第73話 73.では貴方には、私の代わりに、このエデンの表向きの領主の座をお願いします

アネルド商会は一週間前、人口5万人の城塞都市トレノアが10キロ離れた人口4万人の城塞都市ダナンを攻め落とし住民を全員奴隷とした。

領主は死刑

見目麗しい45人女性達は性奴隷、そして老齢の執事や家令だった者達5人は、人口5万人の城塞都市トレノアから西へ100キロ離れた人口10万人の城塞都市レイアードで行われる奴隷オークションに出品する為に、アネルド商会の商隊が商品と共に運んでいたらしいが、丁度このエデンの地に差し掛かった所で魔獣の大暴走に巻き込まれてしまったという訳だ。




レオンさんは俺に


「連れて来た護衛50人の内29人が魔獣との戦闘で死亡して残り21人の護衛しか居ません。このまま奴隷50人を連れ商隊を守りながら山賊の多い城塞都市レイアードまで約60キロを走破するのはもはや困難、かと言って、この50人の奴隷を連れて城塞都市トレノアに戻るのも困難

私達にとって、物凄いお宝をこの場所で見せて頂きましたが、その代金を支払うお金も足りません。

なのでポーション10本の代金金貨5000枚の内、金貨1000枚だけお支払いさせて頂いて残り4000枚を奴隷50人でお支払いさせてはもらえないでしょうか?


その他の商品の代金ですが塩以外は代金は折半という事でしたので、私達の護衛を兼ねて城塞都市トレノアに一緒に来ませんか?

この世界の事を知りたいと言われておられましたから、ご興味のある城塞都市トレノアを案内させますがどうでしょうか?


その時、残りの販売代金もお支払いするという事でどうでしょうか?

それにもう一つ私が城塞都市トレノアに帰ろうと思ったのはポーションです。

実は城塞都市トレノアの領主ジョージ・アディソンなのですが、城塞都市ダナンを攻めた時に戦闘で左足を欠損して杖を付かなければ歩けなくなってしまいました。このポーションが有れば領主に恩を売れるのです。危険を侵してまで奴隷を城塞都市レイアードまで運んでいる場合では無いというのも有るのです」




そんな提案をしてきたのだった。

護衛か・・・

俺と女神様は離れられないから、一緒に行くしか無いけれど、そうすると此処を守るのが誰も居なくなってしまう・・

『奴隷をのこしたままで護衛に出る訳にもいかない・・』

 

どうしたもんかな~

守りは駄犬を置いて行くとして・・・

襲撃から奴隷達でも守れるような魔道具を作るしかないか・・

それに!!

食べ物だな・・・


『ラノベでいうマジックバック的な物を作って食べ物を保存出来るようにして、その中に調理済みの食事や食材を入れておけば・・』


何とかなりそうかも?

兎に角、その奴隷とやらを見せてもらおう!!

話はそれからだな!!


「レオンさん先ずは、私に譲ってくれると言う奴隷50人を見せてもらっても良いですか?」

「宜しいですが、何か気になる事でも有るのでしょうか?」

「レオンさん達の護衛でトレノアの城塞都市まで行くとしたら、めが・・アルテナも連れて行かないといけないので、この場所には従魔のフェンと奴隷達だけになってしまうんです。そうなると譲ってくれると言う奴隷で此処を守備してもらわなければいけなくなります。

私が敵をやっつける魔道具を作り、もしもの時はその魔道具で戦ってもらわないといけないので、それが出来るかの判断をしたいと思いまして」


「え~~~~?敵を撃退する魔道具を作る?Σ(・□・;)}


あちゃ~撃退用の魔道具って、この世界じゃ作れない?

俺って言っちゃいけない事を言っちゃった?


「あはっ、この事は御内密に!」


「は・・はいっ!!勿論でございますとも!!」

本当かな・・・

まぁ~バレたらバレた時の事だ!!

