第92話 92.綺麗なものほど儚い
俺はあやふやな記憶を辿ってアルコールを錬成したのは良いけれど・・
ヤバイ・・
慣れない物を作ると魔力切れ?
意識が・・・
って事で俺はどうもあやふやなイメージで
『缶ビール』
『赤ワイン』
『ブランデー』
色々と錬成した為に魔力切れを起こし気絶していたみたいだ。
気が付くと何時ものように女神様の膝で膝枕され女神様のスカートの奥に視線を無意識に向けていた。
『あ~最高だにゃ~・・・今日の女神様の下着って俺とお揃いだから・・・』
透けてますね~
見えちゃってますね~
ドキドキしちゃいますね~
俺の下半身ヤバい事になっちゃってます~
やはり俺は女神様のおパンツを拝まなければ調子が出ないんだ
ウンウン魔力増強パワーアップ~!!
でもこの世界に来てから、抜けないから欲求不満が溜まってるんだよ・・
レイラなら?
って思ったりもするけれど・・女神様を裏切れないし・・その前に女神様の目が光ってるんだよな~
ヤキモチ?
それなら嬉しいんだけど!!
戦闘中の魔力切れだけは絶対回避しなきゃいけない!!
もしも戦闘中に魔力切れになったら即、死が待って居るんだ
アルコールを錬成しただけでこれかよ~情けね~
でも女神様のおパンツ拝めて幸せだ~
ダメだ!
ダメだ!
女神様のおパンツを拝むために俺は魔力切れになってるんじゃ無いんだ~!!
女神様のスケスケのおパンツで急速魔力充電を終えた俺
俺が立ち上がると、全員めちゃめちゃ心配してくれて
「大丈夫ですかレイ殿~アルテナ様が魔力切れで倒れただけだから心配しなくて良いと皆さんに言われてたのですが」
そっか~女神様、皆に魔六切れだから大丈夫って言ってくれてたんだ。
「すみません、私ひ弱なもので無理すると魔力切れで直ぐに倒れちゃうんですよ」
「それはなかなか大変な体質ですね。所で魔力切れとかいったい何なのですか?」
え?そこから?
この世界には魔力って認識が無いの?
まぁ~魔法が存在しないんだから、魔力に認識も無くって当然なのかも・・
「体力みたいな物?です。自分の体力の無さに情けなくなります~」
っと可愛く拗ねてみる俺・・・
え~いどうせ女神様が可愛くしてしまったんだ!!
そんな所で自分の性癖を全開させなくっても良い物を・・・
今は、その魅力を十分に使わせてもらおうでは無いか!!
おい!!
レオンの親父!!
なに股間を抑えて前かがみになってんだよ!!
俺に発情してんじゃねぇ~!!
「綺麗なものほど儚いと申しますな・・その綺麗さゆえに・・・あまり無理をされませんようにな」
おい!!
途中で何言おうとしたんだよ!!
俺はしぶとく生きてやるからな?
レオンさんは俺の錬成したブランデーをチビチビと味わうように飲むのだった。
メイドさん達は俺に
「あまりむりをしないでくださいね」
と度々俺に声を掛けながら交代で『ゴブカラ』の唐揚げやてんぷらを揚げながら次々にテーブルの上にゴブカラの唐揚げの山が出来てゆく。
向こうではまた残っていた肉を使ってBBQが始まっているよう。
今日摘み取って来たキノコ類やサツマイモ系の食材を出して焼いているようだ。
女性達にはサツマイモチップスを山盛り渡し、ドリンクは炭酸飲料を置いておいたから飲んだり食べたりワイワイガヤガヤめちゃめちゃ騒がしい
アネルド商会の護衛を入れた生き残り37人
此処の住人になった滅ぼされたダナンの奴隷に売られようとしていた女性45人と家令達男性5人の50人
家令達5人の男性にもギンギンに冷えた缶ビールを渡しておいたから超~ご機嫌のよう
87人の男女がめちゃワイワイガヤガヤやっているんだから、それは相当に騒がしいハズだ!!
それにお遊びで作った地球でお馴染みの黒と白の駒を使った有名な某ゲーム『オ〇ロ』
作り方も簡単だから10セット程作ったら超~盛り上がって白熱戦を繰り広げている。
この世界にはゲームとか遊べるものは無いのか?
って聞いたら全員が
「「「「「「「「「「無い!!」」」」」」」」」」
って一斉に揃ってハモらなくっても良いんじゃね?
当然
「売ってくれるんだよな?1000セット欲しいんだが売ってくれるんだよな?」
ってアネルド商会のレオンさんが詰め寄って来たんだよ!!
「1000セットなんて今すぐは無理ですよ?」
「出来るまで待たせてもらおう」
「あ~そうですか・・・」
段々とレオンさんの強制が激しくなって来てるんだが・・・
俺が幾らでも作れると思っているのだろうか?
『俺が魔法で錬成する所を見せた事が有るから?薄々勘づいているのか?』
どうしてこうなった!!
10組に分かれて皆めちゃめちゃ白熱してんじゃん
え?女神様も参戦してんの?
うわ~女神様善戦してんじゃん
そんな時・・城壁の門の辺りで
「誰か居ませんか~」
という声が聞こえて来た
「今度は山賊じゃ~無いよね」
って言ったのだが・・・
皆・・『オ〇ロ』に夢中で気が付いて居ないじゃん!!
しょうがない俺が行くしか無いか・・・
俺は遠くに見える城壁にある門に向かってダッシュ
鉄の門の前まで行ってみると、どうも何処かの商隊の馬車のようだ。
「あの~見た所旅の商隊のようですが、私共に何か御用でしょうか?」
俺は下手に出て丁寧な言葉で最初に声を掛けてきた男に聞いて見る。
背の高さは・・何か小さい・・
俺はこの世界に来て計った事は無いから正確な事は言えないが180センチ以上は有る
対して声を掛けて来た男は10代後半位の金髪を短く刈って髭もちゃんと剃っているのか結構清楚っぽい
チョット見何処かのおぼっちゃま?
つづく・・・
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