第187話 187.マジックポーチ調達にダンジョンへ
◇◇レイ◇◇
レイラとダナン救出の少女達58人を、エデンとレイアード間の魔獣退治に送り出した俺は今後のエデンの開発で必要になるマジックポーチの調達を行う為、女神様とクリスティーナとクリスティーンの双子ちゃんの3人を連れて『悪魔の森』の中へやって来ていた。
俺の錬成で作れるのは時間経過のあるマジックポーチやマジックバックの収納アイテムだけ
時間経過の無いマジックバックやマジックポーチを作ろうとすると覿面魔力切れでぶっ倒れてしまう俺
なので『悪魔の森』のダンジョンへ行く為に『悪魔の森』に入って来た訳だが・・・
次々に出て来る出て来る出て来る巨大魔獣達は俺の異空間庫に即時に収納
「ご主人様~反則です~」
「私達も戦いたいです~」
早速クリスティーナとクリスティーンの双子ちゃんにブーイングされている俺
「ダンジョンに入ったら嫌という程戦わせてやるから安心しろ!!」
「ダンジョンですか~」
「めちゃめちゃテンション上がります~」
「そう言えばクリスティーナとクリスティーンはここのダンジョン初めてだったな」
「「はい!!」」
俺達は『悪魔の森』の通常使用している木を切り倒してダンジョンまで付けた道とは違う場所から『悪魔の森』に入っている。
『悪魔の森』に入ったのは街道をレイアード城塞都市に向かって5キロ程進んだ場所からだ。
アンジェリーナに
『ホテルのプールに植えているダンジョン産のメロンフルーツの木はお客さんを入れるのならば取り合いになってあのままでは危険です何とかしてくださいませんか』
ってお願いされたからだ。
ノリでダンジョン産のメロンフルーツを植えたんだけど・・
そりゃ~巷で金貨1枚で売られているメロンフルーツがたわわに実っているんだ!!
みんなアンジェリーナの危惧しているように必死でむしり取りに来るだろうな(;'∀')💦
なのでフルーツが実っている果樹を見つける為に別の場所から森に入った訳だが・・
『魔動キックボード』で森の中を高速で移動しながら探しているんだが・・
『見つからね~~!!』
あまり時間も掛けれないから果樹を見つけるのは諦めて俺達はダンジョンに向かう事にしたのだった。
そうしてダンジョンに着くと・・・
「レイ前よりもダンジョン大きくなってませんか?」
女神様がダンジョンに違和感を覚えて俺に聞いて来る。
「確かに大きくなってるな岩山が100メートルを超す大木と同じ位に成長してるな」
「そうでしょ?」
「ダンジョンってそんなに直ぐに成長するなんて聞いた事が有りません」
「私もです」
「ダンジョンは数日では成長しないのか?」
「「ハイ」」
クリスティーナとクリスティーンの双子ちゃんの話では数日では成長しないのが普通みたいだ
ダンジョンの成長に合わせ入口も上に移動しているな
「時間も無いからダンジョンに入ろう」
そう言って俺は女神様の手を握りダンジョンの入口に向かって登って行こうとすると
「何シレっと女神様と恋人繋ぎしてるんですか~」
「卑怯です」
速攻クリスティーナとクリスティーンに突っ込まれ女神様と恋人繋ぎしている反対側の手をクリスティーナに握られ、クリスティーンのその腕を抱き締められる俺
あの~俺両手塞がってるんですけど~~
これでどうやって戦えと?
まぁ~
ダンジョンに入って考えるか・・・
そう思い直しダンジョンの中に入って行くと!!
「ダンジョンの中が変わってる!!」
「洞窟じゃ無いですね」
女神様の言うようにスタンピードイベントの起こっていた洞窟ダンジョンフィールドじゃなく青い空と何処までも続くような草原と森・・
「あの木に実った赤い果実のは何だ?」
「ゴブリンたちが食べてますね」
「確かに!!」
ゴブリンだが・・デカい!!
体長3メートルは有る!!
それに肌が白いって・・白人ゴブリン?
俺達が喋っている事に気が付いたゴブリン達が一斉に俺達に向かって襲い掛かって来るがクリスティーナとクリスティーンに『拳銃』で瞬殺されるゴブリンの群れ・・
だが・・
出て来る出て来る!!
森の中からワラワラとゴブリンやホワイトウルフが湧き出してくる
ゴブリンは足が速い訳じゃ無いがホワイトウルフは素早い動きで俺達に突っ込んでくる
ホワイトウルフも体長3メートルは優にある
そんなホワイトウルフが高速で突っ込んでくるんだ!!
