第162話 162.知られ始めたエデンの地
◇◇ レイ ◇◇
俺の意識はゆっくりと浮上してゆく
後頭部に感じる柔らかな感触
凄く良い甘~~い香り
あ~俺はまた魔力切れで気絶してたのか?
頭上を見上げると何時ものように女神様の笑顔
だけど!!
何でクリスティーナとクリスティーンがお互い俺の手を握ってんの?
クリスティーナとクリスティーンの髪って足まで届くくらい長いから、クリスティーナとクリスティーンの金色の長い髪を俺の掛布団代わりにしてくれている
こんな使い方が有っただなんて知らなかったよ
美少女3人に囲まれでカオスなこの状況嬉しいんだけどさ
問題はあの畑の周りで踊っているメイドさん達
『俺が冗談で踊ってたのを何で真似して踊ってんだよ~~!!』
アレはアニメで見た女性が雨乞いをしている光景を思い出してつい出来心でやっちゃったんだよ(;'∀')
止めてくれ~!!
俺がデスられてるようで俺の精神が持たねぇ~~!!
俺が畑の周りで踊つているメイドさん達に恐怖していると
「ふふっ皆、今蒔いた小麦の種が芽を出したので喜んで踊っているのですよ~」
「ふふっご主人様がああやって踊っていたから皆小麦が芽を出したんだってえ~もっと小麦が成長するようにとああやって踊っているのですよ~」
クリスティーナとクリスティーン詳細な解説ありがとう
もう芽が出たのか~
そしたら
イヤ!!
俺はまだなにもしていないから子供は出来ない・・ハズ!!
コメは
ここから漢字の『米』が出来たんだって学校の授業の時に習った記憶が有る
レイラが秋に種を蒔いて翌年の6月から8月刈り入れって言ってたから米と大体同じ位なのかな?
俺が冗談みたいに作った魔法『お手軽成長マシマシ育つ君』なんか効いたみたいだが・・・
『変な小麦が育つ足りしないよな?(;'∀')』
例えば小麦が実った瞬間
『おぎゃ~』
なんて泣いたらホラーだよな(;'∀')
ヤバい!!
想像しちまったじゃねえか~(;'∀')
想像しただけで怖いぞ
『ぽいっ』
『ぽいっ』
『ぽいっ』
っと女神様、クリスティーナ、クリスティーンのお口に次々に某有名チョコレートメーカーのゴ〇ィバのチョコレートを放り込んでおく。
『(´~`)モグモグ』
『(´~`)モグモグ』
『(´~`)モグモグ』
うんうんチョコレート食べてる時は皆ご機嫌なんだよな。
暫くするとアンジェリーナとレリーナがやって来て
「ご主人様~私が居ない間にまた倒れちゃったんですね」
「ご主人様は何時も無理しちゃうんだから、無理しちゃダメですよ」
と俺を心配してくれるんだが・・
何か新鮮だな!!
俺の傍には何時もレイラがいたから、何か何時も怒られてばかり居たような気がする・・・特に女性の事で(;'∀')
「そう言えばアンジェリーナとレリーナってエデンの正門での騒動の後顔が見えなかったようだけど何処かに行っていたのか?」
今更ながらに気づいたんだけど、エデンの門で話してから暫く顔が見えなかったんだよ
「最近このエデンの地に滞在する商隊の馬車が多くなりまして、50棟ある貸出用の家と大人数用の建物5棟
貸出用の家は一泊1人小銀貨5枚、大人数用の建物は一泊1棟大銀貨5枚で貸し出しているのですがそれでも全部満室状態なのです。
泊まれない方々は泣く泣く外の広場で野宿をされているみたいです。
それと宿泊される商隊の方々からはここのベッドの寝心地は最高だ是非売って欲しいとお願いされているのですが『金額が解らない為お売りできません』と御断りしている次第です。
他の魔道具の等身大の鏡、水道、照明、調理プレート、トイレ、お風呂一式、食器類も皆さん大絶賛されてやはり売って欲しいと言われているのですが値段の設定が出来ずにお断りしています」
ありゃま・・
そう言えば広場に馬や馬車が数多く泊まってたよな・・
「家の方は何とかしよう」
「そうして頂けると有難いです。それと新しく連れて帰られた方々の住まいはどういたしましょう?」
あ~65人も連れて帰っちゃつたもんな~
クリスティーナとクリスティーンを入れたら67人増えちゃったか~
「新しく増えた人達は旅の途中で作った『オールインワンお泊りセット』があるから暫くはそっちで暮らして貰うから大丈夫だ」
そう言って旅で使っていた『オールインワンお泊りセット』をシンデレ○城の近くに排出
それと一戸建ての可愛いお家を50戸追加で錬成
それにお土産屋さん?
販売所?
食事も提供出来たら最高?
そんな感じでオープンテラス付きショップ兼カフェを錬成・・
一気に色んな物を錬成しすぎた俺は女神様とクリスティーナとクリスティーンそしてアンジェリーナとレリーナに同時に抱き締められ魔力切れで意識を失うのだった。
つづく・・・
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