第61話 61.第二の屋敷を作ろう
フェンリルと種族進化したフェンの空中を逃げ回る速さは尋常では無かった!!
「ゼーゼーゼー無駄に逃げ足の速い駄犬め!!」
俺が全力で追いかけてもフェンリルのフェンに追いつく事は出来なかった。
「きゃう~~~ん」
「きゃう~~~ん」
っと嬉しそうに鳴いて女神様にすり寄っているフェン
そしてスカートの中を舌で
『ぺろん』
『ぺろん』
しているエロエロ駄犬になっている
ちょっとイラッと来るぞ!!
『うぬ~俺でもやりたいのを我慢してんだぞ!!羨ましい・・・』
俺はそんな行動を止めるべく
「もう良い。駄犬はアルテナを背中に乗せてやれ」
って言うとエロ駄犬は女神様の首根っこを咥えて自分の背中に乗せる
「レイフェンちゃんの背中って凄く気持ちいいですよ~」
「アルテナが外出する時は何時もそうしていてもらえば良いんじゃ無いか?」
「それも良いですね~じゃ~フェンちゃん外に出る時は、こうやって背中に乗せてね」
「わん~」
『意思疎通できてんじゃん!!これで女神様のスカートの中をペロンペロンは出来ないだろう!!ふふふっ』
俺は早速本題の草原の藪を切り開いた場所を囲う城壁を上空から錬成してゆく
昨日の倍の広さくらいになったかも
一日で4日間で広げた広さを一気に広げた感じだ。
広さにして約8キロ四方は有るかも?
俺達は上空から切り開いた城壁で囲った領域を見ながら
「俺はどうしてこの領地を広げようと思ってたのかな?」
と独り言
俺は何故か領地を広げないといけないんだと、強迫観念に囚われたように広げる事に執着していた
こうして広がった城壁で囲われた領域を見て改めて、この領域を広げている意味を考えて解らなくなったのだった。
そんな事を考えていると
「この世界の人達と早くコンタクトを取りたかったんじゃ無いんですか?」
と駄犬の背中に乗っている女神様からの助言
「そう言えば、今後の事を放した時に、此処で居るか早く街を見つけて移動するかって話し合った事が有ったよな~
あ・・そう言えば豚鼻のオークが剣を持って襲って来た時に、あの剣は旅人か行商の商人達が襲われた時に持っていた剣じゃ無いのか?
商人達が使っていた護身用の剣ならば、商人達が通っている道が近くに有るんじゃ無いかって思って、兎に角人の痕跡の有る所まで行ってみようって思ってたような気がする」
「じゃ~レイこのまま城壁を拡張しながら、この草原を北上してみましょう」
「ダナ」
「わん!!」
俺達は地上に降りて第二となる家を錬成準備に取り掛かる。
「くそっこの無駄にデカい駄犬のせいでデカい家を作らないといけないと思うと納得できないんだが・・・
この駄犬そもそも最初の家の玄関から入れないもんな、それに毎回最初の家まで帰るのは時間かかるからな」
そう言いながら
この広がった領地を遠くまで見通せる建物が欲しいな・・
じゃ~この大地を見渡せるように高台にしたら?
そう思案して目の前の50メートル四方の土地を
「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴーーーーーーー」
っと土魔法で10メートル程隆起させる。
そして縦30メートル横10メートル高さ5メートルの長方形の枠を錬成
そして総ガラス張りに四方を錬成
床はフローリング
入り口は駄犬がいるから自動ドアの魔道具必要だな・・
キッチン
ダイニング
そして建物左隅10メートル四方を使ってウォーターベッドを錬成
だってしょうがないじゃん!!この駄犬無駄にデカいんだもん!!
『外で寝ろ』
なんては言えないしな・・・
後は・・
お客さんが来た時の為の客間
ここもウォーターベッド必要だよな・・
それに小さな机と椅子くらい有ったら良いか!!
それに折角給水システム作ったんだから、給水システムも設置しよう!!
「これで出来上がりだな!!」
「レイここから見える景色最高ですね~流石私の使徒です」
「わん」
こうして無駄にデカい駄犬のせいで、早くもこの異世界に2軒目の屋敷を建設した俺達であった。
つづく・・・
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