第66話 66.魔法の無駄遣い?
無意識にやったとは言え、藪となった草原の草木が一気に無くなってしまった!!
俺のこの草原を今まで苦労して切り開いて来たのは一体何だったんだ?
まぁ~たった4日だったんだけどな・・・・
「アルテナ予想外に遠くまで一気に領域広がったみたいだけど、どうする?」
「とりあえず、魔獣が入らないように城壁で囲っちゃいましょう」
うん当然だな
言い返す言葉もございません女神様
「じゃ~上空から状況を確認しながら城壁を構築していきますか」
俺達は上空に一気に舞い上がり城壁をゆっくりと伸ばしながら北上してゆく
女神様は駄犬の背中が気に入ったみたいで、駄犬の背中に騎乗?
あれ?
騎乗って言えば馬に乗る事だから、駄犬に乗ってるこの場合なんて言えば良いんだ?
『駄犬乗?』
これは無いな・・・
変な拘りは止めよう!!
もう騎乗で良いんじゃね?
そう2メートル以上の駄犬の背中に乗ってる女神様のスカートの中は丸見えな訳で
『ごへへっ』
『ぐふっ』
『じゅるり』
俺は城壁を錬成しながらも、女神様のスカートから覗く白い布を堪能
『う~~ん、俺は何時死んでも良い~~~幸せだ~~』
男とは単純な生き物である!!
たった1枚の布切れなのに!!
『その布切れが見えるだけでこんなにも幸せな気持ちになれるのだから!!』
それに!!
魔力が沸き上がって来るんだが?
『こ・・これは愛の力か?』
『エロの力・・止そう!!思っていても言葉にするとヤバい!!』
兎に角、女神様が見せてくれている『愛の力(純白のおパンツ)』により俺は魔力切れにもならずに切り取られた草木の際までくる事が出来た。
「丁度切りが良いので下に降りて食事にしよう」
おれがそう言うと
「あ~~ん」
と口を開ける女神様
あ~そう言えば、最近魔力切れになる事が少なくなって、女神様にチョコレート献上する回数が減っていたな・・・
俺は早速
『ぽんっ』
っと女神様の開けた口にチョコレートの欠片を放り込む
『もぐもぐ』
それを見て駄犬も
「わお~~ん」
っと吠えて口を開け俺を見る
「え?駄犬もチョコが欲しいって?」
駄犬だけチョコ無しって言えば機嫌損ねそうだからな・・
『ぽんっ』
っと駄犬の口にもチョコの欠片を放り込む
この大きさだから味解るのか?
少なすぎて味も解らないんじゃ?
と思っていたら
「うめぇ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」
と!!
急にしゃべるんじゃねぇ!!
驚くじゃないかよ!!
駄犬の奴、喋るのは『うめぇ』しか言えないのか?
食事っても食べれる物は肉しか無いんだけどな・・・
俺達は城壁で覆われた地上に降りて、テーブルと椅子を出し
俺の異空間庫から下処理の済んでいるオークのステーキ肉を取り出して魔法の力でオークのステーキ肉をステーキに焼き上げる。
(魔法の無駄使い)
と言わないで欲しい!!
ステーキ肉は焼き加減一つで味が大きく違ってくるのだ!!
だから魔法創造でステーキ肉を一瞬で最適に焼き上げる魔法を創造してしまった・・・
くそっ
それもこの駄犬が無駄に大食いだからだ!!
焼くそばから次々に食べてしまうのだ・・
子犬サイズになれるとはいえ巨大なフェンリルだからな・・
という理由により仕方なくステーキ肉を『すて~~き』に焼き上げる
『ステーキ焼き』
という固有魔法を作ってしまったのだ!!
じゃないと俺の食べる暇が無いんだよ・・トホッ(;'∀')
女神が
「あ~ん」
って言って口を開けている口にステーキ肉を一口サイズに切り分けてそのお口に入れ、駄犬のステーキ肉を焼いて駄犬の前の皿に入れ、イザ俺のステーキ肉にナイフをいれようとすると・・
女神様の
「あ~~ん」
そして女神様の素敵肉を切り分けてお口に放り込み・・
駄犬が
「わん~」
と言って次のステーキ肉を待って居る・・・
で、駄犬用のステーキ肉を焼いて・・・
って延々と俺のターンが回って来ないんだよ!!
俺ってさ~もうこいつ等のメイドさん?
俺が平穏にステーキ肉を食べる為には魔法創造で固有魔法『ステーキ焼き』を作成する他に無かったんだよ!!
って訳で
『駄犬の目の前の皿に焼いたステーキ肉を10枚積み重ね、女神様にステーキ肉を一口サイズに切り分け女神様のお口に放り込み、俺は無事にステーキ肉を切り分けて食べる事が出来ている』
おれってすご~~く働いてない?
ねぇ?
俺ってこの2匹を食べさす為に苦労している気がするんだけど?
気のせいなのかな?
つづく・・・
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