第63話 63.肉食花の抽出液の扱い
「駄犬、この屋敷に居る時はその大きさで居ろ」
「わん」
「それが良いですわ~今のフェンちゃん可愛すぎます~」
「く~~ん」
俺の言葉に、この屋敷に居る時は駄犬は子犬の姿で居るようだ。
多分だが・・・
『俺の下ごしらえして火を通し調理したステーキ肉が滅茶美味で食事の魅力に落ちた?』
どうもそのようだ・・
それに!!
『女神様にもふもふされて抱き締められるからエロエロ駄犬としてはこの子犬で居る事が超~役得?』
って事は・・今まで抱き枕にされ抱き締められていた俺は・・
『おの柔らかな女神様の肢体をもう堪能する事が出来ないんじゃ~~~~!!(;'∀')』
うを~~俺の
俺の癒しが~~!!
俺の癒しが無くなってしまうじゃねぇか~~!!
もうこうなったら!!
お風呂の時に女神様の体をサワサワ~モミモミ~堪能するしかないでは無いではないか~~!!
そして、いつもの通りの女神様からの
「レイお風呂~」
の言葉に
俺の条件反射が起こり
『思わず涎がじゅるり』
駄犬も女神様のウキウキに
「わんわんわん~~~~」
こいつ入る気で居るのか?
「駄犬も前は毛が抜けるからお風呂ダメだからな、クリーンの魔法で綺麗にしてやるから外で待ってろ」
と言って子犬の大きさになった駄犬にクリーンの魔法を掛ける
「く~~~~~~ん」
駄犬もクリーンの魔法で綺麗にされて気持ちよさそうだ。
「どうだ気持ちいいだろ~」
「わん~」
ふっふっふ~どんなもんだい!!
クリーンの魔法はどんな物でも一瞬で綺麗にしてしまえるんだ
服だって、体だって洗わなくっても一瞬で綺麗にしてしまえるんだ・・・ぜ?
え?
今気づいたんだけどよ!!
クリーンの魔法を掛ければ、服まで脱いで裸になってお風呂なんて入らなくっても良いんでね(;'∀')?
考えちゃいけない!!
考えちゃいけない!!
考えちゃいけない!!
考えたら負けだ!!
気づくな~俺~~!!
・・
・・
い・・今
俺、ヤバい事に気が付いたんだけど~~!!
『クリーンの魔法を使えば、目隠ししてお風呂に入らなくっても綺麗に出来る!!』
つまり!!
お風呂に入らなくても、服を着たままクリーンの魔法を掛ければ、服ごと体も綺麗に出来るって事
うをぉ~~
ヤバい事に気が付いてしまった~~
ダメだ!
ダメだ!
忘れるんだ俺~~~!!
『この事は永遠に俺の心の中だけに封印するんだ~~!!』
お風呂タイムは俺の癒し
俺と女神様のイチャラブ肢体堪能空間なのだ~~!!
そうして俺は
『俺は女神様のお着換えマシーン』
と自己暗示を掛け、記憶の無いままに女神様を全裸にして着ていた衣類にクリーン魔法を掛け
『俺は女神様のボディー洗浄マシーン』
『俺は女神様のボディー洗浄マシーン』
っと自己暗示
記憶の無いままに女神様を磨き上げてゆくのであった。
レイは気づいていない
『俺は女神様のお着換えマシーン』
とか
『俺は女神様のボディー洗浄マシーン』
とか、自己暗示を掛けずに、目隠しもせず素直に女神様とのお風呂イチャラブを楽しめば良いのだ!!
其処が純情ヘタレ童貞故に固定観念に囚われた主人公は残念な行動をとってしまうのであった。
風呂から出て女神様を着替えさえ、髪を乾かす。
「此処から夜空に星がキラキラと輝いているのが見えて凄く綺麗ですね」
女神様が俺に髪を乾かされ子犬サイズになった駄犬を抱きながら外の景色をみてうっとりしている。
「地面を隆起して高台に家を建てたのは正解だな」
「レイのセンスは最高です」
俺、女神様に褒められてるのか?
「そりゃ~どうも」
ノリでこの総ガラス張りの建物を立ててみたが、外の景色が遠くまで見えるっていうのも最高だな
眠るのは・・・
予想通り女神様は子犬サイズの駄犬を抱き締めながらウォーターベッドに寝っ転がってしまってる・・・
くっそ~やはり予想通りか~
駄犬の為に無駄にデカいベッドにしたんだが、駄犬が子犬サイズに馴れるんだったらこんなデカいベッドにする必要無かったじゃねえかよ!!
しょうがない!!
俺は魔力増幅の為に寝ながら錬成して魔力切れ起こすぞ!!
そう思い
『今日は何を錬成するかな?』
と考えて
ふと
肉食花からの抽出液の事を思い出した。
『俺の魔法で両足を切断されお腹も切られ瀕死だったシルバーウルフを完全回復させ種族進化までさせる程の効果はヤバイよな~気軽に使えないぞ』
30ミリの肉食花の抽出液の量であの効果だったんだ!!
ラノベの世界じゃ
『エリクサー』
並みって感じじゃん?
ヤバイなこれ~
あれだけの回復力なら、あの湖の肉食花確実に復活してるな・・
奴は不死身なんじゃ?
この草原の開拓が終わったら、あの肉食花が復活しているかどうか確認しに行こう!!
問題は
『肉食花の抽出液』
30ミリであの効果だ
薄めれば効果は半減されるかな?
例えば1000倍に薄めるとか?
イヤイヤ!!
1000倍じゃダメだ!!
あの効果だ10000倍?
イヤ!!100万倍位に薄めなきゃ怖くて使えないんじゃ?
兎に角、安全圏として30ミリの肉食花の抽出液を100万倍に希釈して効果を検証してみよう!!
30ミリを100万倍に希釈ってどれだけの水に薄めれば良いんだ?
暗算って苦手だな~
1000ミリが1リットルとすると
単純計算すると~~
3万リットル?
うをぉ~めちゃめちゃ出来ちゃうじゃんよぉ!!
こりゃ~安産どころの騒ぎじゃないな・・・
臭いシャレは止めろって?
う・・
まず3万リットルの水を錬成
そして肉食花の30ミリの抽出液を混ぜ
100万本の30ミリ容器に格納
って感じの錬成&作業で良いっか!!
って事で
イメージ~
イメージ~
イメージ~
イメージ~
イメージ~
イメージ~
イメージ~
・・・
これ以上イメージ出来ないって所で
『錬成&詰め替え処理』発動!!
うをぉ~~
『ググググググググググーーーー』
っと魔力が一気に減って行く
ヤバいぞ!!
ヤバイ!!
めちゃめちゃ魔力持ってかれてるじゃん~~!!
「おえっ」
吐き気が・・・
眩暈が・・・
気分が悪い・・・
こうして俺の意識は遠のいていったのだった・・・
つづく・・・
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