第32話 32.やっぱり俺って弱っちい(´;ω;`)
うう~
めちゃめちゃ気分わりぃ~
頭がガンガンする~~
その感覚に意識が段々と鮮明になって行き・・・・
気分最悪だなと思いながらもゆっくりと目を開けると、眼前には心配そうに俺の顔を覗き込む女神様の顔
その状況にビックリした俺は
「うをっ」
っと素っ頓狂な声を上げてしまっていた。
「心配していたのにその反応は無いのでは?」
そういって相当に機嫌が悪そうな表情で唇が当たる程に俺の顔を覗き込んでくる女神様
どうも俺は女神様にまた、膝枕をされているみたいだ・・
あ~
出来る事なら・・・
そのくちびるを奪いたい・・・
い・・いかん
イカン!!
変な事をして嫌われるわけにはいかない!!
女神様のくちびるから意識を変えよう!!
このままじゃ変な気持ちになってしまう
「あ~ごめん。俺また魔力切れ起こしたみたいだな」
一瞬で状況を認識した俺は速攻で誤ったよ
だって
『嫌われたく無いじゃん!!』
「まだその体に馴れていないみたいですね。レイが死んでしまったら私一人じゃ生きていけないんですから何が有っても死んではダメですよ」
って少し睨まれた俺
まぁそう言ってくれる女神様の言葉は凄く嬉しいんだが・・・
ちょっと気になるフレーズが有ったような・・・
確かに今の女神様は戦闘力皆無だからな~
『女神様の使徒になった俺が守るのは当然の義務なんだが・・』
愛してますから・・
なんて言葉掛けてくれるとめっちゃやる気出るんだけどな~
それを女神様に要求するのは無理だと解ってる
解ってるんだが・・
やっぱり
『欲しいよな~~』
徐々に餌付けするしか無いか・・・
そう
先ずは女神様の胃袋を掴むんだ!!
俺は異空間庫の中からチョコレートを一欠けら取り出して何か言おうとしている女神様の口の中にとこレートを押し込んだ。
「むぐっ・・・」
「お・・美味しい~」
うんうん~
幸せそうな表情だ!!
『流石餌付け戦法成功だ!!』
美味しそうにチョコレートを咀嚼している女神様
これで女神様の意識は甘いチョコレートにいってしまっているだろう!!
はぁ~
女神様を助けたお礼に貰った
『自分が頭に描いた魔法を自由に作ってその魔法を行使出来る能力』
めちゃめちゃ凄いようで・・
有る意味使いにくい・・・
どうも全部がこの能力に統合されているっぽい・・・
ラノベのように初級、中級、極大級みたいに火魔法や氷魔法や風魔法が使える訳じゃ無くイメージ力により全てがイメージの鮮明さにより使用魔力量が変わって来るみたいだ。
つまり
『鮮明に細部までイメージした魔法ほど使用魔力は最小になる』
言い換えれば
『いい加減なイメージ力で魔法を発動すると直ぐに魔力切れを起こして倒れてしまう。最悪魔力不足で魔法すら発動しない』
めちゃめちゃ使いずれぇ~~
無限に魔力さえ有れば最高の魔法なんだけどな~
そうそう美味しい話は無いよな~
魔法創造で
『無限の魔力を作る能力』
を作れば良いじゃない!!
って思うかもしれないが
そうれはもう実験済み!!
発動した途端に魔力切れで一瞬で倒れて、魔法すら発動しなかったよ・・(;´д`)トホホ
皆考える事は同じって事だ!!
そう、この世界はそんなに甘い世界じゃ無いって事だ!!
出来ない事を嘆いていてもしょうがない
この世界に転移してまだ2日なんだ!!
この世界じゃ
言わば俺は初心者
『初心者マークを付けた運転者と同じなんだ』
この体を自由に乗り回せるって事の方が可笑しいんだ!!
先ずは!!
『自分の保有魔力を上げる事!!』
ダナ!!
ラノベの知識じゃ魔力切れになるまで魔法を使えば魔力容量が増えるなんて書いてあったが・・
果してその方法がこの世界で使えるのか疑問だが・・・
やらないよりはやった方が良い!!
先ずは何事も挑戦だぜ!!
あとは・・
あの森の魔獣や肉食花にはミスリルの剣じゃ全く太刀打ち出来なかった。
あれは結局筋力のせいだよな・・・
この世界に転移して2日目だもんな~
この草原の魔獣ならば俺のミスリルの剣でも太刀打ち出来たが、流石にあの森の巨大な魔獣達や巨大肉食花には深い傷も付けれなかった・・・
あの100メートルを超える木々の生い茂る森は魔獣の強さ自体が違うんだろうな
『剣の修行もしなきゃな~』
やりたくねぇ~
でも死にたくない・・・
結局は剣も魔法も強くならなきゃこの世界じゃ生き残れないって事だから、結局はやらざるを得ないんだよな・・・・
『それにあの憎たらしい糞神達が居る!!』
あの糞神達をどうにかするには俺が強くなるしか方法が無い!!
そう思って横を向くと・・・・
『女神様に膝枕された女神様の太腿の奥の絶対領域の奥に見える神々しい程に純白に輝くおパンツ』
あ~あそこの顔突っ込みてぇ~
そしてクンカクンカ・・・
う・・・
想像してしまった~~
あそこが・・・・
俺の瞳は暫くの間神々しいまでの女神様の純白のおパンツに釘づけになってしまうのだった・・・
『やっぱり年相応にエロエロな男子高校生なのにあった』
つづく・・・
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