第181話 181.ダナンの奪還で助けた58人の訓練

◇◇ レイ ◇◇


今まで気にもしていなかった事が一つある。

今まではこのエデンの領地は基本俺が助けた女性ばかりが何時の間にか集まって出来上がった領地。

例外はスタンリー、フィン、エリオット、アルバート、アーロンの奴隷にされたダナンの家令や執事達

でも全員俺が助けた事で、忠誠度1000%じゃ無いかと思える位俺に忠義を尽くし仕えてくれている。


だが!!

状況が少し変わってきている


原因は、ダナンの移転組の2万人

有象無象の輩が多数紛れ込んでいると思うからだ・・・


多分・・碌でもない奴らが大勢紛れているんだろうな~

あ~イヤだ!!い(´・д・`)ヤダ


そりゃ~2万人も受け入れて全員が善人だなんて絶対にあり得ないよな・・

あの子達を守る為ならば、碌でもない奴らには非情になって厳しい態度で対応しなきゃ・・・な・・


『殺すか?』


それか・・


『ダンジョンの餌?』


それか・・


『見せしめに領地外に家ごと放り出す?』


それも良いな!!

全てを助ける何て俺は、そんな器用な事が出来る奴じゃない!!

だってまだ生まれて15年しか経っていないエロエロ魔人なんだ。


も俺がエロいのは自分で自覚しているんだよぉ!!

俺は!!


『女神様の絶対領域から覗くおパンツを見て興奮する変態なんだ』


女神様の純白おパンツ最高(#^^#)/


今の最大の問題は今回ダナンの奪還で助けた58人

『魔動キックボード』も乗れないし、『キケン』『拳銃』『スタンガン』の魔道具も使えない

魔獣と戦った事も無いから今男達に襲われたら対処は難しい・・・


訓練してやりたいが


『時間がねぇ~~んだ~よぉ( ノД`)シクシク…』


あ・・

訓練と言えば!!


「レイラ!!」


と思わず言ってしまい


「ご主人様な?何ですか~急に私と良い事してくれるんですか?」

「なんでそうなるんだ!!」


($・・)/チョップ~~~


「イテッ」

「お前が変な事言うからだ!!レイラにダナンの奪還で助けた58人の訓練を頼みたいんだよ!!あのままじゃ何時変な男達に襲われてもおかしくないからな」

「あ~確かに!!あの子達可愛い子ばかり集められていましたからね~お任せください。で私達は何をすれば良いのです?」

「よく聞いてくれた。レイアードとの取引をしたいと思っているんだ。なのでエデンからレイアードまでの間の60キロの間の魔獣を殲滅して欲しい」


ってレイラにお願いすると

「ふふふっこれは私に適任ですね~頑張ります!!彼女達がその辺の男達に負けないようにちゃんと仕込んで上げちゃいます~」

ってブイサイン(^^)v


あ~なんかさ~一瞬いや~な予感したんだけど・・大丈夫だよな(;'∀')

「ご主人様~マジックポーチ持ち2人借りて良いですか~」

ってお願いして来たのでOKを出すと喜んで飛び出して行ったよ




『帰ってきた時、戦闘狂になっていない事を祈ろう・・・』



◇◇ レイラ ◇◇


ご主人様が私を頼ってくれたわ!!

私もダナンの奪還でご主人様が助けた58人心配していたのよ。

今日の朝、ダナンの移転組だろうガラの悪い男達が徒党を組んで街を歩いていたから私も心配していたのよ。

今のあの子達じゃ戦う術を持っていない物

流石私の未来の旦那様~♡

ちゃんと彼女達の事考えていたんだ。


ご主人様がダナンの奪還で助けた58人が『魔動キックボード』に乗ってご主人様に連れられてきた。

『魔動キックボード』の乗り方はご主人様が教えてくれたようね。

ご主人様にダナンの奪還で助けた58人の少女を預かって『魔動キックボード』に乗ったままエデンの正門を出る私達。



エデンの正門を出て『魔動キックボード』の速度を徐々に上げて彼女達がスピードに馴れるのを待って1キロ程隊列を組んで『魔動キックボード』を走らせた後少し広い草原で一休み



そして彼女達に声を掛ける

「皆~もう二度と男に犯されたくは無いでしょ?」


「「「「「「「「「「ハイ」」」」」」」」」」


「良い返事ね。じゃ~私が貴方達が戦って絶対に勝てるようにしてあげても良いわ!!

でも約束よ!!もう二度とご主人様以外にはその体を触らせないで!!

そうすればご主人様はきっと私達を愛してくださります!!

ご主人様の愛の為に立ち上がりましょう!!」


「「「「「「「「「「ハイ」」」」」」」」」」


では私の後に続いて声を出して下さい


「ヒャッハーー」


「「「「「「「「「「ヒャッハー」」」」」」」」」」


「声が小さい!!もう一度!!」


「「「「「「「「「「ヒャッハー」」」」」」」」」」


「声が小さい!!もう一度!!」


・・・

そんな事を何度も繰り返してゆく内に

「ヒャッハーー」


「「「「「「「「「「ヒャッハーー」」」」」」」」」」


「ご主人様以外の男は死ね~!!」

「「「「「「「「「「ご主人様以外の男は死ね~!!」」」」」」」」」」


「汚いゴミは元から絶て~!!」

「「「「「「「「「「汚いゴミは元から絶て~!!」」」」」」」」」」


「ヒャッハーー」


「「「「「「「「「「ヒャッハーー」」」」」」」」」」


「宜しい!!ではこれから貴方達を犯した男達と同じ魔獣の殲滅に移る!!憎い男達だと思って全力で殲滅!!」


「「「「「「「「「「ヒャッハーー」」」」」」」」」」


其の掛け声と共に一斉に草原から『魔動キックボード』を爆走させ片手には『拳銃』の魔道具を携え魔獣を次々に撃ち抜いてゆく少女達


「「「「「「「「「「汚い男達は殲滅!!」」」」」」」」」」

「「「「「「「「「「襲って来る魔獣も殲滅!!」」」」」」」」」」


その辺に居た魔獣は全て少女達の憎悪の対象物として一気に狩られ、少女達の希薄に魔獣は逃げ惑う

「「「「「「「「「「ヒャッハーー」」」」」」」」」」


そして討伐された魔獣はレイラが借りてきた後方で待機のマジックポーチ持ちにより全て回収されてゆく。



『刈り取られる魔獣達』


そして魔獣は刈り取られる恐怖に


「ギャオーーーーン」

「ブフォ~ブフォ~」

・・・

っと悲鳴を上げながら逃げ惑い


そんな事を数十キロに渡り続けていれば・・・

そんな魔獣の恐怖に染まった悲鳴を聞いた魔獣達は、狩られる魔獣達は死にたく無いと恐怖で暴走を始め・・


つづく・・・

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