第115話 115.続・ご主人様の居ないエデンの少女達

<アンジェリーナ>


「「「「「「「「「「「きゃ~」」」」」」」」」」


レイが元の世界で見たお城を元に錬成したシンデレ〇城最上階のレイ達がこのお城で寝起きしている場所に入った全裸の少女達が一斉に歓声を上げる。


「すご~~い」

「あ~あれがダンジョンから持ち帰った2階層の果物の木ですわ~」


「「「「「「「「「「「すご~い」」」」」」」」」」

「実が鈴生りです~ダンジョンで見た時はこんなにも実って無かったですわよ?」

「ご主人様が『ダンジョンの物だから魔力をあげたら育つんじゃ?』って言ってご主人様の魔力をあげたらこんな風に実が鈴生りになっちゃったそうですよぉ~」


そう言って、木に鈴生りに実った果実を摘んで食べだす少女達


「あ~~貴方達だけずる~~い」

後から上がって来た少女達がそれを見てブーイング

「ご主人様が自由に食べて良いって言われたんだから貴方達も食べれば良いじゃない」


「言われなくても食べられなくなるまで食べてやるわ!!うわぁ~実が鈴生りです~」

そう言って鈴生りになった木から果実を摘んで頬張る少女達


次から次に部屋に入ってきた少女達は恒例の如く

「あ~~貴方達だけずる~~い」

「ご主人様が自由に食べて良いって言われたんだから貴方達も食べれば良いじゃない」

そんあやり取りを延々と繰り返し鈴生りになった木から果実を摘んで頬張るのだった



・・・


・・・


・・・


・・・


そしてお腹いっぱいになった少女達は


「もうお腹いっぱいで動けませ~~ん」

っと言って露天風呂に浸かって


「すご~~い!!ここから見える景色は最高です~」


と初めてシンデレラ城の最上階の露天風呂から見た景色に気づく少女達

色気より食い気とは良く言ったものだ

お腹が一杯になって初めて景色の美しさに気づくとは・・・



「私達なんて幸せなんでしょう~此処から一生動きたくない気分です~」

「そうね~性奴隷として一生男に酷い事をされる運命だった私達には夢のような世界です」

「まさかこんな生活ができるだなんて思ってもみませんでした」

「後はもうご主人様との赤ちゃんを授かって育てるだけですね」

「ご主人様~私達の全裸の体見て真っ赤になって反応してましたものね~」

「そうそう~あんなに美少女なのに男の人だったなんて~最高です~」

「そうよね!!あり得ない位美しいですものね。あれだけ美しいと男性がうじゃうじゃと寄ってくるでしょうね。私達にとっては幸運ですね。あの容姿では女性が恋愛対象として見るのは稀でしょうからね」

「最近アルテナ様の囲い込みも順調ですし、この調子で頑張りましょう~」

「アルテナ様って初心でネンネちゃんですからね~早く女として開花して頂かなくては!!」

「そうそう~アルテナ様って可愛い物好きだから、私達が可愛く迫ると凄く喜んで下さるのよね~」

「私達がご主人様の子供を授かる為には、アルテナ様の協力が絶対条件ですからね~、皆さま~アルテナ様を絶対に引き込むのですよ~」


「「「「「「「「「「は~い」」」」」」」」」」


「こんなに美しい景色を見ながら、温かいお風呂に入ってのんびりと出来るって此処は天国です~」


「あ~動きたくない」


「もうお腹いっぱいで、温かくって、気持ち良すぎて動けませんわ~」


「ごくらく~ごくらく~」


・・・


・・・


1時間・・・



2時間・・・


「暇ですわね~」


「のんびりできるって良いって言ってましたけど、退屈ですわ~」


「ダナンの城塞都市が滅ぼされてからこんなにのんびりとした時間を過ごした事が無かったですから、こんなにも何もしないと逆に退屈過ぎて落ち着きませんね」


「アンジェリーナ様~どうしましょう?」


つづく・・・

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