第34話 34.この世界には経験値って有るのかな?
この場所に俺が水道管を錬成してこの場所まで憶測で水道管を設置した為に、急遽その水道管の出口捜しの為に『もぐら叩き』にも似た水道管捜しの為に手当たり次第に深さ幅共に1メートルの穴を掘っていったのだが・・・・
思いの外水道管を見つけられずに水道管を掘り当てた時には結局30メートル程の大きさの池が出来上がってしまっていたのだった。
今土壁で囲っている領域は100メートル×100メートルの正方形の領域
俺達の家の前20メートル辺りにそんな30メートルを超える池が出来てしまった為に、一見すると土壁で囲った領域の半分近くが湖から引いた水で出来た池のなってしまってる感じがする。
「想定外にデカくなってしまったな」
「結構大きな池になってしまいましたね。でもこれだけ水が有れば生活には困らないですね」
うんうん女神様も、生物が水が無ければ生きられないっていう一般的な常識は解っているみたいだな。
「あの湖であれ以上居ると、あの肉食花に何時襲われるか解らない状況だったから、予想で配管してしまったから正確な位置が解らなかったから、想定よりも大きくなってしまったよ」
「良いんじゃないですか?」
もしかして女神様、俺を慰めてくれている?
内心は
『この池デカすぎ?』
なんて思っているのかも・・・
という訳でこの草原を北に向かって、もう100メートル×100メートルの領域を拡張する事にした。
先ずは土壁の外の背丈以上に伸びた草原の草を威力を落としたケアカッターで少しづつ切り開いてゆく。
「ぐぎゃーーー」
「ぐぎゃーーー」
・・・
早速エアカッターを放った草原の中から魔獣の悲鳴
そしてエアカッターで切り倒され倒れ行く草の中から血まみれになった2メートル以上はある人型の魔獣が飛び出してきた。
「ゲッ早速お出ましかよ、本当は逃げたいけど・・・何時までも逃げてばかりはいられなっからな」
そうこの世界で生きてゆく為には、強くならないと何時かは魔獣に食べられるのが目に見えている
ラノベの世界みたいに、もしも経験値って物が有るのなら貯めて強くなりたいじゃん?
でもこの世界に経験値なんて物が有るのか?
この女神様に聞いても解らないだろうな~~・・
おっとイケナイ!!
ブタ顔の魔獣がもうそこまで来やがってる!!
体長2メートル以上はある人型のブタ顔の魔獣に向かってミスリルの剣を振り抜く
「シュパッ」
「シュパッ」
「シュパッ」
「シュパッ」
ミスリルの剣を体長2メートル以上はある人型のブタ顔の魔獣に振り抜く度にブタ顔の2メートル以上はある魔獣の体が上下2つに泣き別れ
「あれっ、切った感覚が全く無い?」
そう力を入れなくても胴体が上下2つに分断されてゆく。
『俺って案外強いんじゃ?』
思わずそう思ってしまう。
あの湖で切り裂いた無数の肉食花ってめちゃめちゃ経験値持ってたとか?
ふとそんな考えがあたまのなかを過るが、残念ながら確認する方法が無い
まさか・・
そう思って
「ステータス オープン!!」
って大声で叫んだんだが・・・
「めちゃめちゃハズイ~~~!!」
これって中二病じゃんよ!!
それに何にも怒らないじゃんよ!!
此れじゃ俺って痛い奴じゃん
「ラノベの世界みたいにそう都合よくはいかないか・・」
とは思いながらも背丈以上に伸びた草原の藪から飛び出してくるブタ顔の魔獣を
「シュパッ」
「シュパッ」
「シュパッ」
「シュパッ」
っと切り裂いてゆく
確かに身体の能力が格段に上がっている気がする上下2つに切り裂いているけれど疲れが来ない。
って思っていたのはフラグだったのか・・・
魔獣というのは血の匂いに惹かれて集まって来るらしい
俺達の周りにドンドンと魔獣が集まって来る
最初は持っていたミスリルの剣で切り裂いていたが、足の速い体長3メートルもある銀色の毛をした狼が集まってきだしとうとう剣では間に合わなくなって
『光の矢』《シャイニングアロー》を集まって来る魔獣の群れに向かってばら撒いてゆく
「シュー」
「シュー」
「シュー」
・・・
『光の矢』《シャイニングアロー》を銀色の毛をした狼に向かって威力を落として撃った為か『光の矢』《シャイニングアロー》を撃ってもまだ俺達に向かって突っ込んでくる
俺は徐々に威力を上げ、『光の矢』《シャイニングアロー》の威力を徐々に調整
あの湖で怒涛のような肉食花との戦闘を経験した事で戦い方に余裕が出て来たみたいだ。
だが・・
魔獣の毛皮を気にして出来るだけ傷を付けずに仕留めるなんて言うのはマダマダ無理、絶対にムリ!!ムリ!!
今は『光の矢』《シャイニングアロー》を襲って来る魔獣に向かって無数に撃ち込む物量戦で手一杯だ。
「この魔獣の襲撃何時まで続くんだ?」
段々と多くなる魔獣の襲撃に俺はそんな悪態をつく
幸運だったのは、『光の矢』《シャイニングアロー》の出力を倒せるくらいまで調整出来ていた事
最初から全力で出力していたら、確実の魔力切れになっていただろう
『やっぱり魔力制御は大切だ』
それから10分後
「はぁ~」
「はぁ~」
「はぁ~」
{めちゃめちゃ疲れた~~」
やっと魔獣の襲撃が途切れた隙に狩った魔獣の死体を異空間庫に回収し、土壁で覆われた領域に退避し女神様に膝枕されながら、そんな事を言いながら女神様の純白のおパンツを堪能する俺であった。
つづく・・・
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