第38話 38.どうも俺は責任を取らなければいけないようです・・・

俺に向かって両手を突き出して


『脱がしてコール』


してくろ女神様!!

女神様は俺のドストライクな容姿なんだからそんな事されるとヤバいんだって!!

嬉しいけどさ~


俺の体がヤバいんだって!!

そんな俺の気持ちなどこれっぽっちも理解していない女神様は




「レイこの体を作った責任取って」




うをぉ~


そこでそれ言いますか~~~?

女神様、それは卑怯ですよ?


確かに

俺は解らないままに、女神様を糞神から助ける為に召喚魔法を使いましたよ?

あれは・・

あれは、不幸な事故だったんです!!

この世界に転生する前に、糞神に殺されそうになった女神様を見てしまった俺が不慣れな召喚魔法を使った為に、まさか体の存在しない意志を持ったエネルギー体の女神様をこの異世界に存在させる為に体を自動生成されるなんて思っても見なかったんですよ?


本当ですよ?

信じて下さい女神様~~~

この嘘のないつぶらな瞳を見て下さい!!


え?

濁った不浄の瞳に見えるって?

そんな冷たい蔑むような眼で俺を見ないでください女神様~新たな性癖が生まれてしまいそうです・・・


こうなるなら、こうなるで説明しておいてほしかったんですよ?

ナビとか無いんですかね?

出来ればデフォルメされた可愛いミニスカパンチラのナビゲーターが良いんですが!!


え?

そんな物無い?

有ったら私が欲しいって?

うんうん解るよその気持ち!!


『同士だ~~!!』

妙な所で気が合いますね女神様?


そんな事は良いから早く脱がせって?

うう・・・


少しは恥じらって欲しい物です・・・

真顔でそんな事を言われたら照れるじゃないですか?

って言ったら


「恥じらいって何ですか?」


って聞かれちゃったよ・・・

それを聞きますか?

つまり


『今まで体を持たなかった女神様はマッパになる恥じらいさえ解らない赤ちゃんと同じって事だ』


確かに!!

生まれたばかりの赤ちゃんが


『そんな嫌らしい目で私の裸見んな~~!!』


なんて言ったらめちゃ驚くよな?

って事で


「女神様?お風呂を一緒に入るおつもりですか?」

「アルテナと呼びなさい!!お風呂が何なのか解らない私にどうしろと?」


そうですよね~

生まれたばかりの赤ちゃんにお風呂を一人で入りなさいなんて言っても、一人でお風呂に入れるわけ無いよな・・


「アルテナ?俺もそのままでは俺の精神が持たないので、目隠ししてアルテナのお世話をさせてもらっても良いですか?」


「お風呂の入り方を教えてくれるならどうでも良いわ!!目隠しでも何でもしなさい」

「じゃ~俺は目隠しをしてお風呂に入らせてもらいますね」


っていう事で

『目隠しして一緒にお風呂大作戦』

を実行する事になった俺であった・・・


つづく・・・・

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