第51話 51.俺って異世界に来てエッチな事と食べる事しか考えて何じゃね?

最近凄く疲れて、昨日もどうやってベッドに帰ったのか記憶にございません状態

多分・・


『俺は女神様のボディー洗浄マシーン』


『俺は女神様のボディー洗浄マシーン』

・・・

っと何度も自分を洗脳?していた影響だと思われる

『俺って詐欺に引っかかりやすい体質なのかも?』


って事で異世界に来て4日目の朝を迎えてしまった俺達

窓の外は真っ暗な闇だ。

どうも真夜中に俺は起きてしまったよう・・・

女神様は何時もの通り、俺を抱き枕にして絶賛俺を抱き締めたまま眠っている


でも何故に都立品川高校の制服で俺と女神様眠っているんだ?

考えられるのは・・・


『俺はアルテナに忠実なお着換えマシーンなのだ!!』

と自分に刷り込んでしまっていて、寝巻に着替えさせる所を都立品川高校の制服を着せてしまったって事くらいだろう・・


『何でマッパの女神様の記憶が俺の頭の中に全然残って居ないんだよ!!』


俺の刷り込み魔法が検閲して俺の頭の中から消しちゃった?


『仕事し過ぎだ俺の刷り込み魔法よ!!少し位お楽しみ動画を残しておけってんだ!!』


って考えている俺は、エロエロ魔人なのか?

そうなのか?

このままじゃエロい人間になってしまう?


よ~~し決めた!!


『俺は真面目に強くなってあの糞神達をぶちのめすんだ~!!』

そうなんだ!!

エロい事を考えている暇は無いんだレイ!!

あの糞神が居る限り俺達に平穏は無いんだ!!


『しっかりするんだレイ!!』


まだ外は真っ暗だし・・

俺を抱き枕にして眠っている女神様を引っぺがして起きる訳にもいかないし・・・


魔力を上げる鍛錬でもするか!!

どうせ領地をしなきゃいけないし、今日はオーク肉を使ったトンカツでも作るか!!


先ずは昨日作った魔法でオークの死体をイメージし血抜きだ

発動『血抜き魔法』!!


此処までは昨日と手順は同じだからうまく行って当然!!


ここからが問題

解体の魔法を作らないといけない

イメージは部位毎に魔獣の死体を解体

魔法はイメージ!!

イメージの力がすべて!!


イメージして・・

イメージして・・

イメージして・・

イメージして・・


魔法創造『解体』・・・

うをぉ~

めちゃめちゃ魔力持ってかれんぞ~~!!

大丈夫かオレ~~~~


『ガンバレ俺~~トンカツの為に~~~~!!トンカツ食いてぇ~~!!』


食欲とは凄い物である!!

全身の魔力がトンカツの為に気力を放出してくるようだぜ!!


『ピコッ』

そんな感じの感覚が俺の脳裏に走った感じがした途端に魔力の流れが止まった。

出来たのか?

そう思いながら・・

異空間庫の中に有るオークの死体にターゲットを固定し


『解体!!』


と心の中で唱えると・・

『おおおおおおおおおおおお~』

俺の異空間庫の中で部位毎にオーク肉が別れて格納された。

めちゃめちゃ便利じゃん!!

これでミスリルの剣を包丁代わりに食材の切り出しをしなくて良い!!

正直魔獣の血だらけのぐちゃくちゃになった内臓を見ると吐きそうになってしまう俺だ。

その内、そんな光景も慣れるとは思うんだが地球の文明都市に住んでいたら目にする事は無い光景だもんな。


後は朝食に使うオークの解体済のブロック肉から2枚の肉を切り出すだけだ!!

厚めに切ったブタ肉のスライスをイメージし


『解体』


うんうん!!

イメージ通りにスライスされた。

大分魔法の使い方も解って来た感じ!!



未だ外は真っ暗だ・・

時間・・余っちゃったな・・・


食器とかも作っておきたいな

お皿!!

お皿!!

お皿!!

お皿!!

お皿!!

お皿!!

お皿!!

・・・

スプーン

スプーン

スプーン

スプーン

スプーン

スプーン

スプーン

・・・

ガラスコップ

ガラスコップ

ガラスコップ

ガラスコップ

ガラスコップ

ガラスコップ

・・・

フォーク

フォーク

フォーク

フォーク

フォーク

フォーク

フォーク

・・・・

お鍋

お鍋

お鍋

お鍋

お鍋

お鍋

お鍋

お鍋

お鍋

・・・

俺は思いつくままに錬成

何時も使っている物だとイメージし易くて魔力消費も少ないよう!!

