第29話 29.湖は近くに有ったんだが・・・

膝枕されたまま、何時までも女神様の下着を見てばかりいる訳にはいかないな・・

俺としては何時までもこうして女神様に膝枕されたまま、女神様の神々しいまでの真っ白なおパンツを拝んでいたい気持ちなんだが、不審に思われる前に、今日の目的である湖を探しにゆかないといけない!!


そうだ!!

俺は女神様のおパンツを拝みに来たわけじゃない!!

水を探してたんだ!!


「アルテナ・・あ・・ありがとう。魔力もだいぶ回復したみたい。そろそろ水を探しにゆこうか」


断腸の思いで俺はそう言いながら女神様に膝枕されていた膝の心地よさに未練を残しながら起き上がり女神様に手を差し出す。


だって俺のアソコはまだ女神様の純白の下着を見ていた影響でギンギンに痛いのだ・・

だがこのまま此処に居ると、いつまた魔獣が襲って来るのか解らない


『まだこの世界に体の馴れていない俺達は、極力危険は避けなければならないのだ!!』





『抜き足・・』





『差し足・・』





『忍び足・・』



どうか魔獣と出会いませんように・・・



『ナンマイダー~~あ~~ナンマイダ~・・』



あれ?


これはちょっち違う?


これじゃお経じゃん!!

まだ俺達は死んでない!!死んでない!!


縁起の悪い事は言わないように!!


とにかく、音を立てないように!!


そ~~っと


そ~~~っと


俺達の命が掛かっているんだ!!


森の中に俺は女神様の手を引いてよっくりと入っているのだった・・・

20メートル?


いや


30メートル?


深い森の中なので距離の感覚が狂っていてどの位森に入ったのか解らないが、100メートルを超す木々の間から光が差し込んできていて少し明るくなってきている?


俺達はその光の方向へと音を立てないように進んでゆく


音一つしない深い森の中


音一つしないってある意味怖い気もする・・・


『キラキラッ』


『キラキラッ』


っと木々の間から眩しい光が差し込んでくる。


その方向に向かって俺達は30メートル程歩いただろうか突然に視界が開けた先には、直径500メートル位の湖が広がっていた。


「綺麗~~~」

女神様が湖の水の綺麗さに思わず声を上げた。


確かに!!

湖の水は透き通っていて湖の底まで見えるている!!


だが・・


「静かだな!!動物一匹居ないぞ」


と思わず俺はその景色を見ながら呟いてしまう・

「そう言われれば、確かに可笑しいですね?」


そう


普通ならばこんな水場が有るのならば、水を求めて動物が寄って来てもおかしくないのだ!!

あくまでも俺の知識の上でだが・・


俺は湖に近づき湖の水を手にすくって飲んでみる


「冷たくて美味しいな」


おれは率直な感想を言うと


「じゃ~私も」


と言って女神様も湖に手を入れ湖の水を口に持ってゆく


「美味しい~」


うんうん!!

そうだろう!!そうだろう!!

湖の水は冷たくて凄く美味しい


湖の水を飲むと


『気のせいか体の中から力が湧き出して来るような感じさえする』




元気ハツラツ○○って感じ?



どっかのCMっぽい感じかも!!


って思ってたら俺達の居る場所に影が落ちた感じがして、俺は瞬間女神様を抱き寄せ力いっぱいにミスリルソードを振り抜いた。


次の瞬間



「ガキーーーーン」



っという金属と金属がぶつかり合う音が森の中に木霊し、その衝撃で女神様を抱き締めた俺は一気に弾き飛ばされた。



つづく・・・・

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