第168話 168.なんかさ~俺女難の相とか出てるんじゃないかって思うんだけどアルテナどう思う?
◇◇ レイ ◇◇
アンジェリーナが落ち着いた為に抱き締めたアンジェリーナの体を放そうとすると・・
「ダナンの人々を助け出した私は、これからどうやって生きてゆけば良いのでしょう?」
と困り顔で聞いて来るアンジェリーナ
「ダナンの城塞都市の人達がちゃんと暮らせるようにしなきゃいけないからまだまだやる事は一杯有るぞ」
「そうですね。でも・・何かぽっかりと心の中に穴が開いた感じで生きてゆく気力が無いのです。
私がダナンの城塞都市を奪還する事を目標にしていたからでしょうか?
何か希望が有れば・・
あ・・
そうですご主人様?
私ご主人様の赤ちゃん産みたいです!!授けて頂けますよね?ご主人様~~~?
赤ちゃんが出来れば張り合いも違うと思うんです!!」
何でそうなるんだ~~!!
『何か希望が有れば』って所でどうして赤ちゃんが出て来るんだよ!!
ヤバいぞ!!
どうする俺~~!!
「俺には女神様が居るからな。女神様に許可を取ってくれ」
って女神様のせいにしよう~~(^^)/
アンジェリーナも諦めてくれるだろう
「ううっふっ。解りましたわ。女神様の許可を頂けたら赤ちゃん私に授けて頂けるのですね?」
「アンジェリーナ自分の世界に入っているようで悪いんだがな?
アンジェリーナお前切れて理性を見失っていて気づいてはいないと思うが今お前の周りに居るのは外で助けた女性達だ!!それとこの部屋に居る全裸の女性達も何とかしたいんだが手伝ってくれないか?」
そうアンジェリーナはバーサク状態だったのか女性達に酷い事をしている男達の蛮行に暴走して目の前の敵しか見えていなかったようだ。
有る意味恐ろしい・・
うちのメイド達全員に攻撃を防ぐ為のシールドを張れるネックレスの魔道具を渡して居なかったらアンジェリーナは速攻死んでいたな。
『アンジェリーナは死ぬ気で領主館に一人で特攻したみたいだが・・・』
俺は外で助けた33人の女性達に下着とドレスを渡して手分けして男達に酷い事をされていた女性達に着せてもらうようにお願いすると、自分達がしてもらったように即時に下着とドレスを持って動き出す女性達。
アンジェリーナは
「この子達まだ生きていたのですね。私はあの凄惨な場面を見ててっきり男達に死んでまで犯されていたのだと思ってしまいました。この子達を助けて頂いてありがとうございます」
そう言ってやっと落ち着いたアンジェリーナだが・・・
「アンジェリーナ、レイに引っ付きすぎです!!」
女神様から速攻でツッコミが入る!!
そうアンジェリーナは、あれからずっと俺にだきついたままだからな・・・
「は~い邪魔者は退散致しますわ」
そう言ってまだ動けない女性達の所に行って、渡しているポーションを飲ませてゆく。
「アンジェリーナには油断も隙もあったもんじゃない」
そういう女神様はプンスカ状態で俺を抱き締めて来る
こ・・これは嫉妬?
嫉妬ですか~女神様~?
最近人間らしくなってきた?
レイラが色々と教えているみたいだからな!!特にえっちな事を!!
『ぽいっ』
『(´~`)モグモグ』
女神様の機嫌の悪い時はチョコレートですね(;'∀')
それにしても・・
この領主館に何人の女性を連れ込んでいたんだ?
「レイどうしたのですか?」
女神様が俺の表情をみて心配して声を掛けて来る
「ああ~戦争は酷い物だなと思ってな」
「そうですね、戦争とはある意味理性を壊してしまうのでしょう」
「そうだな・・残酷な事でも平気で行えるようになってしまう。俺がもう少し早く助けに来ていれば少しはこの状況が変わったのかな?」
「レイそれを今言っても意味のない事ですよ」
「ああ~言わない約束だったな。これからの事を考えなきゃな」
「そうですよレイ」
女神様って何か、何千年も生きて来た人生の先輩的な達観した考え方だな
俺と女神様が話している間にポーションで治療して、下着と服を着せて身なりを整えさせたみたいでアンジェリーナが俺の所にやって来て
「ご主人様おかげで此処に居た女性達は全員助ける事が出来ましたわありがとうございます。皆さん~ダナンの城塞都市の方々にダナンの城塞都市を奪還した事を伝えに行きましょう」
そう言って女性達を連れ領主館を出てゆく。
「レイあの子達どうするつもりですか?後から助けた女性達20人は居ますよ?」
「今それを言いますか女神様?」
「アルテナです」
「なんかさ~俺女難の相とか出てるんじゃないかって思うんだけどアルテナどう思う?」
「ふふっ当たりですね!!なんでレイの行く所行く所、女性ばかりが集まるのでしょうね」
「だろ~?この大広間だけで25人、外で33人この領主館だけで58人も増えちゃったんだぜ?」
「可愛い子ばかりだったからいいんじゃないですか?でも手を出しちゃダメですよレイ?」
おい!!
女神様?
女神様が可愛い物好きだから無意識に集めちゃってるって事は無いよな?
そんな事を話しながら俺と女神様は恋人繋ぎでその後を追って俺は無意識を装って女神様の手を取り恋人繋ぎで領主館の外へと歩いてゆくのだった。
つづく・・・
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