第159話 159.見つけた!!
◇◇ レイ ◇◇
俺達は入り江で偶然ロブスターを見つけた事で、『オールインワンお泊りセット』を出して一日入り江でお泊りしてロブスターを堪能した為にまたまた予定をオーバーしてしまったが昨日1日で4000キロ近くは城塞化出来たハズ?
予定では今日中にエデンの地に帰れる予定?
俺が異世界に来て13日目の朝、そしてエデンを出て早6日目結構道草をしてしまった(;'∀')
ノートリアス城塞都市でオークションに出品したりと時間を取られてしまったからな・・
エデンの地は大丈夫なのだろうか?
そう考えると少し不安になって来る。
駄犬が居るから大丈夫とは思うんだが・・・
入り江に木を取られていて地形をよく見ていなかったんだが、この入り江の向こうはサウジアラビア半島のオーマン湾みたく対岸に陸地が見え、湾が北方向に北上しているよう。
俺達は入り江を超え『悪魔の森』の際沿いに岩盤を撃ち込んでゆく
湾は『悪魔の森』沿いに陸地の奥へ奥へと続いているが・・
海と『悪魔の森』の間の幅1キロ程の平原に3メートル程の竹状の植物が延々と陸地の奥まで茂っている場所に出くわした!!
葦のように長い茎
でも
葦よりも太い茎で草原にびっしりと生茂っている!!
なんか沖縄に行ってツアーで農園に行って切って食べた時にみたサトウキビに似ているかも?
って地上に降りて一本その植物を切って茎を齧ってみると!!
「甘~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~い!!サトウキビジャン!!」
って言うと全員が
「「「「「「「「「「サトウキビ?」」」」」」」」」」
この世界の人には解らない?
そう言えばアネルド商会の会頭のレオンも、砂糖は大木が流す血から作る?とかドボスとかいう巨大な根の搾り汁から作るとか製法が秘匿されているから正確な事が解らないと言ってたな!!
皆にサトウキビの茎を切って渡すと
俺がやったように皮をむいて齧った途端
「「「「「「「「「「あま~~~~~~~~~~~~~~~~い」」」」」」」」」」
うんうんそうなるよね~
俺は早速異空間庫に刈り取り収納
ずっと奥まで湾沿いの草原一面サトウキビの群生地みたいだから良い砂糖の生産拠点になると思うんだが!!
『問題はこの場所がエデンからどの位離れているか?』
だな!!
ここを他の奴らに気づかれて城塞化されるのも嫌だから・・
『この草原の湾沿いに石板を撃ち込んでゆく?』
うん!!
めっちゃ良い考えジャン!!
今日中にはエデンに着きたいから速攻でやってしまおう!!
『悪魔の森』からの魔獣が出て来るのは後から考えよう
『これを先送りとも言う・・(;'∀')』
良いではないか~良いではないか~俺は急いでいるんだ!!
って事で幅5キロ程の草原を巻き込んで湾沿いにスライスした岩盤を上空から撃ち込んでゆく。
そのまま500キロ程北上を続けた所で湾の終点が見えた湾の終点は幅50メートル程の入り江状になっている。
ここもアーチ状の端を対岸まで錬成し対岸を巻き込んでそのまま20キロ程北上!!
すると!!
草原の奥の方に城壁が?
それも見慣れた箱型の小さな家が!!
「エデンに帰って来たぞ~!!」
って言うと
「やっと帰って来れました~」
「アレは私達が最初に作った家」
レイラも嬉しそうだが、女神様が最初に俺達が作った家を懐かしそうに見ている姿を見るとさ~もう嬉しくなっちゃうよ!!
俺は女神様の手を
『ぎゅっ』
っと握ってそんな余韻を胸に仕舞い込み一気にエデンの城壁まで岩盤を射出し
今最後の10メートル×10メートル×厚さ50センチの石板を上空から撃ち込んで旧城壁と接合を終了
「『悪魔の森』の城塞化完了だ~!!」
俺はエデンの上空から最後の石板を撃ち込みながら大きな声で宣言するのだった・
つづく・・・
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