第31話 31.立ったフラグは守られる
『この花全部俺目掛けて襲って来るんじゃね?』
そう思ったのが間違いだったのか?
俺の背中から冷たい汗が流れ落ちた瞬間、
俺はチリチリと皮膚を刺すような感覚に従って体を捻る
そんあお俺の体スレスレノ場所を
『シュッ』
『シュッ』
『シュッ』
っという風切り音と共に大質量に物体が過ぎてゆき
『ドスン』
『ドスン』
『ドスン』
っと30メートルを超すような巨大な花が上空から俺を目掛けて落ちてきて、地面に突き刺さって行く。
「ひぇぇ~~俺は美味しくねぇ~ぞ~」
って言っても聞こえる筈はなく・・
無数の30メートルを超すような巨大な花が俺達を目掛けて飛んでくる
『シュッ』
っという風切り音と共に過ぎ去って行く無数の刀身を開いた花の内部に生やした巨大な花々
「ちょっちマッタ!!」
『シュッ』
「止めろ!!」
『シュッ』
「本当に!!」
『シュッ』
「美味しく無いいんだって!!」
女神アルテナを小脇に抱えながら風切り音と共に俺に向かって飛んでくる巨大な花達、そしてそれと同時に俺達を捕まえようと向かって来る無数の花の蔓
俺はこんな所で童貞のまま死にたく何てねぇんだよ~~
せめて一回くらいは女神様とえっちしたいじゃん!!
えっちするまでは絶対に死ねないぞ~~~~!!
意地でも生きてやるんだ~~!!
『シュッ』
『シュッ』
『シュッ』
『ドスン』
『ドスン』
『ドスン』
紙一重で30メートルを超える巨大肉食花の攻撃を避けてゆく
『シュッ』
どおりで
『シュッ』
『シュッ』
この湖の周りに
『シュッ』
『シュッ』
『シュッ』
魔獣が居ない
『ドスン』
『ドスン』
『ドスン』
ハズだよ!!
は~
は~
くそ~~
避けるのが間に合わねぇ~~
どうする
どうする俺~~~!!
ヤバいぞ!!
『シュッ』
『シュッ』
『シュッ』
『シュッ』
『シュッ』
『シュッ』
『シュッ』
『シュッ』
『シュッ』
俺は美味しく無いぞ~~!!
必死で肉食花と俺を捕まえようと迫って来る蔦の攻撃を避ける俺の頭上が真っ暗に!!
ぎぇっ!!
気づけば30メートルを超す肉食花の花の半分位まで俺と女神様の体は飲み込まれようとしていた。
ヤバい!!
『このままじゃ食べられる!!』
童貞のままじゃ終われない!!
そう思った瞬間
『シュパッ』
『シュパッ』
『シュパッ』
『シュパッ』
『シュパッ』
『シュパッ』
『シュパッ』
『シュパッ』
『シュパッ』
『シュパッ』
・・・
・・・
盛大な風切り音がしたと思ったら
あんなにも激しかった肉食花の攻撃が突然止まった!!
あれ?
そう思い辺りを見回すと・・俺達の辺り一面が切り裂かれ100メートルを超す大木が徐々に倒れてゆく所だった。
盛大な森林破壊!!
何だ?
何だ?
何なんだ~~??
何が起こった?
訳わかんね~~~
訳わかんねえが、助かった感じ?
俺達の周りには切り裂かれた無数の肉食花の花と切り裂かれた蔦の山が・・
そして倒れ行く100メートルを超す大木達・・・
俺は無意識に亜空間庫に収納
そして
ある物をイメージして錬成、そして一気に設置し俺達の拠点に向かって飛翔し、拠点の塀の中に着地した途端・・・
マタマタ俺は魔力切れで倒れるのだった・・・
情けねぇ~~
つづく・・・
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