今から未来の事で悩んでもしょうがない


俺とレオンさんは大広間から出て、奴隷が居ると言う商隊の馬車に行く。

駄犬と女神様は大広間に残って、俺が出していたお菓子を食べているようで、俺達とは一緒には来てくれないらしい・・・


『食い気の方が勝ってしまってる?あの2匹、お菓子とステーキ肉には目が無いからな・・・』


レオンさんは商隊の馬車に行く前に、使用人を泊めている建物の一つに入り、何かを伝えている。

使用人は、レオンさんに指示されたのか数人を呼び出して商隊の馬車の中に入り、順次奴隷を馬車の外に連れ出してくる。


「え?何で全裸?」

それに全員が凄い金髪青眼の超~美人ばかり!!

思わずボッキ!!


ヤバいよ!!此れだけの人数の全裸の超~美女の裸体の破壊力

奴隷達は全裸の上に鉄製の鎖で繋がれた手枷と足枷が手足に入れられている


「何で全裸なのですか?」

「全裸で手枷、足枷されていれば逃げる方が危険なのですよ」


あ~確かに!!

こんな姿で巷に出てしまえば、一気に襲われレイプ確定だろうな

『俺だって、こんな容姿だが中身は性欲大魔神、速攻で襲ってしまいたい!!』


あ・・男も出されて来たけど・・全裸なのですね・・・

やはりと言うか、女生徒は違う馬車に乗せられていたみたいだ!!

アソコをオッ立ててますね・・


まぁ~俺だってビンビンにオッ立ててるんだから、無理はないな


全裸の金髪青眼の超~美少女?美女?が45人

そして老齢の執事?家令?が5人、この年で城壁の石を積む重労働は流石に無理だな

合計50人の奴隷達


この子達だったら、魔道具を渡して訓練すればなんとか襲撃者くらいは撃退出来そうだな!!

そう俺は全裸の金髪青眼の超美少女とえっちしに来た訳じゃないんだよ?

ちゃんと仕事してるんだからね?


タダ男のリビドーが反応してしまうだけなんだ!!


ちょっぴり


ちょっぴりだけ


ほんのちょびっとだけ


『毎日一人ずつ一か月間交代でえっちしたとしても全員は抱けないな~』


なんて思っただけなんだ~~~


1人1人個性が有って、超~美少女!!

確かにオークションにかけるって言うだけあって女性全員がもう~絶世の美少女!!

女神様には負けるけどな!!

でもよくまぁ~これだけ集めたもんだな


俺はそんな全裸の奴隷さんの前に立って

「皆さんは奴隷オークションに出される為に、トレノアの城塞都市からレイアードの城塞都市で行われる奴隷オークションへ出品される為に商隊の馬車で移動中でしたが、私の領地エデンで皆さんを頂く事が決まりました。

私はこの領地エデンの領主でレイ・ヤギリです。これからよろしくお願いしますね」


すると首に『1』のプレートを付けていた奴隷の中で金髪青眼の美女年齢は・・・ちょっと皆より年上みたいだから30歳前後?くらい


多分だけど滅ぼされたダナンの城塞都市の領主の奥様っぽい?


「私達はレイ様の性奴隷としてお仕えするのでしょうか?」


と不安そうな表情で聞いて来た


「貴方は私の性奴隷になりたいのでしょうか?」

「貴方が見かけ通りの優しい方で有るならば私は喜んで貴方の性奴隷になりましょう」


え?俺って?

多分だけど・・


女の子と見られてるっぽい?


「失礼ですが、貴方はもしかしたら、滅ぼされたダナンの城塞都市の領主の奥様だった方でしょうか?」

「はい。もうそのダナンも愛する夫も居なくなりました」

「では貴方には、私の代わりに、このエデンの表向きの領主の座をお願いします」


「えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ~~」


ふふっ

そういう反応になりますよね~

うんうん~良い反応ですよ~



つづく・・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る