第163話 163.アンジェリーナからのお願い
◇◇ レイ ◇◇
俺の意識はゆっくりと浮上してゆく
凄く良い甘~~い香り
その俺の本能を刺激するような香りに刺激された俺は目を開けると・・・
俺の目の前は薄く白い生地
そして俺の両頬は柔らかな太腿に挟まれているよう!!
そしてこの香りは女神様に間違いない!!
って事は~~
『俺は女神様のスカートの中に頭を突っ込まれたまま気絶してるのか~~~~~~!!』
これってどうしたら良いと思う?
1.直ぐに飛び起きる
2.謝る
3.このまま眠ったままでいる
ううう~
どう考えても3番の『気が付かない振りをしてこのまま眠っている』のがベスト?
うん!!そうしよう!!
そ思ったのだが・・・
「レイ起きてますよね?体の一部が反応してますよ?」
はい確かに!!
この状況に反応して体の一部が臨戦態勢をとっていますね・・・
それにしても・・
女神様がこんな事をするなんて・・
まさか?
女神様、少女達が一気に増えて嫉妬してるのか?
それとも・・
『独占欲?』
『レイは私も物だ~~~!!』
って皆に誇示しているとか?
最近少女達の事で時間取られて女神様の相手あまり出来ていなかったからな~
女神様が実力行使しちゃつた?(;'∀')
イケナイ!!
イケナイ!!
俺は仕方なくオッキし
「女神様心配を掛けました」
「あ~ん」
ハイ
解っていますよ?
ご褒美ですね?
『ぽいっ』
っと某有名チョコレートメーカーのゴ〇ィバのチョコレートを女神様のお口に投入
『(´~`)モグモグ』
ありゃま
クリスティーナとクリスティーンもアンジェリーナとレリーナも傍に居たんだ・・
『ぽいっ』
『ぽいっ』
『ぽいっ』
『ぽいっ』
『(´~`)モグモグ』
『(´~`)モグモグ』
『(´~`)モグモグ』
『(´~`)モグモグ』
クリスティーナとクリスティーンもその長い髪で俺の体に掛布団してくれてたんですね。
アンジェリーナとレリーナも最近お口開けるの息ピッタリだよね
俺は気が付かなかったけれど・・
「わん」
「あ~駄犬も来てくれててのか」
「わん」
「駄犬も俺が居ない間この領地を守ってくれてありがとうな」
「わおん」
それに全員集まって来ちゃつたんだ・・・
一番最初に奴隷オークションにかけられそうになってた45人の少女達
今回助けた65人の少女達
今回奴隷オークションで日本円で4億で落札したクリスティーナとクリスティーンの双子ちゃん
合わせて112人の少女達が一堂に集まっちゃうと圧巻だな
あ・・女神様を入れると113人か~~
「私だけ除け者にされちゃってます~~」
レイラがプンプンとご立腹の様だ。
皆と楽しそうに踊ってたみたいだから放っておいたんだけど・・
「レイラ~皆にもチョコレート配って」
って某有名チョコレートメーカーのゴ〇ィバのチョコレート一箱30個セットを4箱レイラに渡すと
「ハイハイハ~~イ皆~並んで並んで~これからチョコレートを配りますよ~」
「「「「「「「「「「わ~い」」」」」」」」」」
うんうんレイラってめちゃめちゃ人を動かすの上手だよな~
『(´~`)モグモグ』
『(´~`)モグモグ』
『(´~`)モグモグ』
『(´~`)モグモグ』
・・・
113人の少女達が一斉に『(´~`)モグモグ』しているのって圧巻だな~
俺達はその後シンデレ○城に帰った訳だが・・
『狭い』
113人が一斉に入るとめちゃめちゃ狭いな
これじゃもう少し大き目なお城を作らなきゃいけないかもな・・・
兎に角今は我慢だな
テーブルの上に料理を並べてゆく
今日の食事のメニューは
『ピラフ』
『コーンスープ』
『ウィンナーソーセージマスタード添え』
それに山盛りのクロワッサン
まだクロワッサンしか錬成出来ていないんだよ
ここの食料事情まだまだ俺の魔力錬成頼みだから、早く何とかしなきゃ俺永遠に女性達の為に食料製造機としてブラックな人生を送らなきゃいけないぞ!!
113人の女性達が一堂に会して食事をしていると、みんな満面の表情で食事を美味しそうに食べているのにアンジェリーナの表情が今一優れないように見える。
アンジェリーナは確かに綺麗だよぉ?
俺がアンジェリーナを贔屓している訳じゃ無いんだ
確かにアンジェリーナがさ~
『ご主人様~ご主人様を思うと此処が疼くのですどうしてでしょう?』
なんて平気でアンジェリーナの下半身の秘部に俺の手を持っていくんだよ・・
ハッキリ言えば
『ハニートラップ』
ですね・・
多分俺が窮地を救っておまけに若返らせたからジェットコースター効果で恋心抱いたとしてもしょうがないんだけど・・
そんなアンジェリーナの表情がさ~
『凄く苦しそう』
に見えるんだよ!!
俺は思い切って
「アンジェリーナ何か気になる事が有るんじゃないか?」
って聞いたんだが
「な・・何も有りませんわ・・・」
明らかにまるわかりジャン
アンジェリーナのなんか行動が挙動不審なってんぞ!!
「アンジェリーナ、コーンスープを水の入ったコップに入れて何してるんだ?明らかに私悩んでますって言ってるように見えるぞ」
「ご主人様には解ってしまいますのね・・・私達はご主人様にこうして助けられて凄く幸せな生活を送らせてもらっています。ですが・・凄く幸せな生活をさせてもらう度に、滅ぼされたダナンの城塞都市に取り残された人々が辛い思いをしていないかとか気になってしまうのです」
「そうだったな。気づいてやれなくて悪かったな。
俺も前から思ってはいたんだ。だがダナンの城塞都市は滅ぼしたトレノアの城塞都市の物になる。
ダナンの人間を助けるって事はトレノアの城塞都市を亡ぼさなきゃいけなくなる。
トレノアは周囲5キロの人口15万人が城塞都市だと聞いていた。俺と女神様そして戦う力の無かったアンジェリーナ達50人で最初は人口15万人の城塞都市トレノアに敵うはずが無いと諦めていた面もあるしトレノアの城塞都市と友好関係を築こうとしている時期に問題を起こしたくないと思っているのも事実なんだが・・・
今回トレノアの城塞都市から明確に攻撃を受けた事で俺の気持ちも変わってきている。
魔道具で武装してダンジョンや『悪魔の森』で戦闘訓練を積んだアンジェリーナ達や今回加わった旅の途中で助けた少女達も加わったから、トレノアの城塞都市に直接影響のないダナンの城塞都市の人達を助け出す事だったら出来る」
俺がそう言うと
「本当ですか?」
「ああ~」
「本当ならば私達もお手伝いいたします。是非ダナンの城塞都市に居る人達だけでも助け出して下さい」
そう言った瞬間アンジェリーナに
『ガシッ』
っと両手を握られる俺だった。
つづく・・・
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