好きな時にクリスティーン好きなようにして下さ~い」


おいクリスティーン何こんな所で言ってるんだよ!!

ドキッとしちまったじゃねえかよ!!

クリスティーンが宝箱を開けると・・


「ご主人様~マジックポーチです。マジックポーチが入っていました。わたし貰っちゃいますね~」


と早速マジックポーチを自分の肩から下げるクリスティーン

そんな感じで続けようとすると・・・

「次は私が開ける!!」

と女神様が宣言!!


なんと女神様から言うなんて初めてじゃ無いですか?

女神様が宝箱を開けると・・・


ギミックじゃない!!

宝箱は普通に開いて・・・


「レイ、マジックポーチ入ってた。私も貰って良いわよね」

「ハイどうぞどうぞ」


もしかして、女神様が開けると全部ギミックじゃ無くなるとか?

しっかしな~女神様があけてもしもの事が有ったら俺泣いちゃうよ?

危ない事は出来るだけして欲しくない・・・

女神様?今回クリスティーナとクリスティーンに対抗心燃やしちゃった?

ヤキモチ?

それだと嬉しいな

宝箱からドロップしたマジックポーチは俺が女神様の肩に掛けてあげると


3人で手を繋いで


「「「お揃い」」」」


ってきゃ~きゃ~喜んでいる。

あ~良いわ~~美少女がワイワイやってるのって絵になるわ~~


そんな感じで後の宝箱はクリスティーナとクリスティーンで交互に開けたが全部ギミック!!

俺の用意していたシャイニングソードで切り裂き、再度出て来た宝箱を開けると全部マジックポーチが入っていた。


今日の収穫

マジックポーチ 20個

女神様、クリスティーナ、クリスティーンの3人にマジックポーチを一つづつ渡したから残り17個のマジックポーチが領地で使用可能だ。


帰る前にやっておきたい事が有ったのだ!!

先日トレノアの兵士と騎馬に乗った兵の合計2500人がエデンに攻めて来て、『悪魔の森』の城塞化から帰った時に丁度出くわして『悪魔の森』の城塞化助けて来た65人が

『ヒャッハー』

って突っ込んじゃってさ~一気に2500人を殲滅しちゃったんだよね~

なのでその死体をさ~ダンジョンに食わそうと思うんだよ!!

帰る間際に、俺は彼女らに解らないようにダンジョン2階層?となったスタンピードイベントの発生する洞窟エリアに2500人の死体をばら撒いて帰ってきたんだ。



こうして想定外のマジックポーチを手に入れた俺達はダンジョンを後にしたのだった。


つづく・・・

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