第114話 114.ご主人様の居ないエデンの少女達
<アンジェリーナ>
私達を助けてくれたご主人様が今日の朝、アネルド商会とドウジャン商会の馬車の護衛をする為にトレノアの城塞都市へと旅立たれた。
皆も助けてもらってからずっと一緒に私達を助けて下さっていたから不安がっている。
ご主人様からは、トレノアの城塞都市から帰るまでは好きな事をして良いって言って下さっているのに、全員何故かつまらなそうな表情で何もやる気が起きないみたい・・
私だって、何も手に着かない・・
ダナンの城塞都市が、突然のトレノアの城塞都市からの攻撃であっという間に滅ぼされ、多くの民衆がトレノアとの戦争で亡くなった。
降伏すれば奴隷としての一生が待って居るだけ!!
戦って死ぬ事を多くの民衆が選んだ・・
ダナンの領主である私達家族である主人のバートランド、長男のボビー、次男のブラッドは処刑され残されたのは私と娘のレリーナだけ
メイド達も全員奴隷にされてしまった・・
私の人生はそこで終わったと思ってしまってた・・
全裸にされ、手枷、足枷をいれられ馬車にのせられた時・・
『あ~私達は性奴隷として一生男達の慰み者にされるんだわ』
集められたのはダナンの都市でも見目麗しい美少女ばかり!!
城塞都市トレノアの領主ジョージは美少年にしか興味が無く多数の美少年を領主館に囲って毎晩酒池肉林している変態だった事が相して私達が城塞都市トレノアの領主ジョージに囲われる事は無かったけれど、オークションに出される事を聞いて・・
馬車に乗せられた私を含めて45人の全裸の女性達全員が此れからの自分に起こるであろう悲惨な運命を想像して涙を流してた・・・
そしてとうとうアネルド商会の使用人達が全裸で手枷、足枷された私達を馬車の外に連れ出していった。
『私達は大勢の男達の前に全裸のまま放り出されオークションに掛けられる』
そう観念していたのだけれど・・
私達の前に立ったのはこの世の物とは思えないような神聖な女神様のような姿をしたこの世界では見慣れない服を着た美少女が2人
1人はレイ様と言われるズボンを履いた美少女
もう一人は可愛い服でものすご~く短いスカートを履いている美少女さん
私でもドキッとするくらいスカートが短い!!
あれじゃ大事な所がまるみえになってしまうんじゃ?
なんて思ってたら美少女さんが体を動かす度に白い物がチラチラと見えているっぽい?
あれはいったい何なのだろう?
そんな風に思っていると・・
ズボンを履いた方の美少女さんが私達の前に進み出てきたの!!
でも
『私見ちゃったの!!』
下半身のあの部分が・・
『もっこり』
あの方は男性!!
45人の女性全員がご主人様の股間の『もっこり』に注目
そして何と!!
『レイアードの城塞都市で奴隷オークションに掛けられる予定だった私達女性45人と男性5人はご主人様に買われることになってビックリ!!』
この領地には
ご主人様のレイ様
そしてアルテナ様
それに従魔のフェンちゃん
男性は・・・ご主人様ただ1人だけ!!
ダナンの領主館で家令や執事をしていたいずれも老齢だったスタンリー、フィン、エリオット、アルバート、アーロンが唯一奴隷として買われた男性に働いていた顔なじみなので良く知っているメンバー
老齢で力仕事が出来ない彼らは領地経営の手腕を見込まれ奴隷オークションに一緒に出品される予定だった人達
執事服に着替えて再度私達の前に来た時、若返らされててビックリ
そして私も・・他の4人の30代の女性と共に娘と同じ位若返らせてもらって・・
もう私達は
『もっこり』
イエ!!
ご主人様に夢中
私達を買い取って解放してくれ、目の前で信じられない奇跡を次々に起こしてゆくご主人様
もう皆、ご主人様は神様!!
そう信じている!!
そうして助けてもらって45人の私を含めた女性達全員は神様の子供を身籠る事に決めたの
だって
ご主人様は私達にとって
突然現れて
私達を地獄の運命から救い出してくれた
『白馬に乗った王子様』
『将を射んとする者はまず馬を射よ』
っていう諺があるように、私達45人の女性一丸となって、恋する乙女のアルテナ様を私達の陣営に引き込むことにしたわ。
アルテナ様は自分がご主人様に恋している事すら解っていない!!
アルテナ様は生まれたばかりの子供のように自分の体の事すら全然理解していないよう
レイラが導き役となって、アルテナ様に皆で女の喜びを教えてあげようとしている。
アルテナ様の体は私達に開発されて少しづつ感じるようになってきてる!!
最近アルテナ様、ご主人様に少しづつ恋心を自覚しだしたっぽいの
そんなアルテナ様を見ていると、何かジェラシー感じちゃうけど・・
先ずは女神様が一番!!
一番先にご主人様が気に入っている女神様を第一に立ててあげる!!
だって!!
女神様を敵に回したく無いもん!!
女神様~私達がお教えしているように色仕掛けで早くご主人様を落として下さいね~
『私達は一蓮托生!!全員でご主人様の子供を産もう』
を合言葉に頑張っちゃうんだもん!!
ご主人様がトレノアの城塞都市に出られた後
「自由にしていて良いって言われたけど、何しようか~?急に自由にしていいって言われても何して良いか解らないわよね~」
って誰かが言った言葉に
ヘレンが
「ご主人様と女神様のお部屋の外のバルコニー全体が森の中のお風呂のようになっているみたいですよ~、そ~れ~に~~バルコニーに森のように植えられている木ってあのダンジョン2階層の森に有った果物の木が植えられているようですよ~あの果物また食べてみたいです~」
って言ったのが切っ掛けで!!
「あ~お風呂~」
「あの果物食べ放題なんだ~」
「たべた~~い」
「あのお部屋景色最高だよね~」
「じゃ~皆で入りに行きましょうよ」
って話しだして、何時の間に皆あの部屋の露天風呂となったバルコニーの事しってるんだろう?
私はご主人様からあの部屋のお風呂も使って良いって今日の朝言われただけなのに・・・
そう思いながら
「あのお部屋の露天風呂使っても良いってご主人様から聞いてるわ。それにあの木々の果物も食べて良いって」
そう言った途端に
「「「「「「「「「「わ~」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「お風呂~」」」」」」」」」」
皆は一斉に
「「「「「「「「「「きゃー」」」」」」」」」」
って歓喜の声を上げた瞬間、一斉に走りながら着ている物を脱ぎ捨ててゆく
「こら~皆、何してるの~走りながら脱がないの~~~」
「アンジェリーナ様も早く~早く~あの果物食べ放題なんですよ~」
アリエルは早く~早く~と言いながら脱いだショーツを私に向かって振り回している
そんな私も・・
「まちなさ~~い」
着ている物を脱ぎ散らかしながら、塔への階段を駆け上がって行くのだった。
あ~あ・・私も皆に毒されちゃってきてるのかな・・・
でも楽しい~
つづく・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます