第173話 173.ホテル出来ちゃいました。
◇◇ レイ ◇◇
なんか温かいな・・
あ~ゆらゆらと揺れる水に浮いてゆ~~らり~ゆ~らり~って体が揺れている感じなんだよ(^^)/
柔らかな感触がさ~もう顔に直接当たって・・
『気持ち良い~』
何なんだろうこの暖かさ?
ってめを開けた瞬間
「「「「「「「「「「ご主人様~」」」」」」」」」」
って全裸の女性達に抱き締められた俺
そして驚愕なのは、俺が全裸で女神様の胸に後ろから抱き締められていた事だ。
『ここは何処?私は誰?』
ってボケている場合ではない!!
此処は何処なんだ?
温水プール?
辺りを見回してみる
俺達の後ろにはそびえ立つ10階建ての円形の巨大な総窓ガラスのホテル
そして此処はその一階地上部分に作られた砂浜のある温水プールの中で後ろから女神様に俺は抱き締められ・・
前からはクリスティーナとクリスティーンとレイラによるこれでもかという抱擁
そしてその周りには全裸の美少女達が
「「「「「「「「「「ご主人様~」」」」」」」」」」
って集まっているって光景
此れって・・・
「レイまた魔力切れで気絶してたのですよ」
と俺を後ろから抱き締めた女神様が教えてくれる
「この光景は俺の錬成成功したようだな」
「レイの錬成には何時もビックリさせられますね。皆勝手に遊んでいるみたいですよ?ただ問題が有るとするとダンジョン産フルーツですね。
ダナンで助けた女性達58人は全滅ですね」
「全滅?」
「あ~アソコを見れば解りますよ?」
って女神様が指さす方向に視線を移すと・・・・
『うをぉ~お腹を抱えて大股開いたまま唸ってんじゃねえか~~!!』
お前ら全裸だって事忘れてるだろ~~!!
って叫んでしまいたい気分だ
全員が一度は通る関門だからな・・・
『食べだしたらやめられないとまらない!!』
ダンジョン産メロンフルーツの甘い罠
一度食べだしたら、無くなるまで延々と食べ続けたくなる中毒性
他の女性達は・・
あ~ウォータースライダーでキャーキャー言って滑って遊んでいるな
「あれは水着とか作らなきゃダメだな」
「「「水着って何ですか?」」」
レイラとクリスティーナとクリスティーンが同時に聞いて来る。
「此処をホテルとして開放するんなら、レイラ達が着けている下着みたいな物で隠してもらわなきゃいけないって事だよ」
「良いじゃ無いですか~ご主人様~此処に居る全員ご主人様に子供を授けてもらいたい人ばかりなんですから~」
おいレイラ?
そうなのか?
俺ヤッチャッテ良いの(;'∀')💦
ってダメだろ!!
「此処は一般の人に解放する場所だから、不特定多数の人が入って来るって事だよ」
「じゃ~此処を私達が使えるのは今日限りなんですか~?」
レイラとクリスティーナとクリスティーンは残念そうだ
「皆はホテルの屋上を使えばいいだろ?」
「ホテルの上にもプールが有るんだ~」
「私毎日プールする~」
「私も~」
レイラとクリスティーナとクリスティーンもホテルの最上階にプールが有るって解って大喜び何だが、この世界に遊ぶ所なんて無いのかな?
ホテルの最上階はうちの女の子専用で良いだろう
それにしてもこの光景ヤバいよな~
俺も居れると172人の全裸の女性が此処に大集合だよ?
俺も女性の数に入れて良いのかどうかは疑問だが・・・
172人の大集団で温水プールした後は、新しく作ったホテルの大広間で皆で久しぶりに食事
最初は俺と女神様だけだったのに、異世界に来て14日目にして171人のお嫁さん候補?
『俺って種馬?』
イヤイヤ!!