所が・・・

形の複雑な物でイメージがアヤフヤだと覿面魔力消費が膨大になってしまい、品物が出来たとしても歪な形に錬成されてしまうよう(´;ω;`)


普通のフラットなガラスコップだと完璧なガラスコップが出来るんだけど、ベネチアングラスみたいなカットグラスを錬成しようとした途端に魔力がグングン吸い取られ、グラスが出来たには出来たが歪な形のグラスになってしまって使い物にならない?位酷い物が出来てしまった。


創造魔法って言ってもイメージ力が貧弱だと、碌なものは出来ないって事だ

自動車の運転免許取り立ての初心者と同じって事だな

売り物になる物が出来るのは何時になる事やら・・・・


『ローマは一日にして成らず!!ってか?』


まぁ~気長にやるさ!!

一番には魔力を増やさなきゃだな!!

あ・・


そうだ!!

あの森の湖の傍で襲ってきた30メートルを超す肉食花~~!!


あの巨大な花の部分って食べれるのかな?

アレが食べれたら食糧事情めちゃ改善されそう

この世界で食べれる物を少しでも増やして、食料の魔力頼みを少しでも減らしたい!!



解体の魔法も覚えたから、あんな30メートルを超えるような巨大な花を異空間庫から取り出さなくても俺の異空間庫の中で解体してから、少し切り出してみてそれを魔獣に食べさせてみて生きてればOK?

でもな~食べさせるとなると魔獣をおびき寄せ、食べるまで待たなきゃいけないからな・・・

食べるまで待つっていうのも・・

『食べてくれるかどうかも解らないし・・』


例えば・・俺の異空間庫の中で30メートル以上ある肉食花の花肉を少量切り出してポーションみたいに透明な液体だけ取り出し、魔獣狩りの時ワザと魔獣を死なないくらいに傷つけた状態でそのポーション状になった液体を飲ませる的な?


でもな~

『魔獣を狩る時に反撃できない位に弱らせる』

って難易度ちょっと高すぎない?


まさか、切り出した肉食花の花肉を直接俺が食べるなんて事は避けたい!!

食べた途端に童貞のまま『あの世行き』なんてなりたくないぜ!!


糞神に襲われた時、


『不老不死』


の魔法を創造して俺達に掛けたけれど!!

あの非常事態の時に気休めで作った魔法が本当に効力を発揮するのか?


『もしかしたら、あの時一回こっきりの機能だったのかもしれない・・』


不老不死かどうかを確かめる為には、一度死んでみるしか無いのだ!!

『残念~~不老不死の魔法は失敗していましたね~ご愁傷様~~』

なんて事になったら、後の祭りだ!!


『もしかしたら、不老不死の魔法が効いてて、俺達は不老不死になっているかもしれない。でもその不老不死は健康な状態での不老不死かもしれない!!

魔獣に体の大半を食べられて、通常生きてはいけない状態になれば死ぬ?って事も考えられる』


今の状態では

『あの時掛けた不老不死の魔法は気休めだから、考えない方が良いのかも!!兎に角、今はこの世界で生き残る為、貧欲に生き残る方法を探すべきだろう』


なので!!


『魔獣を死なない程度に痛めつけて、その魔獣に肉食花から抽出したポーション状にした液体を飲ませ、魔獣が死ななければ肉食花の花肉は食べれる』


うん!!

『その案で行こう!!』


早速、俺の異空間庫の中で30メートル以上ある肉食花からステーキ肉位の大きさを切り出して、『血抜き』を作る時、失敗作の魔法を使用し透明な液体を抽出し小瓶に格納


最初『血抜き魔法』の失敗作が此処で生きて来たって訳だ!!


肉食花の花肉どんな味がするんだろう?

美味しければ良いな!!

絶対に美味しかって欲しい!!

あんな馬鹿デカい物が食べれなかったらタダのゴミだからな!!


俺の思考って・・・

『異世界に来てエッチな事と食べる事しか考えて何じゃね?』


イヤイヤ!!

気のせいだ!!

そういう事にしよう!!

自分の行動がヤバい事に初めて気が付いた俺であった・・・


つづく・・・

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