第53話 53.領地の名前?

女神様は俺が男の姿をしている事に朝から少し不機嫌

『俺は出来れば・・イヤ絶対に女性の服なんて着たくは無いのだ!!』

だけどしょうがないじゃん!!


もう

女神様がこの世の終わりだ~!!

って感じで


「(´・д・`)ヤダ(´・д・`)ヤダ(´・д・`)ヤダ(´・д・`)ヤダ(´・д・`)ヤダ(´・д・`)ヤダ~~」

ってもうヒステリー状態で暴れてるジャン?

何とか1日おきに、女神様とお揃いの服を着るって事で無理やり?決着させたけれど・・


うううう~~

『めちゃめちゃ不機嫌だ~~』


もうご機嫌取りの為に、某有名チョコレートメーカーのゴ〇ィバのチョコレートを錬成して女神様のお口に放り込んでやっと機嫌が治ったんだよ・・・(;'∀')

やっぱり有名メーカーのチョコレートの味は違うんだよな~


父親の友達が、チョコレートのテンパリングのやり方で味が全然違ってくるんだって言ってたけど、俺には良く解らない。

チョコレートの製作方法で味が全然違うって言うのは解る。まぁ~材料も違うとは思うんだが・・


女神様って

俺に女の子の姿で居て欲しいって事はだよ?


『女神様に俺って男として見られていないって事じゃん?』


此れって何か悲しく無いか?

女神様の感覚がズレてるって事が問題なんだけど・・・

『恋』とか『愛』とか全然解っていないんだろうな・・・


今日はこの男の格好で居れるけれど・・

明日は女神様と同じ女の子の服を着なきゃいけない・・


『一日おきに女装しなきゃならないってどんなバツゲーなんだよ!!』


兎に角、某チョコレートメーカのチョコを女神様のお口に突っ込んでご機嫌が治ったから良しとしよう!!

今の間に朝食の準備をしてしまおう。

メニューは解体で切り出したオークの肉2枚を使ってトンカツ

ソースもしっかり錬成済みだぜ!!

後は即席のコーンスープ

クロワッサンのパン

チーズとマーガリン

朝からトンカツって胃に重くね?

って思うけれど、考えたら負けだ!!

兎に角、この異世界での食べ物が魔獣肉より他に見つかっていないのだ

折角見つかった美味しそうなキノコは毒キノコだったし・・・


って事で、女神様の異に食べ物を詰め込んで、服装の事はしっかりと忘れてもらおう~~!!

って事で食事な訳ですが・・・


『これは・・食べさせろって事ですね・・・(;'∀')』

ハイハイ

貴方の事は忘れては居ませんよ?

そんなに睨まないでください女神様・・・


「ナイフとフォークはこうやって使うんですよ~」

女神様の横で実演しながら女神様のお口に


『ぽんっ』


っとトンカツソースを絡めたトンカツの欠片をお口に放り込む

女神様が食べたのを見計らって


コーンスープ


マーガリンを付けたクロワッサンのパンの欠片


と手際よく食べさせてゆく俺

嫌じゃ無いんですけどね?

俺好み超~ドストライクの超~美少女さんが口を開けてア~~ンをしている訳ですよ!!


『もう押し倒して××してしまいたい衝動を抑えるのに大変・・・』

当のご本人様は、この異世界に体を持って生まれて4日目の赤ちゃんと同じ状態


『赤ちゃんを持ったお母さんの苦労が良く解った気がするよ』


俺は女神様にご飯を食べさせている合間を縫って、自分の食事を取る

傍から見るともう


『バカップル?』


見た目だけね・・・

女神様・・お口をア~ンしていない?

不思議に思って女神様の顔を見ていると


「レイこの領地の呼び方決めたの?」


そんな質問をしてきた女神様

「へっ?」

突然に振られてびっくりして思わず聞き返してしまう俺

「領地の名前よ!!」


女神様言ってたな・・

この世界は魔獣の領域になってしまっていて、土地を城壁で囲ってその中に街を作ればそれが一つの国のようになっている?

そんな事を女神様から聞いた記憶が有る


「ここの土地の名前って事?」

「そう。レイの領地になるのよ。この土地の名前が無いと不便でしょ?」

「考えて無かったな。そう言われれば呼ぶとき不便だよな・・・・」

「そうでしょ?例えばレイとか?」

「それは不便者無いか?俺の名前もレイだからどちらが呼ばれたのか解らなくなるんじゃ?」

「そっか~じゃ~レイチン!!」

「何それ~チンをつけただけじゃないか~また何でチンを付けたんだ?」

「何となく?」


なんで其処で疑問形?

確かに俺の下半身に・・・ブホッ、ゲホッ

「何となくだが・・・その名前は止めよう!!・・例えば『エデン』とか?」

「その名前良い響きじゃない!!その名前にどんな意味とか由来有るの?」

「俺の居た世界に『旧約聖書』って神話の話が合って、その中に神が人類の始祖アダムとイブを作って住まわせた楽園の名前」

へぇ~何かそれって私とレイみたいよね。じゃ~その二人が済む場所の名前としてピッタリねここの領地は『エデン』で決定ね!!」

「良いのか?そんなに簡単に決めて?」

「レイは不満なの?」


俺が適当に行った名前が採用されるなんて思っても見なかったなんて言えねぇ~

「イヤ・・俺が言って直ぐに決まっちゃったから、アルテナはそれで本当に良かったのかなって思ってさ~俺に気兼ねとかして無いかなって思ったんだ」


うん完璧な言い訳?おかしな所無いよな?


「私が良いって言うんだから良いの」

「じゃ~この領地はエデンって事で決定しよう」


って俺が言うと女神様は満足したようで


「あ~~ん」


はぁ~サイですか~

ハイハイ解りました。ご飯ですね。

こうして再度食事は再開されたのであった。


つづく・・・

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