それはそれで恐ろしい未来だ(;'∀')
食事はアンジェリーナとレリーナを除いた最初助けたダナンの女性達が交代で作ってくれているらしい。
家令や執事のスタンリー、フィン、エリオット、アルバート、アーロン達男性は
「女性達の視線が痛いので、男性だけで食べさせて欲しい」
とのたっての願いで男性達の為に作った男性専用食堂で男性だけで気楽に食べているようだ。
食事を作っているトレイシアが教えてくれたんだが、全員『悪魔の森』に生息する巨大熊のロースト肉が大好物だそうで毎日ナイフを片手に巨大熊のロースト肉を削ぎながら肉祭りを行っているらしい。
俺の作ったビールを冷蔵庫でギンギンに冷やしてそのビールをチビチビ飲みながら
『うめぇ~このギンギンに冷やしたビールで巨大熊のロースト肉を食べるのは最高だぜ~』
って男性達だけで毎回盛り上がっているらしい。
ビールはまだ俺の錬成でしか作り出せていないんだよな・・・
なので1日一本って決めさせてもらっている。
アンジェリーナはダナンの城塞都市からやって来た人々の為に、昔から懇意にしているダナンのギルドマスターのドナルドさんとダナンのマジックポーチに入れているオークのブロック肉や巨大熊のブロック肉をメイドさん20人位を連れて大量に配って回っていたようだ。
アンジェリーナにもお礼言っとかなきゃな~
俺なんてさ~そんな所まで気が全然回らないよ(;'∀')
アンジェリーナとレリーナ、そしてアンジェリーナに着いて行っていたメイドさん達が帰って来た。
「アンジェリーナ、レリーナ、それに手伝ってくれていた皆お疲れ様。ダナンの城塞都市の人々の事を任せてしまって悪いな」
そう謝って置く
俺なんてホテルを錬成して気絶してただけだもんな(;'∀')
「いえダナンの人達を助けに行って頂いただけで私は十分でございます」
「街の人に聞いた所では塩が不足しているそうでなんとかならないだろうかと言うお願いをされましたわ。後は水の問題ですね」
レリーナも街の人達に困っている事が無いか聞いてくれたんだ
「街の建物だけを持って来ちゃったもんな。水と塩は明日の朝何とかしよう」
って言うと
「では私達もお供致します」
って速攻でアンジェリーナとレリーナに両脇から抱き着かれたんだが・・
「アンジェリーナ様、レリーナ様皆も抱き着きたいんですから程々に」
ってレイラと女神様に速攻引っぺがされていた。
アンジェリーナやレリーナやダナンの人達の事をしていたメイドさん達の為に錬成していたショートケーキを全員に配った。
流石に170人分だよ(;'∀')
このままじゃ美味しい物を女性の為に馬車馬のように作り続けなきゃいけない未来しか見えない(;'∀')
何とか卵とか牛の乳とか有るのなら集めなきゃな、何時までも錬成する訳にはいかないよな
どうしてこんなに集まった?
俺と女神様でダナンで今日助けた女性58人を新しく作ったホテルに案内したんだけど・・
「私達こんな豪華なお部屋では眠る事が出来ませ~~~ん」
って泣きつかれたんだよ(;'∀')
想定外の事で俺もビックリ
確かに・・・
俺はベルサイユ宮殿しか知らないから、結局あそこ基準で錬成しちゃうんだよな(;'∀')
知らない物を考えて錬成するのは、めちゃめちゃ魔力を食ってしまうから、結局錬成するのは知ってる物になっちゃうんだ。
豪華すぎる部屋に1人って落ち着かないよな~
って事で、結局さ~地球の世界の俺の住んで居る品川のマンションの近くに建っている皆も良く知っているレ○パレスをイメージして10部屋ある棟を6棟錬成して、そこに入って貰った
それでもさ~
「これでも豪華すぎます~~( ノД`)シクシク…」
って泣きつかれたけどさ~
もう現代人の俺としては、これ以上レベルを落とせないジャン?
この世界の建物なんて石作や、土で固めたボロ家で窓も木戸が標準、トイレは壺使用だし、水は毎日井戸から朝早くから水汲みしなきゃいけない生活なんだよ
そんな生活様式から現代の最新建築で窓は総ガラス張りで可愛い~キャラクター模様のカーテン装備、全部魔道具仕様の水道、照明、水洗トイレ、キッチン、お風呂と温水シャワー付き
女神様用激めちゃ可愛い~お部屋なんだよ
もう~
『月とすっぽんぽん』
なんだよ!!
「頼むからこれ以上格下のお部屋が無いから此処を使って下さい」
ってもうお願いだよ
そしたらさ~
「一生ご主人様にこの身を捧げます」
って土下座されちゃったんだけど(;'∀')
『/(^o^)\ナンデコウナルンダヨォ~』
つづく・・・
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