第76話 76.役割分担

『アネルド商会の会頭のレオンさんの護衛でトレノアの城塞都市に俺と女神様が行く』

これは決定事項だ!!

この異世界を自分の目で見て、効いて自分の肌で感じたい!!

それに一番の目的は!!


『この異世界で食べれる物の事が掛かれた書物の確保』


今の状態では、エデンで食べる食物は魔獣の肉を除いて俺の魔力頼み!!

早急に食べれる物の確保を優先しなければいけない


あの美味しそうなキノコが毒キノコで巨大熊を一瞬で殺す毒性が有った事がトラウマになっている

美味しそうだけでは食べられないんだ!!



食べられる物の情報が欲しい!!



男性陣の食事が終わったら大広間に来て欲しいと伝言し、俺は大広間に帰って来たが・・・

うをぉ~めちゃめちゃ食ってるジャン!!

めっちゃ準備していたごはんとカレーが全部無くなっていた!!


あの間に全部平らげるなんて、皆食欲凄すぎね?

これ、食事の量考えなければいけないんじゃね?

今、大量に有るのは、魔獣の肉だけ

魔獣の肉なら、皆が毎日食べても2~3年余裕で生活出来る量がある

しかし、365日毎日肉だけって言うのも確実に飽きてしまう

早急に食糧事情をなんとかしなければ!!


まさか、こんなに人数が増えるとは思ってみなかったもんな~


取り合えず服も下着も配布したし

食事も無事に終了


男性陣は、奴隷にされてから碌な物を食べさせてもらっていなかったみたいだし、涙を流しながら美味しい~美味しい~を連発していたから、勢いでステーキ肉を1人10枚は出しておいたから、まだまだ食事そしている最中で多分まだまだ掛かるだろう!!


奴隷にされオークションにかけられる予定だった女性達だが殆どは15歳近くの若い処女?でもその中に、やはり30手前位の女性も数人混じっているよう

多分だが、アンジェリーナと同様にめちゃめちゃ美人だ


『多分だが性奴隷として、高く売れると思ったのかもしれない』

何で其処までして、お金を集めようとしたのかは疑問だが・・

アネルド商会の会頭のレオンにでも聞いたら解るかもしれないな・・・



男達を『リジェネレート』で若返らせたから、30歳手前位の女性も一斉に若返らそうと集めたのだが・・・

「私達は年増だからまた売られるのでしょうか?」

「慰み者でもかまいません。みんなと一緒に此処に置いて頂けないでしょうか、お願いします。お願いします」

と必死で俺に懇願してくる。

あ~年食ってるから、売りに出されるって思ったのか?悪いことしたな、最初に説明しとけばよかった。


「みなさ~ん安心して下さ~~い。これから皆さんを若返らせま~~す『リジェネレート』」


そう言った途端に集められた30歳位のアンジェリーナを含めた5人の女性の体が淡く輝き輝きが次第に治まると20前の美少女となっていた。


大広間の壁に埋め込まれた鏡の前に連れてゆくと

「これが私?」

「夢のようです~有難うございます」

「「「一生お仕え致します」」」


うんうん~忠誠度爆上げって感じだね~

女性は美に対して貪欲だから、その分感謝が大きい?


「「「「「ご主人様~」」」」」

俺はアンジェリーナを含めた若返らせた5人の美少女にそう言われながら揉みくちゃにされ・・

それを見た残りの40人がハブられまいと一斉に俺を取り囲んでくる。


う~~ん

ダメだ・・・

女の子の甘い~~香りに頭がクラクラする~

これが男を引き寄せるフェロモンってやつなのか?

イカン!!

なんかムラムラして・・・・

少しぐらい・・触っても良いよね?


