第75話 75.『リジェネレート』

「「「「「「「「「「ごしゅじんさま~~~きゃぁ~ごしゅじんさま~最高です~~」」」」」」」」」」

43人のふりふりメイド服に身を包んだ金髪青眼の超~美少女軍団に俺は揉みくちゃにされていた。


ふにゃ~しあわせだ~~

これぞ異世界!!

ハーレムばんざ~~~い!!


ぐへっ


ぐふふっ


それにしても・・・

トレノアの城塞都市の領主は、何故こんなにも見目麗しい超~美少女ばかり集めて売ろうとしたんだ?

自分で楽しもうとは思わなかったのか?

不思議だ・・・


おっと・・

こんな事をしていてはいけない!!

このまま美少女メイドに揉みくちゃにされ腑抜けな表情をしていたら、女神様に睨まれそうだ!!


って・・・


『あちゃ~~もう睨まれてますね・・・ヤバいですね・・』


「みんな~落ち着いて~皆さんはまだ食事とかもされていないと思うので~食事にしましょう~全員席に着いてくださ~~い」


美少女が45人も揃うと壮観だな

この大広間が広くって助かったよ


で!!

異空間庫から取り出したのは、魔力増強の為に錬成を繰り返して作成していた


『カレーライス』


レタスを錬成したかったんだが時間が無かったのだ・・


なので


『トマトのドレッシング掛け』


サラダにはやっぱり青い色どりが欲しいと思う俺だ

だが!!

無い物ねだりしてもしょうがない!!


『今は我慢だ!!』


そして何箇所かにひとつづつクロワッサンを山積にしたバスケットとマーガリン、チーズ、ジャムを置き自由に取ってもらえるようにする。

お水も同じように水差しとコップを準備


「じゃ~みなさ~~ん、この食べ物はカレーライスという私が作ったたべもので~~す。このスプーンを使って食べて下さいね~、お代わりは自由で~~す。パンも好みのトッピングをつけて食べていいですからね~」


そう言って、ごはんとカレーが入った入れ物を一番手前に置いておく。

言わなくても見たら多分・・解るだろう!!


「私の分は?」


え?女神様もまだ食べるって?

「ハイハイ忘れていませんよ~はいどうぞ~召し上がれ~」

そう言ってカレーライスとスプーンとお水の入ったコップをを女神様の前に置く。

まさかまだ・・食べるとは思っていませんでしたよ女神様?


『いまさっきステーキ肉を食べたばかりじゃないですか?』


って言いたい気持ちなんだが・・

言えねぇ~~

言える訳がねぇ~~じゃん


「きゃ~~~美味しい~~凄く美味しいです~~」

「私こんな美味しい物食べた事無いです~~」

「もうここは天国です~」

・・・


うんうん美味しい事は良い事だ~

あ~幸せそうな表情で食べる姿ってめちゃんこ萌えるよな~~


おっおいけない!!

まだ別の部屋に全裸の老人達を残しているんだった!!

そう思い出し、速攻で別部屋に!!


ギンギンに立っていた物は落ち着いたようですね・・

あんな見目麗しい超~美少女達の全裸の体見たら、嫌でも反応しちゃうよね・・・

俺もめちゃめちゃ反応してしまったし!!


「みんさ~ん、この服をきてもらえますか~」


って言って地球でお馴染みの執事服と下着を出す

下着はボクサーパンツですよ?

マイクロビキニなんて出さないですからね?


『俺には男のハミチ〇を見る趣味はねえんだよ!!』


って言っても着方が解らないみたいですね

ってここでも着方講座・・・ですね

下着を手に取って


「これはズボンみたいに履く下着です。5着分準備していますから自分で洗濯して下さいね」


しっかしお爺ちゃんばっかりだな・・

執事や家令経験者だって事で両地経営での能力を買ってもらおうとしたのかな?

この世界は城塞都市同士で潰し合いしているみたいだから、需要が有るのかもな・・・


そんな事を考えていると・・


『リジェネレート』


って言葉が頭の中に浮かんだ!!

何なんだ『リジェネレート』って・・・

多分魔法だとは思うんだけど・・


一応かけちゃう?

もうこの年だし死んでも良いよね?

なんてはちゃめちゃな思考を表情に出さないように


5人に


『リジェネレート』


と唱えると・・

5人の体が薄く光り・・・

光が収まると・・・


何と!!

『おじいちゃんだった5人の容姿が若返っているじゃありませんか~~~』


見た目50代位?

もしかして重ね掛けしたらもっと若くなる?


好奇心は身を亡ぼす!!

でもやっちゃいました~~


『リジェネレート』


またまた5人の姿が薄~~く輝き、帆の光が収まると~~

40代位の紳士5人が立ってるじゃ~有りませんか~


『やべぇ~若返りさせすぎちゃった?』


「おおおおおおおおおおおおおおおお~力が漲ります」

「なななななななな・・何と~~貴方は女神様だったのですね!!ハハハ~~」

「一生お仕え致します女神様」

「女神様の為にこの身をお使い下さいませ」

「ありがとうございます女神様~」


そういって5人の家令と執事が俺の前で土下座

この世界に来て初めて土下座を見たよ~~!!


『おれってやっぱり女性に見えるのか~女神様・・か~』


「若返ったからといって女性達をレイプしたら許しませんからね」

「「「「「ハイ滅相もございません」」」」」


全員一斉にはもっちゃってるよ!!

凄い団結力?

若返らせたから忠誠度半端ない?

『しっかしな~男から好かれてもしょうがないんだよな・・俺男に興味ねえし!!』

聞いて見ると全員滅ぼされたダナンの城塞都市の領主ガブリエルに雇われていた男達だった


ダナンの城塞都市の全般を担っていた家令のスタンリー

後の4人が執事?執事と呼んで良いのか・・

対外的な交渉事を担っていた(外交官?) フィン

軍事関係を担っていた          エリオット

街の税務を担当していた         アルバート


ちょっと執事の仕事と違う?

そう言う意味では残ったアーロンが執事かな?


お茶や料理の給仕

食器・貴重品の管理

他の使用人の監督

屋敷や土地の管理

家族のサポート業務

来客対応


あ~アーロンだな!!

これってめちゃめちゃ幸運?

老齢で使えないって思ってた男達めっちゃ優秀じゃん!!


先ずは忠誠度を上げる為、餌付けをしよう!!

って事で5人にはステーキ肉を大量に食べさせました!!



「「「「「もう死んでもいい~一生お仕え致します~~」」」」」


やっぱり美味しい食べ物は胃袋を掴む!!


つづく・・・

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