めちゃめちゃ迫力がある
クリスティーナとクリスティーンがそんな体長3メートル以上は有るホワイトゴブリンやホワイトウルフを『拳銃』の魔道具で次々に瞬殺してゆく
「クリスティーナとクリスティーン手助けしようか?」
「いえいえ大丈夫です」
「頑張ります」
そういうクリスティーナとクリスティーンによってホワイトゴブリンとホワイトウルフは眉間を撃ち抜かれ次々に倒れてゆく。
・・・
・・・
40分後
「まだ終わらないのですか~ぜ~ぜ~」
「ご主人様~~いい加減飽きちゃったんですけど~ぜ~ぜ~」
この前はこんなもんじゃ無かったぞ?アルテナ2時間か3時間かかってたよな」
「掛かってましたね~」
女神様は遠い目をしながら思い出しているよう
「え~そうなんですか~じゃ~頑張らないとですね」
「私ももう少し頑張る!!」
そうして10分後打ち止めになったようで奥からホワイトゴブリンとホワイトウルフが出てこなくなった
「「やっと終わりました~」」
「クリスティーナとクリスティーンお疲れ~」
俺はそう言ってクリスティーナとクリスティーンを労うと
俺を
『ぎゅっ~』
っと抱き締めて来るクリスティーナとクリスティーン
「むっ~」
あ~女神様が怒っちゃったよ(;'∀')💦
『ぽいっ』
機嫌を損ねた女神様のお口に速攻某有名チョコレートメーカーのゴ〇ィバのチョコレートを放り込みクリスティーナとクリスティーンの間に割って3人同時に抱き締める
そうしてクリスティーナとクリスティーンのお口にも当然某有名チョコレートメーカーのゴ〇ィバのチョコレートを放り込む俺
『(´~`)モグモグ』
『(´~`)モグモグ』
『(´~`)モグモグ』
「「しあわせでしゅ~」」
うんうん美少女を3人同時に抱き締めてるって結構落ち着く~~
1階層は魔獣を倒してもダンジョンに吸い込まないな?
なんて思ってたら!!
5分位俺は女神様とクリスティーナとクリスティーンをそのまま抱き締めていると、仕留めた魔獣の死体がダンジョンに吸い込まれ始め10分もすると魔獣の死体が吸収された後には辺り一面キラキラとした拳大の宝石みたいなのが無数に散らばっていた。
「綺麗~~」
「綺麗です~」
「まるで宝石みたい~」
俺は全部俺の異空間庫に収納し1個取り出してみると光を反射しキラキラと輝いていた。
「魔核かな?」
「そうかもしれませんね」
「「宝石~」」
まぁ綺麗だから魔核でも宝石でもどっちでも良いだろ・・
俺達はもう一つ気になっていた一階層の森の木の実っている赤い果実を一個木からもぎ取り
ホワイトゴブリンが食べていたから大丈夫だろと思いながら
『ガブッ』
っと一齧り
「こりゃマンマ、リンゴだな!!」
そう言って女神様とクリスティーナとクリスティーンにも木に実った果実を一個づつもぎ取って渡すと
『ガブッ』
『ガブッ』
『ガブッ』
「「「美味しい~」」」
3人共気に入ったみたいだ。
あの2階層にあったダンジョン産フルーツのように中毒性は無いよう
有るだけ食べたいと言う衝動は起きないみたいだ
もしかして・・
これは女神様のご利益?
こんな物が欲しいと思っていた物が手に入るだなんて何か因縁を感じるんだが・・
ダンジョンは神様が作った物だと言うし・・
『女神様の幸運パワー?』
兎に角、この1階層に植わっている森の木全部を俺の異空間庫に収納!!
これをホテルの一階のプールと屋上のプールの木両方このリンゴの木?と入れ替えてしまおう!!
森の木を収納してしまうと隠れていた2階層への階段が姿を現した。
俺達がその階段に注意深く近づき左右を注意しながら歩いていると
「ご主人様達どうかされたのですか~?」
「何か気になる所が有るのですか?」
って何も知らないクリスティーナとクリスティーン達が聞いて来る。
「前入った時は移転トラップが有ったんだよ」
「そんな物が有るんだ」
「こわぁ~~」
そう今度も飛ばされて・・
飛ばされても良いんだけど・・あの空間に8時間以上閉じ込められるのも嫌だし・
クリスティーナとクリスティーンが前回は居なかったから解除の方法も知らないだろうし、今回は飛ばされる訳にはいかないんだ!!
と思いながら階段に近づいたんだが・・・
結局トラップは見つからなかった!!
完全にダンジョンが変わってしまっている!!
このままじゃ目的だったマジックポーチが手に入らない!!(;'∀')
おれが結局錬成するしか無いのか?
つづく・・・
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