そう思った瞬間、大広間のドアが


『バタン』



と開かれ食事を済ました5人の若返った男性達が入って来た。


『オーマイガー何て間が悪いんだ~』


そして開口一番に

「おお~アンジェリーナ様も若返らせてもらったのですね。一瞬レリーナ様かと思ってしまいました」

と家令のスタンリーがアンジェリーナに声を掛けた


「貴方は家令のスタンリーではありませんか、貴方方も若返らせてもらったのですね」

「ハイアンジェリーナ様、この通り体も若返りまだまだ働けますぞ」

「一度は死んだ身、この地の為に共にお仕え致しましょう」

「はいアンジェリーナ様」


皆も集まった事だし、これからの事を話しておくか

「は~~い、静かに~~」


『パン』


『パン』

っと手を打ってから


「みなさ~~ん、全員集まった事ですので皆さんの今後の事をお話しま~~す。

「この領地の名前はエデン、現在40キロ四方の領地が城壁で囲われています。

でも住んで居るのは私とアルテナと従魔のフェンだけです。


皆さんはアネルド商会の会頭のレオンさんにより、奴隷オークションに出される為に、トレノアの城塞都市からレイアードの城塞都市にゆく予定でしたが、魔獣の襲撃により護衛の半分以上が亡くなった為にレイアードの城塞都市には行けなくなった為に、私が皆さん全員を買わせて頂きました。


なので、今日から貴方もこのエデンの領地の住民となってもらいます。

貴方達の処遇ですが

私レイとアルテナはエデンの管理者として表立っての対応はしません。

なので、ダナンの城塞都市の領主の奥様であったアンジェリーナにこのエデンの表向きの領主をお願いします。

アンジェリーナの補佐としてアンジェリーナの娘のレリーナ

エデンの領地を統括する家令としてダナンの城塞都市の家令でもあったスタンリー

エデンの対外的な交渉事は フィン

エデンの軍事関係は    エリオット

エデンの街の税務は    アルバート

執事の仕事はアーロンお願いします


その他の女性は取り合えずメイドとしてこの領地の事をお願いします。

メイドさん達は得意な事、またはやりたい事が有れば執事のアーロンや家令のスタンリーで対応お願いしますね


それと、食事についてですがこの領地で食べれる物は、魔獣の肉しか有りません

この向こうに森が有るのですが、私には食べれる物が解らない為食べる事も出来ません」


と言うと

「私は森の中で食べれる物解ります」

「「「「「「「「「「「私も~」」」」」」」」」」」

・・・・

うをぉめちゃみんな優秀じゃん~

皆森とか行って食材を調達しているのかな?


「この奥の森に砲砂食材らしき物が沢山有るみたいなんだ。準備が出来たら食べれる物が解るは人は私と一緒に森で採集をお願い」


「この奥の森って悪魔の森ですか?」

「悪魔の森って何?」

「この辺は悪魔の森って呼ばれていて、この辺りに居る魔獣は強力すぎて城塞都市トレノアの領主様がこの地を切り開こうと5000人の兵を送り開拓をしようとしましたが全員帰って来る事は無かったそうです。

同じようにレイアードの城塞都市の領主様も1万人の兵をこの地に送り込んで開拓しようとしたそうですが、送り込まれた兵士全員帰ってこなかったそうです。なのでそこの森へ入る事は不可能ではないでしょうか?」


うえぇ~此処、そんな場所有ったの?

皆この場所に拠点を作ろうとして全滅して諦めちゃった?


はははぁ~

ヤバいな・・

でも俺達、この森に入ったんだけど?

あの肉食花のある湖にさえ行かなければ大丈夫じゃね?

魔獣が襲ってきたら全部俺の異空間庫に格納しちゃえば良いし!!


「だいじょうぶ~だいじょうぶ~私が皆を守れる武器も作るし、魔獣の巣窟だったこの場所の魔獣を殲滅して城壁を築いて来たんだから大丈夫、私がちゃんと皆を守るからね」


「私はヘレンです。ご主人様の為に昼も夜の釈迦も全力で頑張ります。」


「う・・うんヘレンよろしくね」

「ひゃいぃ~ごしゅじんしゃま~~私の体はもうごしゅじんしゃまのものですからご自由におつかいくだしゃい」


おい!!

なにくねくねからだをもじってんだよ!!

ちょっと思考ヤバくね?

ヘレンって結構危ない人?


こうして取り合えずの体制が出来た?

俺一人じゃ無理だから、全員に頑張ってもらおう~



つづく・・・

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